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企業分析などについて調べたこと考えたことを書いています。noteはリサーチメモとして使…

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企業分析などについて調べたこと考えたことを書いています。noteはリサーチメモとして使っています。色々書きますが投資はあくまで自己の判断でお願いします。

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最近の記事

米国上場企業分析|Draftkings Inc.(DKNG)

 前回はSkillzについて書きましたが、今回はSkillzと同じ投資家がSPAC上場を仕掛けた会社、Draftkings(DKNG)について調べてみたいと思います。  Draftkingsは米国でファンタジースポーツおよびスポーツベッティング、オンラインカジノなどのサービスを提供している企業です。ファンタジースポーツとは実在するスポーツ選手を組み合わせて仮想のドリームチームを作りその選手の現実世界での成績をベースに他者と競い合うゲームのことを言います。  Draftki

    • 米国上場企業分析|Skillz Inc.(SKLZ)

       本日はSkillz Inc.という​ゲーミングプラットフォームを提供している会社について調べて見たいと思います。昨年SPAC上場をした銘柄ですが、直近では以下のグラフの通り最高値の46.3ドルから真っ逆さまに落ちていっていました。凄い落ち方ですね。  先週はこの後に及んでWolfpack Researchからショートレポートが出たりと散々な状況になりましたが、ショートが溜まっていた事もありReddit民による(?)ショート狙い打ちやショートカバーもあり12ドル台から一日で

      • 米国上場企業分析|Lightspeed POS Inc(LSPD)

         前回のFutuの記事に続きフィンテック銘柄について書いていきます。今回はLightspeed POS(LSPD)というカナダのPOSベンダーについて調べて見たいと思います。ざっくりとした概要についてはやすさんの連ツイをご覧になってください。  要は小売・レストラン向けが主軸のPOSベンダーです。コロナでガッツリと影響を受けたレストランなどが主要顧客になる為、2020年Q2はやや売上を減らしているものの、あまり大きなマイナスインパクトとまでは無かった様です。いわゆるサブスク

        • 米国上場企業分析| Futu Holdings Limited(FUTU)

           さて、久々の個別銘柄の記事になります。一部10月後半くらいに書いていた自分用のメモをそのまま使っている箇所もありますので、古い情報が残っていたらご容赦ください。  今回は香港のオンライン証券会社のFutu Holdings Limited(FUTU)について調べてみたいと思います。Futuは個人向けのオンライン証券プラットフォームがメイン事業ですが、米国のRobinhoodと同様に無料/超低コストの取引手数料で顧客を集めつつ、ユーザーへの貸付(信用取引)で金利を取ったりも

        米国上場企業分析|Draftkings Inc.(DKNG)

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          neko's note #8|財務分析について

           本日は財務分析を行う際に日頃考えていることについて書いてみたいと思います。「財務分析」というとなんだか仰々しくなってしまいますが、グロース株の投資検討を行うに当たってはそこまで難しいことを考える必要は無いかと思っています。特に今の相場だとファンダをガッツリ見ても無意味だったりするケースも多いので、あまり過去の業績について細々と見すぎる必要も無いかと考えています。  一方で、とは言え投資前に投資仮説を立てるに当たって見ておかなければいけない点というのはいくつかある訳で、その

          neko's note #8|財務分析について

          neko's note #7|対象市場の分析

           なんだか久しぶりにnoteの執筆をしています。11月中旬にワクチン承認の兆しが本格的に見え始めたことでグロース銘柄の潮目が変わり、色々と銘柄選定をしなおしたり、続けざまにAirbnb・Roblox・Doordash・Wish・Ozon・C3.aiなどなどの注目IPOがあったりと記事の執筆の時間が中々取れない1か月でした。  今回は分析をしようとする銘柄が対象としている市場の分析、という観点で普段考えていることを書いてみたいと思います。 0.分析の観点 市場の分析、という

          neko's note #7|対象市場の分析

          neko's note #6|イスラエルDeep-Techスタートアップの資金調達動向

           今年3~4月の外出自粛で生じた暇な時間を使ってイスラエルのDeep-Techスタートアップの資金調達状況について調べていたので、その際に書いた記事のリライト版です。追加調査は行っていないのでこの半年のアップデートは抜けてしまっている点はご了承ください。  未上場会社でも盛り上がっている領域があれば近々上場株マーケットにも影響するのかも?と思い調べていた次第です。上場株投資をやる場合でもたまにこうしたリサーチをやっていると知識の幅も広がって色々活かせると思うので、余力のある

          neko's note #6|イスラエルDeep-Techスタートアップの資金調達動向

          neko's note #5|ビジネスモデルの分析について

           銘柄の分析において必要になる要素はいくつかありますが、欠かせないのはビジネスモデルの分析です。  ビジネスモデルが把握できていないと正しい観点での財務分析ができませんし、市場や競合の分析をしても正しい示唆が出せませんので、このビジネスモデルの分析無しに企業分析な成り立たない訳です。  本日はこのビジネスモデルの分析について普段考えていることを書いていこうと思います。ただ色々網羅的に書こうとすると抽象度が高くなり過ぎてしまうので、ハイテク企業を分析することをやや念頭に置い

          neko's note #5|ビジネスモデルの分析について

          米国上場企業分析|The Trade Desk, Inc.(TTD)

