小菊
こんばんは。木枯らしを聴きながらnote.
マルチタスクというものは、いっぺんに全部片づけることはもちろんできないし、同時進行とはいかないときもある。ひとつづつ地道にやればどうにかなるはずですが。
ひとつのタスクが深い穴のような感じのときがある。立ち止まっても、勢いつけても穴の底から出られない。映画か小説でみたような光景。
こういうとき心配なのは、ほかのタスク。ほかは完全にストップですから、あきらめて締切を延ばしてもらわなくちゃ。ひたすら平謝りの連絡をいくつかする羽目に。
ひたすら謝ってほかの締切を勘弁してもらうと楽になるかといえば、それがちっともそうならない・・・。穴のなかで呻く動物みたい。
まあそれでもなんとか穴からはい出した。どうやってはい出たのか自分でもわからないが、久々に外の空気を吸う。庭は秋を通り越して冬枯れている。
庭の隅で、小菊がよく咲いている。小雨で雨露が花びらのなかにたまると、重さで枝が折れ曲がって折れそうになる。いつの間にたくさんの蕾をつけたのやら、ちっとも知らなかった。
暮れまでの時間はどんどん短くなる。足元みつめて一歩ずつ行きましょう。照顧脚下。
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