XRにあるだけたくさんの五感を詰め込む

まず初めに、私はVRに五感を盛り込んでより体験をリアルなものにしたいと思っている。
VRだけだと視覚と聴覚からの情報しかない。そのため没入感をそこまで得られない。
嗅覚。触覚。味覚。これらをどうにか再現して、VR世界なんて比じゃない。もう一つの世界を作りたいと思っている。没入感は半端ないだろう。
技術的にも(金はめっちゃかかるが)実現は可能かと推察する。
まず嗅覚。色の三原色のように簡単にはいかないが、確かどこかの大学がにおいを再現するという研究をしていた気がする。
触覚は空中ハプティクス技術という超音波を使って触覚を再現する技術と風を使って再現する。
空中ハプティクス技術、とても進化していて超音波だけで軽いものなら浮かせることができる。
味覚は...嗅覚の発展といったところだろうか。
メロンのにおいのするコップに水を入れて飲むとメロンジュースに感じるといった商品もあるので、可能なんじゃないかなと思う。

完成形としては
球体全画面のヘッドセットレスVR(プラネタリウムの縮小版のようなもの)
その中がそのままVRのようになっていて、頭に重いものをつける必要は一切ない。
全体から映像を映し出して立体に見せるのと、超音波と風と音を多方向から出してよりリアリティを高める、モーションセンサーで全体の動きを図り取るために球体になっている。
操作方法はキーボードかジョイステックか身振り手振り。

これだけだとさすがにアバウトすぎるので活用例をいくつか出していく

空中ハプティクス×キーボード
最高ではないだろうか。仮想空間の中の空中に浮いた光るカッコイイキーボードに触覚までついたら。
少なくともロマンではあるんじゃないか。

観光地に家からどこへでも行ける(もちろん聖地巡礼も可能)
この五感全込みの機械(?)が実用化され、コストダウンすることができたなら、家で観光することも可能になるだろう。
現地の空気とほぼ一緒の物を吸い。現地の屋台などのにおいも再現され、旅行に行った気分になれるだろう。
ちょうど今のような外出制限がなされている間はこのような旅行スタイルもありではないか。
(個人的にはベトナムの屋台を見て回りたい
留学もやりようによってはできそうである。

次にソフト面の案だ
サマーウォーズはご存知だろうか?
OZの世界とは、簡単に言うと現実世界と密着した世界であり、いろいろな登録事やeスポーツ、フリーチャットなど現代のネットでできることが大体できる場所である。
私が作りたいのはOZの世界の延長線にリアルさを追求したものだ。
ヘッドセットレスVRで楽しんでもらうのが一番良いが、嗅覚など限られた部分だけを専用端末や、スマートグラスなどで楽しむことができるようにすれば利用者も増えるのではないだろうか。
この世界は未完成だ。
なぜなら利用者がプレイヤーであり開発者だからだ。
好きな世界がないなら作ればいい。完成という言葉はこの世界には無い。
そしてOZのようなものは別の世界と現実をつなぐロビーでしかない。
そこからどの世界にでも飛んでいけるような構想をしている。
ロビーからの拡張世界(例:ある都市を丸々再現して観光したり、ゲームの主人公になってみたり)は管理者側が作るのもできるし、利用者が開発者となり自分で新しいものを付け加えることもできる。もちろんその世界の中で。(外でも可)
ハローワールドという映画、もしくは小説をご存知だろうか。少々ネタバレになるが、主人公は仮想世界の中で万物を作り出す力を持っている。
そのように、仮想世界なら自分の手で全てを作れる。天地をひっくり返せる。と言ったような感じで拡張世界を作って欲しい。
冗談抜きで無限の可能性があると思う。

しかしセキュリティが少し心配だ。
サマーウォーズのようにならないために、量子コンピュターのアルゴリズムでも解けないようなセキュリティを作ることが求められるだろう。
大学ではセキュリティについて学んで今後に役立てたいと思う。

とある高校生。

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