【RocketLeague】RLCS 2022-23 観戦ガイドブック ~皆で世界大会を楽しもう!~
はじめに:本記事の内容と目的
序文
こんにちは。Nekorukaです。
RocketLeagueの世界大会「RLCS」が今年もやってきます!
つい先日終了した「2021ー22」シーズンは国内・海外問わずドラマチックな試合の連続で、私はe-sports観戦初心者であったにもかかわらず散々泣かされて来たわけなのですが、今回の「2022ー23」シーズンも既に開催が待ち遠しくてたまりません!(※前シーズンの感想文はこちら )
前回の大会観戦を通じて,私はもっと多くの人にe-spoets観戦を楽しんでほしい!一緒に感動を分かち合いたい!と思うようになりました。
そこで本記事では、今シーズンの日程やルールを整理しつつ、私の前回の観戦経験を踏まえて、こんな感じに見ると楽しいよ!という観戦のコツを紹介していこうと思います。
想定する読者層と記載内容
本記事では「多くの人が利用出来る RLCS 2022ー23 観戦ガイドブック」を目指します。
前シーズンから引き続きの方にはスケジュール等の備忘録に。
今回から初観戦の方には大会ルールや観戦の楽しみ方の参考資料に。
RocketLeagueを知らない方にはゲームのイントロダクションとして。
傲慢かもしれませんが,様々な場面・様々なユーザにとっての観戦のお供になれれば幸いです。
⚠ 注意点
誤解を防ぐため、注意点を記載しておきます。
・表題の通り「観戦」を主とした内容です。大会への参加を促す記事ではございません。
・公平性を重視し、ここのチームが強い!、この選手に注目!のような選手個人や団体にフォーカスした内容は本記事では取り扱いません。
・情報は執筆(2022/10/01)時点の内容となります。開催前で理解があやふやな部分もあるので,情報に誤りがある可能性があります。誤りがあった場合や、大会期間中にルール変更が生じた際には、追記・修正する場合があります。誤りに気付いた方は修正しますので遠慮なくご指摘ください。
更新履歴(最終更新: 2022/10/02)
2022/10/01:記事執筆・公開
2022/10/02:Qualifier配信・日本語配信についてTopic③に追記
導入:Rocket league・RLCSとは?
まずは、このゲームを知らない方向けに本記事で取り扱うゲームタイトル「Rocket league」と今回の大会である「RLCS」について解説していきます。(既にご存知の方はこの「導入」は飛ばしていただいてOKです。一部前記事を引用しています。)
Rocket leagueについて
Rocket leagueというゲームを一言で説明すると「空飛ぶラジコンカーでサッカーするゲーム」です。
ゲームの理解に外せないルールを列挙すると,
・大会では「3人 対 3人」の試合がスタンダート
・Playerはレースゲームのような3人称視点で1人1台の車を運転する。
・車はブーストという燃料を使って加速したり空を飛んだりできる
・車を使って相手のゴールにボールを入れると「1点」になる
・1試合は「5分間」でたくさん点を取ったほうが勝ち(同点の場合は1点先取の延長戦になる)
・加速して敵に当たると車体を破壊できる(ファール等は一切ない)
・残り時間0秒になってもボールが地面につくまでは試合が終わらない
といった内容になっています。
「5分間」という短さから気軽に遊べる(観戦できる)点や,「ボールが地面につくまでは残り0秒でも試合が終わらない」という特殊なルールにより多くのドラマが生み出されている点がこのゲームの魅力です。
FPSの大会と比べると、実況カメラがマップを俯瞰するように動くことが多いので、試合の全貌がわかりやすいのも良い点だと思います。
RLCS(世界大会)について
そんなRocket leagueというゲームの世界大会が「RLCS」です。Rocket League Championship Series の略です。日本では大体の方がそのまま「あーるえるしーえす」と読んでいます。
2016年から長く続く由緒ある大会であり,今回の「RLCS 2022-23」は通算12回目のシーズンとなっています。
シーズン全体のスケジュールは10ヶ月以上の長期にわたり、賞金総額はなんと $6,000,000 (日本円で8億円以上) にもなります!
