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#48 本業と副業の“◯◯”を意識しないと人生爆散するって話

副業をする人、したい人が増えている。

下記の記事では、副業を実施したと答えた割合は、前回調査から約4ポイント増加し35%となっており、副業を実施するつもりだと答えた割合は、3ポイント増加の49.5%となっている。

特に、約半数の人が副業をするつもりであるとの結果にはインパクトがある。

独立行政法人労働政策研究・研修機構が2024年5月19日に公表した「副業者の就労に関する調査」では、副業をしている人は6%しかいないことから、副業市場に参入してくる予備軍が膨大にいることがわかる。

https://www.jil.go.jp/press/documents/20230519.pdf

副業に関する労働法の見直しの議論も進んでいるなど、副業がしやすい環境の整備はもはや国策と言っていい。労働生産人口の不足を副業でカバーするのは、働き方改革で可処分時間が増えた時代において、理にかなった話に見える。

また、昨今の物価の上昇は一時的とは言えない様相で、庶民の家計の余裕はゴリゴリと削られている。僕は来年度から娘二人が大学生として他県で同居するが、必要な食費や生活費を考えるだけで吐きそうになっている。自分の学生時代の一人暮らしの予算感覚では、とても生活などできない。

また、税金や社会保険料は容赦無く上がっていくだろう。国の構造からして無理からぬ話に見える。

生活を維持するために副業する。そんな人が増えるのは間違いない。というか、副業を前提としたライフプラン二ングが当たり前の時代になってもおかしくない。何しろ、いまでさえ副業をやるつもりの人は約半数いるのだから。


僕は以前、副業の選び方についてのnoteを書いた。

多くの人が副業の経験をしていないから、周りに知見を持った人も少ない。なんせ、実際にやっている人は6%なのだ。今後も副業選択についての知見はニーズがあると思われる。

今回は、副業の選び方について、別の視点から話したいと思う。

これは、「副業が当たり前になる時代の、生き延びるための視点」と言えるものだ。

もちろん、暫定的な猫山的意見にしかすぎない。

でも、誰かの意見を定点にして、自分で思考していくのはとても重要だ。

ぜひ、参考にしてほしい。


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副業は、短期間ではなく、半永久的な“生業なりわい”としてやっていくことになる。

その反対、というかベースにはもちろん本業がある。本業があるから副業という概念は成立している。

本業と副業。

それらにはいくつもの違いがあるが、もっとも大きなものは以下のものだろう。

『副業は、複数持つことができる』

副業の公的な定義はないが、ここでは「本業=雇用契約あり」「副業=雇用契約なし」ということで進めていく。

二つの会社で雇用契約を締結したら、それは「兼業」となるだろう。現在の日本ではレアケースだと思うので、このnoteでは触れないことにする。

雇用契約を締結した本業は一つしかない。だが、雇用契約を結ばない業務委託契約や受注業務、または自身でモノ・サービスを販売するなどの副業は、理論上いくらでも増やすことができる。

その視点に立って、副業を当然のものとしながら長期的に安定して稼ぎ続けていくには、以下の3点を注意しなければならない。

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