ある日のトーキョー/お弁当とフルコース
母に高級レストランに誘われたのだが、「仕事があるのでみんなで行ってきて」とお断りした。
「おいしいものを食べさせてあげたい」とのこと。「明日の予定は」ときかれ「とくにない」と答えると、すかさずコースの予約の電話をいれる母と姉。
とりあえずその場を離れ、
そっと別の場所に移動して仕事をしていると
母がお弁当をつくってくれたものを姉が届けてくれた。
小、中、高、とほぼ毎日食べても飽きなかった大好きな母のお弁当。
高級フルコースより、こっちのほうがずっとごちそうなのになあ。
とおもう。