大会は地域大会(Regional)と世界大会(Major)の2種類があり、地域大会では日本勢は主に「APAC Region(アジア太平洋地域)」に参加します。APACは日本・韓国とインドネシアなどの東南アジア諸国、西はインド辺りまでのプレイヤーがメインの地域となります。(中東地域やオセアニア地域は別のRegionになります。詳しくはTopic①-2参照。)
地域大会の結果に応じてポイントが付与され、獲得したポイントの総量で世界大会行きの切符を獲得出来るというのが、ざっくりとした大会ルールになります。(詳細ルールやスケジュールは、この後のTopic②で説明します。)
では,これらの情報を踏まえて,いつどこで大会を見られるのか・どのように楽しめばよいのかについてまとめていきます。
Topic①:大会の全体の概要・スケジュールは?
①-1:概要と大会の全体スケジュール
先ほども書きましたが,「RLCS 2022-23シーズン」はRLCSの通算12回目のシーズンです。
シーズンは2022年10月から2023年の8月までの約11ヶ月間になります。とても長い期間の大会になりますが,細かく見るとシーズンは以下の4つの時期に分けることができます。
①2022年10月~12月の「Fall Split(秋大会)」
②2023年01月~04月の「Winter Split(冬大会)」
③2023年05月~07月の「Spling Split(春大会)」
④2023年08月開催の「Championship(ファイナル)」
そして①~③の大会は,さらに以下の4大会に分けられます。
(A)OPEN
地域大会①。世界大会視点だと予選その1。誰でも参加可能。
(B)CUP
地域大会②。予選その2。
(A)の上位チームはSeed参加できる。誰でも参加可能。
(C)INVITATIONAL
地域大会③。予選その3。(A/B)の上位16チームのみが出場。
(D)MAJOR
世界大会。各地域の上位数チーム(*Topic②参照)が出場
3 Split × 4 大会 + Championship で 全13大会が開催される形になりますね!
詳しくは以下の公式画像をご覧ください。
①-2:地域大会・世界大会の違い,地域区分は?
地域大会(OPEN・CUP・INVITATIONAL)は,世界の各地域(Region)ごとに開催されます。
今シーズンのRegionの区分は,全部で7地域。
① EU(Europe:ヨーロッパ)
② NA(North America:北アメリカ)
③ OCE(Oceania:オセアニア)
④ SAM(South America:南アメリカ)
⑤ MENA(Middle East & North Africa)
⑥ APAC(Asia-Pacific:アジア太平洋) 日本はここ!
⑦ SSA(Sub-Saharan Africa:南部アフリカ)
地域大会の大会結果に応じて「RLCS Points」が獲得でき,地域大会で獲得したPointsが多いチームが世界大会に出場することができます。
「RLCS Points」は各Split単位と総合計の2種類で集計され,各Splitの世界大会のMajorは各Split単位で集計した時の地域上位チーム,最後の世界大会のChampionshipは総合計で集計した時の地域上位チームが出場します。
①-3:試合形式とe-sports用語の確認!
RLCSの試合形式は各スプリットや予選-決勝によって,さまざまな形式で試合が組まれます。大きく4種類に分かれていますので,順番に確認していきましょう。e-sports特有の単語も多いので合わせて確認しましょう。
試合形式①:シングルエリミネーション
1回負けたら脱落。一般にイメージしやすい普通のトーナメント。
試合形式②:グループリーグ(総当たり戦)
リアルスポーツのW杯などでもよくつかわれる方式。参加者を複数のグループに振り分けて総当たり戦を行い,上位数チームが勝ち抜ける方式。
試合形式③:スイスドロー
すべての参加者が一定数の試合を行うトーナメント方式。
試合が進行するごとに,同じ勝敗数のチーム同士で対戦を行う。
例)2戦目は初戦勝った同士で対戦
例)3戦目は2勝1敗のチーム同士が対戦
RLCSでは16チームスイスドロー(8チーム勝ち抜け)が多いため,3回勝つと勝ち抜け,3回負けると脱落になる。
試合形式④:ダブルエリミネーション
2回負けたら脱落。e-sportsでは多い形式。ヤグラが少し変わった形。1度負けると敗者トーナメントに移動する。
大会名 や ステージ区分
基本英語表現なので,慣れていない方は戸惑ってしまうかもしれません。慌てることの無いようにここで勉強しておきましょう。
大会名
・Qualifier:予選という意味。MainEvent出場者を決めます。
・Open Qualifier:オープン予選。勝ち抜けるとClosedQualifier進出!
・Closed Qualifier:第2予選。勝ち抜けるとMainEvent進出!
・MainEvent:本戦という意味。Qualifierを突破したチームが出場。
・Playoff:本戦の決勝という意味。最終決戦!
