Nekoとスパイスとハーブ

スパイスとハーブが好きです。

スパイスやハーブは、料理にもお菓子作りにもお茶の風味づけにも使用でき、

日常の中で体の調子を助けてくれる存在。

好きになったきっかけは、学生時代に滞在していたスウェーデンにありました。


ひょんなことから風邪をひいてしまった私。

病院に行くべきか、と迷っていた私に

同居人が大量のスパイスとハーブの入った瓶を見せました。

”スウェーデンで風邪ひいて病院に行っても、受診できる頃には治ってる”

そう言い放ち、キッチンで魔法使いよろしく何かを錬成しているその背中を、

ぼんやりと眺めていました。

瓶を眺めているとリコリス、セージ、クローブ、タラゴン。

それまでみたことも聴いたこともない文字を眺めながら、物語の中の景色みたいだ、と感動していました。

ややあって食事を用意してもらい、しっかりと食べたあと一晩休みまして、

目が覚めたらすっかり熱が下がっていた思い出があります。

そこから、”私も魔法使いになりたい!”と夢中になりまして、

本を読み漁り、お店に趣き、ハーブ園を訪れ、日常使いをするという私の魔法使い修行が始まったのでした。


興味がある方におすすめする理由としては、

1.日頃から食事やお茶時間で体調ケアができる

2.食事のレパートリーを気軽に増やせる

3.西洋の食材のみならず、日本の食材への知識が深まる

です。

1と2は効能のある新しいものを取り入れるということで、想像していただきやすいのではと思います。

なので今回特筆したいのは3番目。

実は西洋の印象が強いハーブやスパイスですが、調べていくうちに身近な食材達もハーブとして扱われていることを知りました。

例えば生姜。

生姜は欧米において、クリスマスに親しまれているジンジャークッキーの材料としても愛されています。

日本でも、豚の生姜焼きだったり、生姜湯であったり、とても身近な存在です。

生姜には殺菌作用の強いジンゲロンやショウガオールと呼ばれる成分が含まれておりまして、

そう言った効能があり、日本では昔から”ガリ”としてお寿司に添えられていたりします。

こう言ったことを知ると、今まで知っていた世界と遠い世界がどんどん近づいて行きまして、身近なものことの新たな一面を知る機会が増えてきました。


最後に、

ちょっと気になるんだけど何処から始めたらいいんだろうと思われる方におすすめの本を三冊紹介させていただきます。

一冊目は、モデルでハーバルセラピストの蛯原友里さんの著書。

”きれいになるハーブ おしゃれに暮らす幸せレシピ”

基本的なハーブやスパイスの情報も記載されており、

お洒落なお料理やデザートのレシピも満載です。

”喉が痛い時は?” ”寒い時は?” とシーン毎にぴったりなレシピもありますので、内容も麗しく日常の中に取り入れる一歩としておすすめの一冊です。


二冊目は、”はじめてのハーブ手帖―基本のハーブ70種類” 

基本のハーブの情報が、壮麗な写真と簡潔な説明によって記載されている一冊。

”ハーブってどういうものがあるんだろう?”という疑問から、

”どんな歴史があるんだろう?​”、という一歩深い内容を知りたい方にもおすすめです。


三冊目は ”ハーブティー事典-108種の効能から味・香り、利用法まで解説!”

ハーブティーについて特化した情報が記載されている一冊です。

108種類のハーブについての”学名、作用、香りと味、飲み方、注意点、利用法”が詳しく書かれております。

体調管理という観点で、より実用的な情報に興味がある方におすすめです。


あと最後に個人的なアドバイス。

沢山の種類がありますので

”どのスパイスやハーブを選んだらいいかわかんない!”となられる方は、

最初は”三つ取り入れてみよう”と挑戦してみてください。

私の最初のおすすめは、カルダモン、シナモン、オレガノ。

スーパーでもよく見かける種類だと思いますし、もうすでに日常に取り入れてらっしゃる方も多いやもしれません。

でも今回この記事を読んでくださって、

”あれもスパイスなんだ、ハーブなんだ。どんな効能や歴史があるんだろう?”

と意識してみるだけで、ちょっぴり日常の見方が増えるかもしれません。

そんな一歩を応援すべくの3選でした。

(あとはただ、私が好きなだけの第三選です/←実態)

というわけで、お読みくださりありがとうございました。

引き続き、日常をできることからいろんな角度で楽しんで参りましょう。

それではどうか良き日を〜!

Nekoでした。




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