役員になりたいのは正義だけどさ、そのままだとポンコツみたいな人生になるけど、どうする?
6月といえば、総会の季節です。
ということは、役員改選の時期でもあります。
会社員としてのゴールは人それぞれだと思いますが、役員就任はその代表的なゴールと言っていいでしょう。
新卒として入社したとき、入社式に出席する役員たちから表現できない迫力を感じたのではないでしょうか。
これまで付き合ってきた大人といえば、親を除けば先生かバイト先の店長くらいのもので、入社後に会う役員は「初めて交流するガチのビジネスマン」だったと思います。
そして、入社して数年経つと、それら役員が神様のように遠い人に感じます。
直属の上司や、さらにその上司たちがいつも顔色を気にしている役員という存在。その人物の重要さがだんだんと刷り込まれていきます。
役員=無条件に偉い人
そんなステレオタイプの概念に疑問を抱かなくなるのに3年もかかりません。そして、自分が役員になれるなど想像もできず、どこまでも遠い存在として認識していくのです。
なりたいかどうかは別として、役員就任を一つの到達点とみなすのは無理はもないことです。役員になるのは決して簡単ではないことを会社員なら誰でも知っているからこそ、仰ぎ見る頂きとして認識しているのです。
しかし、役員になることが到達点、そう考えてしまうと、少し困ったことになりかねません。
はっきり言って、人生の約半分が台無しになる。
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会社というのは基本的にイレギュラーを嫌います。逆に大好きなのが安定性です。
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