ステージ区分
・Upper Bracket:上位トーナメント。ダブルエリミネーションで使われる。勝ち続ける限りはこちらのヤグラをのぼります。
・Lower Bracket:下位トーナメント。1敗したチームはこちらで上を目指します。決勝(GrandFinal)で逆転すれば優勝の可能性も残っています。こちらでも負けてしまうと残念ながら脱落です。
・Quarterfinals:準々決勝。
・Semifinal:準決勝。
・Final(GrandFinal):決勝。ダブルエリミネーションの場合,Upper FinalとLower Finalのあとに,双方の勝ち抜け同士でGrandFinalがあります。
試合数
・BoX(Xは奇数)
Battle of X の略。 Xは当該試合の最大マッチ数を表す。
e-sportsの試合は番狂わせのような試合も多く,勝者が一時の運で決まることの無いように複数マッチを行い,1試合とすることが一般的です。
Bo3なら2本先取で決着,Bo5なら3本先取で決着,Bo7なら4本先取で決着となります。
Topic②:大会スケジュール(APAC版)は?
それでは,日本チームが出場するAPACのスケジュールを確認していきましょう!
試合形式は初回のFall OPENのみ変則的ですが,残りは基本的に前の大会の結果からシードチームが決まり,残りの空き枠をオープン予選で埋める形です。
②-1-1:Fall Split(10~12月)
今シーズンの入口となるFall Split。最初なのでシードの概念もなく,オープン予選で一般から広く参加を募るような大会形式になっているほか,強豪チームにはオープン予選とは別枠で招待予選(Top16 Qualifier)が用意されています。
地域大会の結果でRLCS Pointsを獲得でき,多くのPointを獲得したチームが世界大会に参加できます。世界大会出場チームはさらに追加でPointを獲得できます!
それでは,APACのFall Splitのスケジュールや試合形式を確認していきましょう。
Fall OPEN(地域大会その1) :招待16+オープン参加最大48
Qualifier(予選):2022/10/01(土)-10/02(日)
Day1(10/01) 2つの大会が開催!
①Open Qualifier(Bo5)
・一般参加32チームのダブルエリミネーション
・33~48チーム参加の場合は別で予選あり
・上位8チーム(→Day2:Closed Qualifierへ)
②Top16 Qualifier(Bo5)
・招待チーム(16チーム)のスイスドロー
・上位8チーム(→次週のMainEventへ)
・下位8チーム(→Day2:Closed Qualifierへ)
Day2(10/02):Closed Qualifier(Bo5)
・16チームのスイスドロー
(①の勝抜け8チーム+②の下位8チーム)
・上位8チーム(→次週のMainEventへ)
MainEvent(本戦):2022/10/08(土)-10/09(日)
*出場の16チームには順位に応じてRLCS Pointsが付与
Day1(10/08):Swiss Stage(Bo5)
・16チームのスイスドロー
(②の上位8チーム+Qualifierの勝ち抜け8チーム)
・上位8チーム(→Day2:Playoffs(決勝)へ+CUPのシード獲得)
Day2(10/09):Playoffs(Bo7)
・8チームのシングルエリミネーション
Fall CUP(地域大会その2) :シード16+オープン参加48(最大)
Qualifier(予選):2022/10/15(土)-10/16(日)
Day1(10/15):Open Qualifier(Bo5)
・一般参加32チームのダブルエリミネーション
・33~48チーム参加の場合は別で予選あり
・上位8チーム(→ClosedQualifier)
Day2(10/16):Closed Qualifier(Bo5)
・16チームのスイスドロー
(Day1の勝ち抜け8チーム+シード下位8チーム)
・上位8チーム(→MainEvent)
MainEvent(本戦):2022/10/22(土)-10/23(日)
*出場の16チームには順位に応じてRLCS Pointsが付与
Day1(10/22):Swiss Stage(Bo5)
・16チームのスイスドロー
(Qualifierの勝ち抜け8チーム+シード上位8チーム)
・上位8チーム(→Playoffs)
Day2(10/23):Playoffs(Bo7)
・8チームのシングルエリミネーション
Fall INVITATIONAL(地域大会その3):RLCS Points Ranking Top16のみ
2022/11/05(土)-11/06(日)
*出場の16チームには順位に応じてRLCS Pointsが付与
Day1(11/05):Swiss Stage(Bo5)
・16チームのスイスドロー
・上位8チーム(→Playoffs)
Day2(11/06):Playoffs(Bo7)
・8チームのシングルエリミネーション
Fall MAJOR(世界大会):各地域の上位チーム 計16チーム
2022/12/08(木)-12/11(日) @オランダ,ロッテルダム 16チーム出場
*出場の16チームには順位に応じてRLCS Pointsが付与
*順位に応じて地域別にMajor Points(*Championshipの項参照)を獲得
試合形式:
Swiss Stage(Bo5)
・16チームのスイスドロー
・上位8チーム(→Playoffs)
Playoffs(Bo7)
・8チームのシングルエリミネーション
参加チームについて
OPEN・CUP・INVITATIONALを経て各地域ごとにRLCS Points Rankingが作成され,各地域のRankingの上位数チームずつが世界大会であるMajorに出場権を獲得できます。
地域別の枠は,古参の地域・プレーが盛んな地域が多くの枠を持っています。具体的には,①EU・②NA が各5枠,③OCE・④SAMが各2枠,⑤MENA・⑥APACが各1枠です。⑦SSAは枠がないです。どうして…
つまるところ,アジアからは1チームしか出場できません。ここで前シーズンの話をしますが,前シーズンはAPACはNorthとSouthでRegionが分かれており,出場枠は各1枠ずつありました。今回はNorth・Southが統合されアジア全体で1枠を争う形になります。
一体どのチームが出場できるのか…楽しみですね!
