まるごとバングラデシュ11-三びきのやぎのがらがらどんのこと-

今日はこの有名な絵本のお話 ノルウェーの昔話だそうで 日本では福音館書店より約60年前に刊行された また2005年には小峰書店より 『やぎのブッキラボー３きょうだい』というタイトルでも刊行されている がらがらどんとブッキラボー 謎のオノマトペ感満載で 名付けた訳者の感性に頭が下がる 先日書店でユニークな挿絵に惹かれて購入したのがこちら↓ タイトルは 『３匹の勇敢なやぎの物語』 バングラデシュにも本の虫が多く 私の住む街にも神田神保町のように書店が続く通りがあり 学生

まるごとバングラデシュ10 -インターネットのこと-

インターネットが普及したおかげで 世界のどこにいてもライブニュースが手に入る今日 日本から約5,000キロ離れた バングラデシュにいても 次期総裁選のこと 知事のパワハラ問題 台風情報など リアルタイムで知ることが出来る 国際電話も少し前までわずかな時間の会話さえ高額だったため 家族や恋人、友人とのたわいない お喋りさえ我慢をしてきた人々も多かった 今から約50年前の電話料金一覧がこちら↓ 基本料金は通話３分で エジプトやモロッコは5400円 例えば『もしもし〇〇ちゃん

まるごとバングラデシュ9-意外と乾かない洗濯物-

先日の滝のような雨の心配は 今のところ無くなったが それでも日に何度かは 突然ザーザー音を立てて やってくる 洗濯物を屋外で夕方まで 干しっぱなしにしておくと 乾く→濡れる→乾く→濡れるの エンドレス バングラデシュは暑いので すぐに乾きそうな感じもするが 熱帯モンスーン気候で 高温多湿のため今の季節は 薄いコットンボイルさえ パリッとはならない 水質の違いもあるが 日本の方がよほど速乾だった 反対にドライ過ぎて 常にリップクリームや保湿剤を 手放せなかったけれど バン

まるごとバングラデシュ８-６日ぶりの太陽-

今回は本当に長かった もともと雨が多いシーズンでは あるけれど まさかここまで降るとは 予想をしていなかった 私の住むアパート周辺の 家も主要道路も水に沈み その深さは リキシャや車のタイヤが隠れるほど ニュースでもあちこちの村で 家財道具や牛、鶏を抱え避難する人々の姿があった ８つの市町村で300万人以上が被災した今回の災害は隣国インドがダムの水を放流した為、バングラデシュを流れるゴムティ（グムティ）川の水位が急上昇したことによる人為的災害との声も上がっていた （この

まるごとバングラデシュ７-写真多め✳︎町のこと-

朝からバケツ級の雨 数日撮り溜めた写真があるので 今日は文章少なめで街の 様子をご紹介します フツカはパニプリ. ゴルガッパ など国や地域によって 様々な名前がある カリカリに揚げたピンポン球状の 揚げ菓子に穴をあけ マッシュポテトやお豆 などを詰め込んで 酸味や辛味の効いたソースを かけて食べる 定番のファストフード 日本でも明治から昭和初期頃まで 使用されていた 天秤棒をかついで 行商をするスタイルが バングラデシュでは 今も多く見られる 販売している商品は写真のよ

まるごとバングラデシュ６-お米とお魚だけじゃない-

統計では 世界でいちばんお米を食べる国が バングラデシュとのこと 消費量をおにぎりで置き換えると １日で10コ前後を食べているそう これは日本の平均消費量の 4から５倍量に相当し 日本で5日分のお米を バングラデシュでは１日で食べる 計算になる どんなふうに食べているかというと カレーはもちろん 米粉としての需要も多く お菓子や薄焼きパンなど いろんなレシピに登場する 通貨にも刻まれるほど 米と魚の国と形容されるのも うなずける ただ 意外にパン好きも多く お店のショー

まるごとバングラデシュ５-物価のこと-

雨つづきでお買い物を また明日また明日と延ばしている うちに食材も尽きてきたので 今日こそは…と外に出てみる アパート下から100mほど先までまっすぐ伸びる道の側で 大きなマーケット（荷車で野菜や果物、日用品などを販売している）を毎日やっているけれど夕方から始まるため昼間は静まりかえっている そのため10分ほど歩いて スーパーマーケットに向かう 店名は『Shwapno』 ショップノ：夢の意味で国内では 最多の440以上の店舗を構える 大抵のお店では欲しい物を見つけても値

まるごとバングラデシュ４-家庭用品のこと-

朝はまとまった雨が降っていて ネットでは31℃とあったが 部屋が高層階にあるため 少し肌寒く感じた 6月頃からやってくるモンスーンのおかげで天候がコロコロ変わる そんなことは慣れっこで 雨が降ってきたからと急ぎ足になる人はいない そういえば走っている人を見たことがないといっても過言ではない （特に大人の女子たちは） 今日はバングラデシュらしい家庭用品をご紹介しようと思う それがこちら⤵︎ これはjharu カタカナならジャルー、ジャールーが近いと思う　地域によってはj

まるごとバングラデシュ３-その後-

リーダー逃亡という結末から２日目 歩いた方が早いと思うほど 渋滞が慢性化した道路の傍には リキシャやオートリキシャが 綺麗に整列していた まばらに走っているけれど 乗っている人は少ない 沿道にとまる車中で寝ている人もいれば近くでチャを片手にパンや ビスケット、バナナを食べながら 居合わせた人と会話を楽しんでいる 街の方のお店は80%程が 閉まっていた 重厚な扉に手のひら程の南京錠が いくつもぶら下がっていて 開いているところといえば 病院か薬局、コンビニ（駄菓子屋さん）で

まるごとバングラデシュ２-音信不通-

通信状態がまだまだスッキリしない今日 2024年８月５日(月) バングラデシュの歴史がゴゴゴーっと動いた 先月から始まった『政府対学生』の 衝突は日を追うごとに加速増大し　 ながくバングラデシュを指揮っていた 首相シェイクハシナが辞任し妹と一緒に 隣国インドへ逃亡の速報が流れた 今年4期目（通算５期目）の再選を果たした 選挙も汚職まみれだったという 確かに日々の生活の中でもチップという名の 賄賂が隠しも隠れもせず横行している 日本では世界のニュースは詳細に 報道されない

まるごとバングラデシュ１-近所のマーケットのこと-

ここ３日ほど長雨のおかげで かなり涼しく快適に過ごしている そして雨が多く気温も高い この国では植物の生育も早く まるでタイムラプスを 見ているかのよう 普段の日中は日差しも強いため 用事がなければ外へは行かず お昼寝をしたり家で過ごす人が 多い 日も傾きかけ暑さも 若干しのぎやすくなる頃 アパート下の長くまっすぐ続く通りの両側は行商人の荷車で埋め尽くされる 荷車には仕入れてきたばかりの 野菜やフルーツ、魚、日用品など が並び多くの人の足をとめる 買い物の合間に ファス

18日朝起きると通信不通 情報が入ってこないので ダッカでの学生と治安部隊の 大規模な衝突が原因であることは 数日して知った 昨日、通信不安定ながら一次繋がる 停滞していた心配のメール、LINEが山ほど来た とりあえず元気です👍🏽