銀鏡 星の神楽
鷺神社にはってあった、銀鏡のポスター。
わたしは、それがとても気になった。
星の神楽をする銀鏡、という地が宮崎にあること
その銀鏡のドキュメンタリー映画があるのを知った。
舞も星も気になるので、宮崎行ってみたい。
映画も観たい。
岐阜の日天月天であるけれど、
日帰りはむずかしいかと思っていたら
岡山で、監督の赤阪さんと小嶋さちほさんのトークショーと上映があった。
映画「銀鏡」のガイドブックを見たら、そこにわたしの好きなものが全部つながっていた。
カメラマンでこの映画を作ることになった赤阪さんは、星野道夫さんやアラスカのクリンギット族の語り部ボブ・サムさんと交流があり、先住民文化に関わっていた。
わたしも星野道夫さんが好きで、フェアバンクスにオーロラや星野さんの通っていた大学を見に行き、ボブ・サムさんが京都に来られた時に、ボブさんを囲む会に行ったことがある。
ボブさんのワタリガラスの語りのあとのことばが忘れられない。
このガイドブックには、中沢新一さんやケルトの研究をしている鶴岡真弓さんの記事もある。
先住民族や自然崇拝、わたしはそれにひかれるんだなと思った。
銀鏡の神楽であらわされている星信仰。
ハレの神楽のために、ケの山を守り暮らして行く人たち。
仙人や宇宙人のようなおじいさんが神楽について語られるのを聴くと、会いたくなるよね笑
商店が一軒しかない!わたしが住んでいた上勝よりさらにきびしい山深いところだな。
12月、寒い時期、闇の刻に、その神楽ははじまり、夜通し舞は続き、太陽の復活をへて、夜が明け33番まで続く。
なぜ男性だけで神楽は行われるのか、という質問への赤阪さんの答えが、そういう捉え方はなんだかあたたかいと感じた。
昔ゼルダっていうバンドをされていたミュージシャン(なつかしい!)の小嶋さちほさんの、岩のように変わらない見えにくい磐長姫の復活や桜のように目に見える美しさのコノハナサクヤヒメと統合していくお話しも聞けて良かったです✨
地に足をつけながら、星の神楽を代々つないでおられる銀鏡、赤阪さんたちの話を聞くと、やっぱり見に行こうとあらためて思った。
素敵な映画をありがとうございました。
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