②-1-2:Fall Splitスケジュール(画像版)
②-2-1:Winter Split(1~4月)
Winter Splitも大きな流れはFallと同じでOPEN・CUP・INVITATIONAL・MAJORという構成です。Fallと異なる点は,試合がグループリーグ形式になる点と最初のOPENからPoint Rankingによるシードチームが存在する点です。
では,APACのスケジュールや試合形式を確認していきましょう。
Winter OPEN(地域大会その1) :Pointシード16+オープン参加48(最大)
Qualifier(予選):2023/01/21(土)-01/22(日)
Day1(01/21):Open Qualifier(Bo5)
・一般参加32チームのダブルエリミネーション
・33~48チーム参加の場合は別で予選あり
・上位8チーム(→ClosedQualifier)
Day2(01/22):Closed Qualifier(Bo5)
・16チームのスイスドロー
(Pointシード9位~16位+Day1の勝ち抜け8チーム)
・上位8チーム(→MainEvent)
MainEvent(本戦):2023/01/28(土)-01/29(日)
*出場の16チームには順位に応じてRLCS Pointsが付与
Day1(01/28):Group Stage(Bo5)
・16チームを4チーム×4グループに分けて総当たり戦
(Pointシード1~8位+Qualifierの勝ち抜け8チーム)
・各グループ1位通過の4チーム(→Playoffs 2回戦から)
・各グループ2・3位通過の8チーム(→Playoffs 1回戦から)
Day2(01/29):Playoffs(1回戦はBo5,2回戦はBo7)
・12チームのシングルエリミネーション
Winter CUP(地域大会その2) :Pointシード16+オープン参加48(最大)
*Winter OPENと全く同じ形式の大会です。
Qualifier(予選):2023/02/04(土)-02/05(日)
Day1(02/04):Open Qualifier(Bo5)
・一般参加32チームのダブルエリミネーション
・33~48チーム参加の場合は別で予選あり
・上位8チーム(→ClosedQualifier)
Day2(02/05):Closed Qualifier(Bo5)
・16チームのスイスドロー
(Pointシード9位~16位+Day1の勝ち抜け8チーム)
・上位8チーム(→MainEvent)
MainEvent(本戦):2023/02/11(土)-02/12(日)
*出場の16チームには順位に応じてRLCS Pointsが付与
Day1(02/11):Group Stage(Bo5)
・16チームを4チーム×4グループに分けて総当たり戦
(Pointシード1~8位+Qualifierの勝ち抜け8チーム)
・各グループ1位通過の4チーム(→Playoffs 2回戦から)
・各グループ2・3位通過の8チーム(→Playoffs 1回戦から)
Day2(02/12):Playoffs(1回戦はBo5,2回戦はBo7)
・12チームのシングルエリミネーション
Winter INVITATIONAL(地域大会その3):Points Ranking Top16のみ
2023/02/25(土)-02/26(日)
*出場の16チームには順位に応じてRLCS Pointsが付与
Day1(02/25):Group Stage(Bo5)
・16チームを4チーム×4グループに分けて総当たり戦
(Pointシード1~8位+Qualifierの勝ち抜け8チーム)
・各グループ1位通過の4チーム(→Playoffs 2回戦から)
・各グループ2・3位通過の8チーム(→Playoffs 1回戦から)
Day2(02/26):Playoffs(1回戦はBo5,2回戦はBo7)
・12チームのシングルエリミネーション
Winter MAJOR(世界大会):各地域の上位チーム 計16チーム
2023/04/06(木)-04/09(日) @アメリカ,サンディエゴ,オフライン 16チーム出場
*出場の16チームには順位に応じてRLCS Pointsが付与
*順位に応じて地域別にMajor Points(*Championshipの項参照)を獲得
試合形式:
Group Stage(Bo5)
・16チームを4チーム×4グループに分けて総当たり戦
