おいしいおたより〜トマト〜
「おいしいおたより」は、旬の食べもののレシピを添えて出すお手紙です。
お友だちにあててゆるゆるつづります。
お返事する相手・・・ポエジオ食堂さん
詩のソムリエさん。料理もお上手。博識で優しくてお酒飲み。わたしはぺろりんと呼んでいます。
前回のお手紙はこちら
ぺろりんへ
こんにちは、ぺろりん。すっかり暑いね。わたしはとても元気です。もりもり食べています。ビールもおいしい。ぺろりんも息災やろうか。
お庭にトマトがおるの?それは素敵ね。自分で作ったトマトはさぞ美味しかろう。わたしは枯らす天才でサボテンを2度干物みたいにしてしまいました。懲りずにミントに挑戦中よ。いつかトマトにたどり着けたらエエんやけど。
どすこいトマトイカすわね。わたし小さい頃は偏食の王さまやったのでトマトはダメやったの。今はとても好き。ここから美味しい季節がやってくるね。
素敵なトマトの詩をおおきにありがとう。お名前かわいくてオシャレ。そういう見かたできてたらもう少しトマトとの和解も早かったかもしれへんね。
わたしもプチトマト漬けたりします。お出汁に薄口醤油、酒、味醂、お塩で浸し地を作って湯剥きしたプチトマトとチェリーモッツアレラを一緒に一晩漬け込むの。お酒の肴ですね。
最近おそわったんやけど杏露酒に漬け込むのもエエのよ。不思議なことに桃の香りがいたします。デザート枠。そのままでもエエし、ちょっと一工夫するのも楽しい。
凍らせたトマトと桃をハチミツと一緒にブレンダーにかけるとあっという間にジェラートになるの。杏露酒漬け、モッツアレラ、素揚げしてパウダーシュガーをふったバジルを飾ってトマトのパルフェ。どうかしら。
こうやってモッツアレラと合わせるのはカプレーゼが好きやからなのよ。お店でいただいて気に入ったものにソフィアローレンの愛したカプレーゼというのがあって、トマト、バジル、モッツアレラ、ここにオレンジが入ります。トーストにのせて食べるのがおススメよ。噛んだときフレッシュでジューシーなのが癖になります。
最近焼きトマトにもハマっています。そのまんま。焼くだけ。これをパクチーと合わせてサラダにするの。トマトの酸味があるから加えるのはお塩とごま油のみ。カレーの付け合わせなんかにもエエね。
もっと夏真っ盛りになったらトマト香油も仕込まんと。トマトとオリーブオイルをオーブンにポーンと入れて1時間焼いたら完成。これね、オイルに旨味がうつってたまらんのよ。ドレッシングにしたりそのままトーストにのせたり。冷たいパスタにも合うし、なんとラメンにもいけます。いろんなお料理のアクセントに使えるの。便利よ。
トマト語りがえらい長くなってしもたん。わたし、若山牧水さんを笑われへんね。
今日はこのへんで。お手紙うれしかったよ。ほな、またね。