おいしいおたより〜ころりんとかわいいもの〜
「おいしいおたより」は、旬の食べもののレシピを添えて出すお手紙です。お友だちにあててゆるゆるつづります。
お返事する相手・・・ポエジオ食堂さん(お料理上手の詩のソムリエさん)
いただいたお手紙。
ぺろりん最近はどう?わたしは元気!ようやくいつもの仕事に戻れて毎日ご機嫌です。
ビールおいしいねぇ。一年中おいしい気もするけど。今くらいのシーズンは軽いビールばかりになるね。ベトナムの薄甘いビールに大きな氷を入れて飲んだり、ハイネケンにレモンを半個も絞り入れたりしているよ。
雨の日はそんなに嫌いではないの。家にこもる口実ができるから。すこし暗い部屋で音楽を聴いたり、好きな写真がたくさん載っているお料理の本をパラパラとめくったりしているよ。それに飽きたら野良紫陽花のチェックにお散歩に行ったり。今年もたくさん綺麗な子を見つけました。
可愛らしい詩をおおきにありがとう。これの何が良いかって、「でてこないか」ってただ「ねころんで おもってる」ところ。日曜日の感じが出てるね。こういう過ごし方も好きです。
ポルボロンおいしそう。昔作ったことがあります。最初に小麦粉をオーブンでうっすら色がつくまで焼くのが面白かった。香ばしいのよね。きなこバージョンやってみたいな。
わたしが思うころりんは断然おむすびです。昔々からどんぶらこと言えば桃、うんとこしょどっこいしょと言えば蕪、そしてころりんと言えばおむすびよ。
おむすび大好き。普通にお茶碗にごはんを盛るよりたくさん食べられてしまう。なんでやろうね。不思議です。
なにを入れてもエエという自由さも気にいってます。炒めたベーコンをごはんに混ぜ込むのがおいしいと白ごはん先生が教えてくだすって、さっそくおむすびにしたり。
季節のごはんをおむすびにするのも好き。春先の豆ごはんや筍ごはんに鮭を混ぜこむのは贅沢なお約束のひとつ。
今の季節やったら枝豆のまぜごはんのおむすびね。しそわかめや鯵の干物を一緒にまぜてキュキュっとむすびます。摺り下ろした生姜にお醤油をすこしおとしたのもエエよ。食欲のないときに是非。
一番のお気に入りはなんといってもたぬきむすび。天かすと奴ネギ、胡麻、鰹節、ちょこっと七味。ここに土佐醤油をクルッとひと回し。この子はなんといってもおでんやおうどんとの相性が最高です。
また話が長くなってしまった。手紙でもわたしのおしゃべりは変わらんね。読んでくれておおきにありがとう。美味しいものをたくさん食べて夏に備えましょね。ほな、またね。