・各グループ1位通過の4チーム(→Playoffs 2回戦から)
・各グループ2・3位通過の8チーム(→Playoffs 1回戦から)
Playoffs(1回戦はBo5,2回戦はBo7)
・12チームのシングルエリミネーション
参加チーム:Fall Majorと同じ枠数
EU5・NA5・OCE2・SAM2・MENA1・APAC1
②-2-2:Winter Splitスケジュール(画像版)
②-3-1:Spring Split(5~7月)
Spring SplitはWinterと予選(Qualifier)の流れ・シードのシステムは全く一緒です。ただし,MainEventの試合形式はダブルエリミネーショントーナメントを主としたものとなっています。
(シードはTotal Point Rankingの上位16チーム?[要確認])
それではSplingのAPACのスケジュールを確認していきましょう。
Spring OPEN(地域大会その1) :Pointシード16+オープン参加48(最大)
Qualifier(予選):2023/05/06(土)-05/07(日)
Day1(05/06):Open Qualifier(Bo5)
・一般参加32チームのダブルエリミネーション
・33~48チーム参加の場合は別で予選あり
・上位8チーム(→ClosedQualifier)
Day2(05/07):Closed Qualifier(Bo5)
・16チームのスイスドロー
(Pointシード9位~16位+Day1の勝ち抜け8チーム)
・上位8チーム(→MainEvent)
MainEvent(本戦):2023/05/13(土)-05/14(日)
*出場の16チームには順位に応じてRLCS Pointsが付与
試合形式:ダブルエリミネーションブラケット
上位トーナメントの1回戦・2回戦:Bo5
上位トーナメントの準決勝・決勝:Bo7
敗者トーナメントの1~3回戦:Bo5
敗者トーナメントの準々決勝・準決勝・決勝:Bo7
グランドファイナル(上位1位vs敗者1位):Bo7のBo3
・上位側はBo3のうち1セットを取った状態でスタート
・上位側は1回勝てば優勝,敗者側は2セット連続でとれば優勝
(敗者が1勝した状態になることをBracket Resetという。)
Spring CUP(地域大会その2) :Pointシード16+オープン参加48(最大)
*Spring OPENと全く同じ形式の大会です。
Qualifier(予選):2023/05/20(土)-05/21(日)
Day1(05/20):Open Qualifier(Bo5)
・一般参加32チームのダブルエリミネーション
・33~48チーム参加の場合は別で予選あり
・上位8チーム(→ClosedQualifier)
Day2(05/21):Closed Qualifier(Bo5)
・16チームのスイスドロー
(Pointシード9位~16位+Day1の勝ち抜け8チーム)
・上位8チーム(→MainEvent)
MainEvent(本戦):2023/05/27(土)-05/28(日)
*出場の16チームには順位に応じてRLCS Pointsが付与
試合形式:ダブルエリミネーションブラケット
上位トーナメントの1回戦・2回戦:Bo5
上位トーナメントの準決勝・決勝:Bo7
敗者トーナメントの1~3回戦:Bo5
敗者トーナメントの準々決勝・準決勝・決勝:Bo7
グランドファイナル(上位1位vs敗者1位):Bo7のBo3
・上位側はBo3のうち1セットを取った状態でスタート
・上位側は1回勝てば優勝,敗者側は2セット連続でとれば優勝
Spring INVITATIONAL(地域大会その3):Points Ranking Top16のみ
2023/06/10(土)-06/11(日)
*出場の16チームには順位に応じてRLCS Pointsが付与
試合形式:ダブルエリミネーションブラケット
上位トーナメントの1回戦・2回戦:Bo5
上位トーナメントの準決勝・決勝:Bo7
敗者トーナメントの1~3回戦:Bo5
敗者トーナメントの準々決勝・準決勝・決勝:Bo7
グランドファイナル(上位1位vs敗者1位):Bo7のBo3
・上位側はBo3のうち1セットを取った状態でスタート
・上位側は1回勝てば優勝,敗者側は2セット連続でとれば優勝
Spring MAJOR(世界大会):各地域の上位チーム 計16チーム
2023/07/06(木)-07/09(日) @アメリカ ボストン,オフライン 16チーム出場
