【バニーガーデン】お紳士様向けだがNTR属性もイケる恋愛ADV
Nintendo Switch / STEAM で2024年4月18日(Steam版は4月19日)に発売されたバニーガーデンをプレイした感想など。
この記事では『バニーガーデン』のネタバレがありますのでご注意ください。
バニーガーデンとは
対応ハードはNintendo Switch / STEAM、レーティングはCERO D:17歳以上対象となっており、規制の厳しいプレイステーションやXboxを捨ててギリギリのラインを攻めているところに開発者の本気を感じる。
価格はNintendo Switch版が2,980円、STEAM版が3,480円とお財布に優しい。
ジャンルは心が清らかなお紳士様向けの恋愛アドベンチャーゲーム。
重大なミスで会社をクビになった主人公がバニーガーデンへ通い、癒やされながらキャストと恋愛を育むというストーリー。
注目はPTA(パンツ・たくさん・ありがとう)システムで、キャストは日によって穿いているパンツが変わるというこだわりがすごい。プレゼントしたパンツやパンストを穿いてくれることもあるよ!
花奈
天真爛漫で明るく優しい新人キャスト。一人暮らしでチワワを飼っている(意味深)
CV:星谷美緒さんはウマ娘 プリティーダービーのマヤノトップガン役などで活躍されています。
凜
アニメやマンガが好きな、オタクに優しいタイプのギャル。
CV:鈴木絵理さんはウマ娘 プリティーダービーのトーセンジョーダン役などで活躍されています。
美羽香
クールの皮を被ったキュート属性。私の母になってくれるかもしれなかった女性だ。
CV:田澤茉純さんはウマ娘 プリティーダービーのイクノディクタス役などで活躍されています。
つまりバニーガーデンは実質ウマ娘、はっきりわかんだね。
バニーガーデンの攻略方法
バニーガーデンの実績を全て解除するまでプレイして約12時間。
1週のプレイ時間は約3時間程度。全部で4週(3人のキャストエンド+ハーレムエンド)する必要がある。
攻略といっても特に難しい点は無く、借金しない程度に毎週バニーガーデンに通ってお気に入りのキャストと会話しつつ、ときどきバニーパンチか一番安いボトルを入れて、誕生日イベントで専用プレゼントを贈るだけで基本的には結ばれるハズ。
勝手に給料が上がっていくので、金策であるギャンブルや派遣はまったく必要無かった。
2週目以降はショップに『ラブカウンター』というアイテムが出現する。購入するとキャストの好感度が表示されるため攻略は楽になるがゲーム感が出て萎えるのであんまりオススメはしない。
ちなみに酒(ヨウマンド:150,000円のボトル)と好感度は軽く調べた結果以下のようになった。
Wヨウマンドの注文で好感度がほぼ1ゲージあがるのに対して、キャストだけヨウマンドを注文した場合は約55%、主人公だけヨウマンドを注文した場合は約45%程度の好感度上昇だった。
お金が無いからといってキャストにだけ高い酒を飲ませるよりは二人ともそこそこのお酒を飲んだほうが好感度が上がると思われるが、まぁそんなにシビアなゲームではないので気分で選んで良いだろう。
ちなみに安い酒やフード、プレゼントでは好感度はほとんど上がらない。現実は非情である。
また、誰とも結ばれない状態で9月末を迎えると発生する閉店エンドと借金を抱えた状態で7月に突入すると発生する漁船エンドがある。実績も無いので特に見る必要はないが。
目指せハーレムエンド!
3人のキャストと結ばれて、ハーレムエンドは流石に難しそうだなぁと身構えていたらなんと『成金モード』が開放された。
最初から5000万円所持しているので高級ボトルやプレゼントを贈りまくることができるという公式チートのようなモードである。
あんなに苦労したキャストの好感度がガンガン上がっていく……。好きなドリンクやフードを注文したり、がんばって会話を覚えたり、一緒にゲームをしたのはなんだったのだろうか…。
所詮この世は弱肉強食。強ければ生き、弱ければ死ぬ。お金が全てという資本主義の現実を突きつけられる。
さて、この手のシステムは最初は楽しいが、それ以降まともにゲームをする気が失せるのでゲームの寿命を大きく縮めてしまうのだが…。
しかし開発側もこのゲームは繰り返し何度も遊ぶゲームではなく短命であることを理解しているのだろう。『最後に思いっきり楽しんでいけよ!』という開発スタッフの心遣いを感じた。
娯楽に溢れた現代で、まったく話題にならないゲームも多い中、一瞬だけど閃光のようにまぶしく燃えて生き抜いてやるっ!!
それがバニーガーデンの生き方だっ!!!
ちなみに全員の好感度を上げると入店時にちょっとギスギスするのは笑った、しかもこの後個室に誘ってくるのである。女の子同士の牽制怖いっす…。でもここからしか得られない栄養素がある。
一粒で二度美味しい…? NTR属性にもオススメ
さて、ここからは完全に個人の性癖の問題なのだが、このゲームは純粋に恋愛アドベンチャーとして楽しんでも良いのだが、ちょっと変わった楽しみ方もできる。
彼女たちもお仕事でやっているわけですから、当然主人公以外のお客もいるわけで…。
『キュンとくるセリフも、どうせ他の客にも言ってるんだろ…』
『休日は俺より貢いでいる成金や本命の彼氏と楽しんでいるんだろ…』
『花奈ちゃんのワワちんって本当に犬のことなんですかね…』
そんなふうにNTR属性として見るととっても捗りました!
でも脳破壊されるのもほどほどにね!
良かった点・悪かった点
バニーガーデンの良かった点
3Dモデリングのレベルの高さ
それなりに会話パターンが多く、フルボイス・ASMRあり
学園モノの恋愛アドベンチャーには無い、お金が絡んだ関係が新鮮である
安い酒のときは上から取り、高い酒のときは下から取るのでよりおパンツが見えるシステムは天才だと思った
開発者のお胸とお尻とおパンツへの情熱がものすごく伝わってきた
バニーガーデンの悪かった点
セーブデータが10個しかないので好きな会話やイベントを見返すことが難しい
チェキ回想がセーブデータから読み込む方式なのにクリア後にセーブできない
ミニゲームがワンパターン
2周目以降は作業感が強い
解像度がフルHD(1920×1080)なので画質が悪い(非公式の方法で上げることはできるが自己責任で)
ASMRはおまけ程度(ASMR目的ならDLsiteやFANZAで販売している本格的なヤツを探したほうが満足できると思う)
まとめ
Steamの売上ランクで1位、Nintendo Switch ダウンロードランキングで2位を記録したとのこと。
恋愛アドベンチャーという今の時代はあまり流行らないジャンルのゲームがここまで売れているのは、ちょっぴりエッチで配信者もリアクションしやすいという配信映えするゲームシステムだろう。
『スイカゲーム』や『8番出口』といったゲームの売れ方・認知度の広まり方に似ており、今の時代のSNSマーケティングの重要性がわかる。私も実際にYoutube配信者のプレイを見てこのゲームを知ったしね。
また、開発者が作りたいゲームを本気で作っているのが伝わってくるのも大きいと思う。数字しかみていない売上至上主義の大手メーカーには絶対に作れないゲームである。
3000円という価格の分は充分に楽しめたので、もし続編があるのなら期待したいね。