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冬の朝のひとり反省会

一日終わると12月。夢中で駆けているうちに11か月過ぎてしまった。時が過ぎ去るのは早い。この間、なにをしただろう。いや、なにができなかったろう。

年の暮れは大掃除やらお節の準備やら、その前にはクリスマスがやってくるしで、落ち着くヒマがない。いまのうちに2024年を振り返り、ひとり反省会。

ギリギリまで悩んだ挙句、11月はマルチタスクのひとつを諦めた。残念。わたしの場合、タスクを同時進行で進めているときはまあまあコントロール感があるのだが、そろそろ仕上げとなると、ひとつに絞って(ということは、ほかのタスクはさておき)格闘する羽目になる。

今月、二つのタスクはなんとか無事に手を離れたものの、三つ目はできなかった。3年前に目のオペを受けて以来、執筆の合間に時間をとって目のケアをするので、一気にラストスパートへ駆け込むわけにいかない。

普段の時間の使い方から、最後の仕上げ時期をどうするかとか、オペ以来、随分変えてきた。アイケアの間はジリジリしながらじっと我慢の子。これでテンションが下がるとまた困るのでそこをどうにかしながら。。

今年を振り返ればタスクの初ギブアップだが、手品のように書けるわけはない。仕方なくお詫びを重ねて伝え、無念の吐息をつく。

明日からは抱えている新たなタスクを本格スタートしなければ。昨日の断念を引きずっている暇はない。泣いても笑っても年内ラスト1か月どこまで行けるかしら。今一番大切なタスクのために全力を尽くし丁寧に向き合いたい。

昨夜はリュートを聴いた。演奏者はゆっくりしたテンポで弾くのが好きらしい。小間切れの時間に追われた心のすき間に音が染み込む。木でできた楽器の音色が変わらなすぎで嬉しくなる。

一夜明ければ、冬の朝。庭先の落ち葉を拾い、ひんやりした空気を吸い込む。小菊はまだこぼれるように満開。よくもつなあと感心。薄桃色の木瓜の花にメジロがやって来る。シドメも濃い朱の蕾をつけてきた。今日も一日がんばりましょう。

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土庫澄子
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