*出場の16チームには順位に応じてRLCS Pointsが付与
*順位に応じて地域別にMajor Points(*Championshipの項参照)を獲得
試合形式:
ダブルエリミネーションブラケット
上位トーナメントの1回戦・2回戦:Bo5
上位トーナメントの準決勝・決勝:Bo7
敗者トーナメントの1~3回戦:Bo5
敗者トーナメントの準々決勝・準決勝・決勝:Bo7
グランドファイナル(上位1位vs敗者1位):Bo7のBo3
・上位側はBo3のうち1セットを取った状態でスタート
・上位側は1回勝てば優勝,敗者側は2セット連続でとれば優勝
参加チーム:Fall Major・Winter Majorと同じ枠数
EU5・NA5・OCE2・SAM2・MENA1・APAC1
②-3-2:Spring Splitスケジュール(画像版)
②-4-1:Championship(8月)
3つのSplitを経て,真の世界王者を決める戦いがChampionshipです。Finalとも言います。
Championshipは大きく以下の3つのステージに分かれます。
第1ステージ:Wildcard
第2ステージ:Group Stage
第3ステージ:Playoff
各ステージでは試合形式が異なります。スケジュールと合わせて早速チェックしていきましょう!
2023/08/04(金)-08/13(日) @ドイツ デュッセルドルフ,オフライン 24チーム出場
試合形式
第1ステージ(08/04-08/06):Wildcard(Bo7)
・16チームのスイスドロー
・上位8チーム(→Group Stage)
第2ステージ(08/08-08/12):Group Stage(Bo7)
・16チームを8チーム×2グループに分けたダブルエリミネーション
・第1ステージ突破の8チーム+シードの8チーム
・上位8チーム(→Playoff)
第3ステージ(08/13):Playoff(Bo7)
・8チームによるシングルエリミネーション
・最終決戦!1位がWorld Champion!
参加チームについて:
Spring Majorまでの大会が完了すると,各地域でのRLCS Points Ranking が確定します。これまでのMajorと同様に各地域の上位チームが出場するわけですが,Championshipは少しだけ選出形式が特種で確定枠(Wildcard)が16枠とシード枠(Seeded)が8枠あります。
つまり,計24チームがChampionshipに出場します。
Wildcardの16枠は,これまでと同様に地域ごとに枠が決まっています。枠数は,①EU・②NA が各3枠,③OCE・④SAM・⑤MENA・⑥APAC・⑦SSAが各2枠です。
Seededの選出方法について:
Seededの8枠は,Fall・Winter・Springの結果(Major Points)に応じて各地域がWildcardの枠に加えて獲得できる枠になります。
例えば,各MajorでEUのチームが毎回好成績を残した場合,EUが追加のSeededを得て,Wildcardの3枠と合わせて計4チームがChampionshipに出場することができるようになるというイメージです。
SeededはWildcardより上位の取り扱いとなり,Championshipの第1ステージで(Wildcard Stage)を免除され,直接第2ステージ(GroupStage)に進むことができる権利を持っています。
例えばSeededを2枠獲得し+Wildcardを2枠持っている地域であれば,その地域の1・2位がSeeded,3・4位がWildcardに割り当てられます。
どこのチームが出場できるのかドキドキですね!
ちなみにMajor Points=Majorで発生するRLCS Pointsです。Fall Majorの優勝者はRLCS Pointsが32Pt獲得できますが,NAのチームが優勝した場合,そのチームにRLCS Points32Ptが計上,NA地域にMajor Points32Ptが計上されます。(厳密には順位別の集計となります。詳しくはこちら。こちらの昨年の結果も併せてみると理解しやすいと思います。)
②-4-2:Championship スケジュール(画像版)
長くなりましたが,以上が大会スケジュールとルールになります。
では,続いてどこで観戦ができるのか・どのように観戦を楽しむのが良いのかを解説していきます。
Topic③:大会はどこで見れるの?
Twitchで観戦しよう!