           今回はThe Trade Desk(TTD)という会社について調べてみたいと思います。Trade Deskはプログラマティック広告を配信する際に必要となるDSP(Demand Side Platform)のツールを提供している会社です。  プログラマティック広告とはネット広告をリアルタイムで入札形式で買い付ける形式の広告となります。  通常のネイティブ広告やアドネットワークの場合には「どこに広告を出稿するのか?」という「面」を抑えて出稿をしていくのが基本です。一方でプログ

          米国上場企業分析|The Trade Desk, Inc.(TTD)

          Roku, Inc(ROKU)|FY20 Q3決算

           昨日2020年Q3の決算発表のあったRokuについて、クイックに振り返りをしてみたいと思います。Rokuという会社を良く知らない、という方は9月末に書いた以下の記事を読んでみてください。 1.FY2020 Q3決算1-1.決算概要  まずは決算の概要からです。2020年Q3の業績自体は、EPSと売上共にアナリストコンセンサスを大きく上回る素晴らしい結果となりました。 Source : Seeking Alpha 1-2.売上(Total Revenue)  売上全体と

          Roku, Inc(ROKU)|FY20 Q3決算

          neko's note #4|Form S-1(目論見書)の読み方

           本日は米国の新規上場企業が提出/開示するForm S-1という書類について簡単に書いていきたいと思います。日本でいうところの目論見書に当たる書類になります。  新規のIPO銘柄が出てきたときには必ず読まないといけない書類なのですが、何ぶん量が多いので読むのが非常に大変です。  最近では色々な方がS-1を読んで分析して記事を書いてくれていますが、一個人が一人で書いている以上、私も含めどうしても多少なりともバイアスもかかってしまいますし、量が多いので見落としも発生します。  

          neko's note #4|Form S-1(目論見書)の読み方

          米国上場企業分析|Shopify Inc.(SHOP)

           今回はShopifyについて調べていこうと思います。6月末くらいから株価としては伸び悩みしており、もう流石に限界かなとずっと思っていたのですが、欧米でのコロナ再拡大も受け、もう一段伸びる可能性もあるのではと思ったりもしています。(好決算&TikTok提携の発表があったにも関わらず、ガイダンスの発表が無かった事や、大統領選前の調整も大きく入り900ドル台前半にまで落ちていますが…)  店舗での販売が難しい状況が再び訪れるとなると、3~4月時点ではEC販売にも舵を切っていなか

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          neko's note #3|対象企業の全体像の把握

           私が普段企業の分析をする際にまずはじめに行うのは、分析対象とする企業の「全体像の把握」といった作業になります。ある程度知っている企業の場合はそもそも飛ばすこともありますが。  どの様な事業をやっているのかという所をざっくり把握するのは通常あまり時間も掛からないですし、誰でも最初にやることだと思いますが、それ以外の部分についてザックリと目線を持つ事はその後の作業のスピードアップにもつながりますし、重要な論点を落としてしまう可能性を減らしたりすることが出来ます。 1.Che

          neko's note #3|対象企業の全体像の把握

          米国上場企業分析|Pinterest, Inc.(PINS)

           本日はPinterest(PINS)について調べてみたいと思います。PinterestというサービスはiPhoneを使い始めた当初くらいから知っているサービスだったのですが、イマイチ使い方も分からず、昨年のIPOもスルーし、決算がイマイチでやはりスルーし、といった形で色々な意味でかれこれ8~9年くらい諸々スルーし続けて来ていたサービス/会社でした。  しかし先日久しぶりに(多分8年ぶりくらい)にPinterestを触ってみて、画像の検索性(ビジュアルサーチ)の高性能さに驚

          米国上場企業分析|Pinterest, Inc.(PINS)

          米国上場企業分析|Fiverr International Ltd(FVRR)

           本日は、先日のTwitterで少々話題になった、Fiverr International(FVRR)について調べて見たいと思います。話題としては一周した気もするので今更感も若干ありますが…  Fiverrはイスラエル発の企業ですが、世界160か国に展開するフリーランスワーカー向けのマーケットプレイスを展開している企業です。日本でいくとクラウドワークスやランサーズに当たる様なサービスの会社です。  2019年6月に上場したばかりの企業ですが、当時の公募価格21ドルからは既に

          米国上場企業分析|Fiverr International Ltd(FVRR)

          neko's note #2|銘柄選定/スクリーニングについて

           前回の記事で普段こんなプロセスで企業の分析をしていますというお話をしましたが、今回はそのプロセスの1番最初の銘柄選定とスクリーニングの部分について、普段考えていることを書いていきたいと思います。  最初は1回当たり1,000字程度と想定していたこのシリーズですが、今回も2,000字オーバーでした。1,000字で何か書くって無理なのでは?と思い始めています。 前提 まず前提として、記事を書く銘柄と、投資判断をする銘柄についてはスクリーニングプロセスが違います。  記事を書く

          neko's note #2|銘柄選定/スクリーニングについて