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家と、うち、ねこすけんち

「家」と「うち」、だんだんはっきりと違いを感じるようになりました。

家 = 建物、House
うち = 暮らす場所、Home
英語のほうがわかりやすいですね。

ねこすけんちは、ずっと「うち」をつくっています。


家ってなんだろう?

「無印良品の家を建てようと思ってるんだ」と、ねこすけの母と、ねこすけ夫のお父さんお母さんに伝えたときの話。

ねこすけ母 「無印の家 !?テレビで見たよー!車停められる?」
ねこすけ夫の父母 「いいなー!布団は持ってくから買わなくていいよ!」
どちらも楽しみにしているようでした。

見知らぬ土地に家を建てることに親からの反対も多少は覚悟していました。緊張しながら話したのですが、私たちが思っていた以上のテンションの高さに驚きました。楽しみにしてもらえて、うれしい。

「無印良品の家」はいまはまだ知名度が低いようですが、「無印良品」のイメージはみんな知っています。それが「いいね」のもとになっているんだと思います。

無印良品の家は、無印良品の商品の一つです。ほかの商品と同じで無駄がなくてシンプル。ぱっと見の珍しいデザインの奥には、考え尽くされた合理性があると思っています。

木の家で例を2つ。

外壁のガルバニウムは耐用年数が長く、メンテナンスも少なくて済む素材。非常に軽いため耐震性が高いと言われています。また、サイディングや塗り壁に比べ、実は固定資産税が安い。長年暮らしていくことを考えるとランニングコストも重要です。無骨なデザインの裏に、こんな優れた機能が隠れているんです。

内装はAEP塗装、塗り壁です。汚れたりキズがついたりしたら、自分で塗り直して補修することができます。壁紙に見られるような経年による色変化も少なく、気になるところだけ直しながら永く付き合っていける仕様です。その上で、質感が良い。

機能があって、それに伴うデザインがある。
そこが、無印の家の好きなところです。

家は暮らしの「器」です。
中に住む人間は成長し変化していきますが、その変化を受け止め、守ってくれる器。それが「家」であり、ねこすけが「家」に求めるものであり、無印の家のコンセプトだと思います。


うちってなんだろう?

ねこすけんちはずっと「家を建てている」より「おうちをつくっている」感覚でした。HouseではなくHomeをつくっている感覚。そのせいか、新築祝いという言葉が、ありがたいのだけれど、なんだかぴんときませんでした。

数ヶ月にわたる無印との打ち合わせ。悩んで悩んで決めきれなかったことが、実はたくさんあります。脱衣所の収納をどうしようか、どこを仕事場にしようか、庭はどうしようか、お客さんが来たらどうしようか、などなど。

考えてもわからないことはわからない。暮らしてみないとわからないし、変化があるかもしれない。だから、あとからできることは、あとに残しておくことにしました。

そして、それより先はハウスメーカーにはできないこと。暮らしながら自分たちでつくっていくものが「うち」なのかな、と思います。


家を建てることは、うちをつくることの、ほんの一部。

家の建設が終わってからも、暮らしながらずっと「おうちづくり」を続けるつもりです。ねこすけんちを「自分たちらしくいられる場所」にしたい。

だから、「おうちづくり」はずっと続きます。


#ねこすけんち

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