RLCSの地域大会は以下のTwitchのチャンネルで配信されます。お家ではPC・出先ではスマホなどで簡単に視聴できます。(通信量には注意…)
Twitchにユーザー登録してゲームアカウントと連携すればゲーム内アイテムがもらえたり(Drops:後述),チャンネル登録すればみんなと一緒にコメントで盛り上がれたりと,観戦を楽しめる要素がいっぱいです。
日本語のはずですが,今年からAPACが統合してSouthも含まれるようになったのでもしかすると英語配信かもしれません。。
→2022/10/02追記: どうやら日本語配信もあるっぽいです。続報を待ちましょう。
APACの大会が開催される日は,日本時間19時から放送開始です。
→2022/10/02追記: 予選(Qualifier)は,配信を申請しているチームやアナリストのウォッチパーティに限られるようです。配信チーム・ストリーマーの情報は後述のTopic⑤で紹介するサイトで収集しましょう!
なお,世界大会(Major・Championship)は以下のチャンネルになります。状況によりその下のサブ配信で放送されることもあります。
サブ配信のチャンネルは以下です。
世界大会の本配信は英語なので,kokkanさんが配信するミラー配信であれば日本語の解説付きで視聴できます。
日本語ミラー(Kokkenさん)のチャンネルは以下になります。🍍
また,プレイヤーさんによっては大会の様子をYouTubeやTwitchで配信してくださる方がいらっしゃるかもしれません。プレイヤーを直接応援したい方は,TwitchやYoutubeの個人配信も是非チェックしましょう!
Topic④:オススメの観戦方法は?
ここまでで,大会の概要やどこでみられるかは理解いただけたかと思います。勿論1人でぼーっと眺めていても良いのですが,こうするとより楽しいかも?というものを集めてみましたので,参考にしてみてください!
友達や配信者とみる(Discord/ウォッチパーティ)
今はDiscordなどで簡単にフレンドと繋がれる時代です。家に居ながら,Discordの通話でみんなでジュースやお酒でも飲みながらワイワイ見るのはとても楽しいですよ!
また,Twitchで有名配信者の方がウォッチパーティを開いてくださるかもしれません。こちらもコメントを飛ばしながらワイワイ見れるのでおすすめです。
試合結果を予想する(Twich Vote)
Twitchにはチャンネルポイントという概念があり,チャンネルをフォローした状態で配信を見ていると,勝手にポイントがたまっていきます。
そのポイントをお金代わりに試合の結果を予想することができるのが「Twich Vote」です。ただの賭け事やんけ!と感じるかもしれませんが,これがなかなか侮れません。
例えば,貴方がある日たまたまチャンネルを付けたら,海外の全然知らないチームの試合が始まるところだったとします。ぶっちゃけ興味ないですよね。ただ,完全に直観で勝ちそうなチームにチャンネルポイントを全掛けしたらどうなるでしょうか。さっきより少しは興味がわきますよね。
このように試合観戦にのめり込むことができる補助ツールとして非常に優秀だと思います。競馬やサッカーくじと似ていますね。ファンのチームがあれば是非ポイントを掛けて応援しましょう! なお,私は前シーズンのChampionship配信では数万ポイントを溶かしました。
ちなみに私はのめり込みやすいのでリアル賭け事は意図的に避けています。チャネルポイントは無料で賭けができてサイコー!次は勝ちます
Dropsを集める
TwitchにはDropsという概念があり,RocketLeagueはアカウント連携したTwitchアカウントでRLCSの配信を視聴することで,FAN Rewardsを獲得することができます。
連携は以下のサイトから行いましょう。
連携した後は,ただ配信を見ていればOKです!2時間または4時間ごとにアイテムを獲得できるので,どんどん配信を観ましょう!
ちなみに,通常だと獲得時に「獲得」ボタンを押さなければ次のタイマーがスタートしないのですが,Chromeの方はこちらの「Automatic Twitch: Drops, Moments and Points」という拡張機能を入れることで,自動的にDropsを取得することができるので,放置が可能になります。使い方はスイッチONするだけなので難しくないですが,詳しく知りたい方はググってください。私はよく つけっぱなしで寝てました。
スタイルに合わせた楽しみ方を!
大会は11ヶ月にも及ぶとても大きな大会です。おそらく観戦者という視点から大会すべての情報を追い切れる方は少ないでしょう。
しかし情報を収集することで,ここが勝つと番狂わせになるんだとか,あのチームは世界大会に行くには別の試合でこのチームが負けてくれないといけないぞ,といったより広い視点で大会を見ることができるようになります。
この後のTopic⑤では情報の収集サイトをまとめています。気力のある方は,是非広い視点で大会を観戦してみてください。
ただ,やはり諸々の事情ですべての大会を観ることができない(シーズンを追うことが難しい)方も多いと思います。特にMajorは海外の会場ですので,オリンピックやW杯のように放送が深夜になるのが普通です。私も含め仕事人にはなかなかリアルタイムのフル観戦は厳しいです。そもそも土日に仕事や予定が入っている方もいますよね。
こういった場合は是非ミクロな視点で観戦することをお勧めします。例えば,小大会(ある1週の土日だけ見てみるなど)の単位で楽しんでみたり,たまたま見たときにやっていた試合の結果をTwitchVoteで予想してみたりという楽しみ方ができると思います。
Topic⑤:試合結果をチェックしたり情報収集したりしたい!
自分で情報を集めてみよう
大会情報を追いたい方はインターネットのサイトやツールを活用しましょう。私も前シーズンは仕事があり観戦をあきらめざるを得なかった日が何度もありましたが,そんな時は都度ネットから試合結果などを情報収集していました。
これは私見ですが,自分で探して得た知識というのは,人から得た知識の何倍も強く脳に残ります。前回Noteにも書きましたが,私も自分で情報を得るようになってから,大会観戦への興味関心が一気に深くなりました。
今の時代情報は探せば割と何でも手に入ります。ありがたいですね。頑張って得た情報は間違いを恐れずどんどん発信しましょう。修正を受けたら正しく覚えなおせばよいですし,正しい情報ならきっとその情報は誰かの助けになります。
情報収集に使えるリンクを以下にまとめておきます。活用ください。
Liquipedia RL
Liquipediaはe-sportsの情報がまとまったデータベースサイトです。RocketLeagueのページもあり,大会情報・チームの所属選手・プロプレイヤーのゲーム内設定まであらゆる情報が掲載されています。
この記事もほとんどこのサイトを参考に作成しています。 大会を見逃してしまったとき,スケジュールやルールを確認したいときは是非ここに助けを求めましょう。更新はほぼリアルタイムかと思うくらい早いので配信を見ながら見るのも良いと思います。
Twitter:RL Esports
TwitterにもRLCSの公式アカウントがあります。大会の情報をツイートしてくれるたり,スーパープレイをクリップしてツイートしてくれたりするので,特に見どころを見逃してしまったときにとても便利です。
これ大好きです(Championshipの日本チームスーパープレイ)
Youtube:RocketLeagueEsports(アーカイブ)
YoutubeにはTwitch配信のアーカイブがアップされます。配信を見逃してしまったけれどどうしても見たい場合や,Good Gameをもう一度見たいときにとても便利です。
これヘビロテ余裕です。(Championshipの日本チーム初白星試合)
まとめ:みんなで大会を盛り上げよう!
さて,ここまで楽しみ方を色々と紹介してきました。これを言ってしまうと本末転倒かもしれませんが,正直楽しみ方は人それぞれです。ぜひ自分が楽しいと思える方法を見つけて,自分のペースで無理なく楽しみましょう!
私も1人のファンに過ぎませんが,皆さんと一緒に盛り上がれたらとても嬉しいです!
最後にいくつか話題を提供して本記事を〆めさせていただきます。
話題提供①
上記を踏まえたうえで,これは私からの提案ですが,試合の様子や感想をハッシュタグ( #RLCS など)やTwitchリンクをつけて,皆でTwitterでつぶやきながら観戦するのはいかがでしょうか。
何気ないツイートでも多くの人の目に留まれば,リンクを踏んで配信に足を運んでくれる方も増えて界隈が盛り上がってくれるのではないかと思っています。
前シーズンはTLでツイートしていただいている方を数人しか観測できず少し寂しかった記憶があります。勿論強制はしませんが,意見の一つとして参考にしてもらえれば幸いです。
話題提供②
RocketLeagueは他のゲームに比べプレイ時間がものをいうゲームであるとよく言われています。プレイするはハードルが高くても,観るだけなら興味を持ってくれる方はきっといると信じています。
初見の方を引き込めた方は,是非やさしく・丁寧に・アツくこのゲームの魅力を伝えてあげてください。
みんなで輪を広げていけたら素敵ですね!
あとがき
長文になってしまいましたが,ここまで読んでいただきありがとうございました。
前シーズンのRLCSを観終えて,色々と気持ちがあふれたのがNoteを書き始めたきっかけなのですが,今シーズンは大会の流れに沿って何かしら記事を出していければよいなと思っています。
よろしければ,また足を運んでいただければ嬉しいです。
それでは,良きRLCSライフを!
Good Luck Have Fun!