SOUND DIG SELECT 23/04~05
最近聴いた音楽のマイベストを60分カセットテープに収録するというコンセプトのSpotifyプレイリスト♪ 4~5月まとめです。2ヵ月に一回くらいのペースで落ち着いたかな。今回はインスト多めです。
【A面】1~7 【B面】8~13 【歌あり】2, 5, 6, 8, 10
コメント
■ Coldhot, Mong Tong - Why Don't We Try This? (Mong Tong Remix)
台湾の音楽を色々聴いたときに知ったサイケなエレクトロ・デュオ Mong Tong によるリミックス。テケテケしたギターが入る箇所のグルーヴ感が癖になる感じでめっちゃ好み。ちょっとレゲェっぽいのかな。ちなみに原曲の方はお洒落なハウスミュージックでした。東京で活動する SKYTOPIA、Swing Ya、ngtkntr のプロデューサー3名のユニットとのこと。
■ Decisive Pink - Destiny
Kate NV と Angel Deradoorian によるエレクトリップ・ポップデュオ。ちょっとアラビアンなサイケ。先行シングルなのでアルバム出ますね。楽しみ。Kate NV はプリミティヴなシンセサウンドを用いた少し実験的でポップなアルバムをリリースしていてよく聴いてます。お勧め。もう一人の Angel Deradoorian の方は初めて知ったけど、こちらも良さそうなので後で聴いてみよう。
■ otay:onii - Two Rocks A Bird
ニューヨークで活動する中国系ミュージシャン。ウネウネしながら展開するシンセサウンドが面白いインストトラック。アルバムの中でも特殊で、基本は歌ものが多いアーティストの様です。ビョークとかの雰囲気に近い。
■ CEL (Felix Kubin & Hubert Zemler) - Trippeltanz
Felix Kubin & Hibert Zemler の CEL の新作アルバム。個人的にこの曲がめっちゃツボりました。イントロのフレーズをずっと繰り返すので、このフレーズが気に入るかに全てが掛かっている気もする。アルバムとしてはファーストの方向性を引き継ぎつつ若干ミニマル寄り、シンセの音がソリッド寄りになった感じかな。良作です♪
■ Mandy, Indiana - Pinking Shears
歌がフランス語だけどUKマンチェスターのバンド。サウンド格好いいです。歌詞は社会批評的な側面が強い感じ。サビが「私は疲れている、私が疲れている事をあなたは知らないが、このクソみたいな世界が私を疲れさせた」となっていて、階級社会・貧困・移民などに訴えかける内容。曲名が「ピンキングばさみ」なのも何か比喩的な意味があるのかなと、気になって調べてみたけど解明は出来なかった。
■ Errortica - Nevidimka
myspaceよりロシアはサンクト・ペテルブルグで活動している以上の情報は探せなかった。土着的リズム・呪術的な雰囲気がのっかったストレートなテクノ。あとアルバムジャケットがダーク&可愛い感じで好み。動画だと花に眼がついてて、なんかチャーミングw
検索してたら、全面タイル貼りの部屋でDJミックスをする映像が特徴的なベルリンのチャンネル HÖR BERLIN の動画が出てきました。以前のプレイリストにいれた VTSS もこのチャンネルで知ったので、この辺り関連から spotify のお勧めに表示されたのかな。
■ Jaga Jazzist - 'The Shrine (Petter Eldh Remix)' (Official Audio)
スウェーデンのジャズベーシスト Petter Eldh によるノルウェーのエクスペリメンタル・ジャズ・バンド Jaga Jazzist の楽曲のリミックス。音の雰囲気が好みです。出だしの音は管楽器かと思ったらベースの音にエフェクトを掛けて出しているような気もする。演奏映像は無かったので確証はないけど。他の楽曲も流し聴きした感じ良さそうだったので、また改めて聴いてみよう。
■ KNOWER - The Abyss
KNOWERの新作でましたね。サウンドは最近のルイス・コールのソロ作の大人数アンサンブル+いつもの自宅撮りPVのやつだけど、KNOWERとしての活動が再開したのは個人的に嬉しい。この二人のタッグ好きなので。アルバムも出るかな、期待♪
■ Shit and Shine - INFINITE SHITE
以前のプレイリストでも登場した Shit and Shine。テキサスを拠点に活動する Craig Clouse によるノイズ寄りのエクスペリメンタル・プロジェクトです。 音のテクスチャーが好みで、その後も新作が出る度にちょくちょく聴いてました。新作アルバムも良かったので、そのなかからシングルカットの一曲です。
■ フロクロ - ビビビビ/星界
実験的なアプロ―チの曲・映像制作など面白い活動をしているボカロP。声が伸び続ける部分から畳みかけるようなメロディがテンション上がる感じで良い♪
■ Salamanda - Mockingbird
韓国、ソウルを拠点にするSala(Uman Therma)とManda(Yetsuby)のデュオ。ポワポワした雰囲気のアンビエント系で心地よいサウンドです。
■ Lucas Niggli, Matthias Loibner - Saltwatermelons
動画は選んだ曲のがなかったので、同じデュオのライブ映像。久々にハーディーガーディーが聴きたくなり、何か新しいの無いかなと思って見つけたアルバム。全体的にゆったりとした雰囲気で癒される感じでした。ハーディーガーディの音好きなんですよね。
ハーディーガーディで好きな奏者といえば Valentine Clastrier がいます。古典楽器でありながら前衛的な演奏をする奏者でアヴァンロック好きだったらお勧めです。(spotifyで聴けます)
最近の活動あるかなと検索したら即興演奏の動画がありました。相変わらず面白い音を出します。格好いい♪
同じチェンネルに本人によるハーディーガーディーの独自改造アイデアの解説もあって興味深かった。ビブラートはギターのフロイド・ローズみたいな感じかな。自転車のギアの様にハンドルの固さを切り替える器具は、使用する弦の数で変化してしまうリールの重さを調整したり、ニュアンスを変えるのに使えるっぽい。
■ Rắn Cạp Đuôi - Straws
ベトナムはサイゴン(ホーチミン)を拠点とする実験音楽、サウンドアート集団。コラージュ、グリッチ、ノイズ、染みわたるアンビエントと思ってたら攻撃的になったりサウンドが多様で面白い。
かと思えば、ライブ映像だと即興でエモーショナルなバンド演奏を披露(この辺りの雰囲気は Boredoms ぽっい)。後半は電子楽器のみの演奏に切り替わり、サウンドが別物に変化するけど同じバンドという…。メンバーは流動的らしいけど、検索して出てくる4人がメインメンバーかな。
あとがき
ということで4月~5月のプレイリストでした。Spotify のホーム画面は旧UIに戻りましたね。不評だったのかな。
そういえば、Twitterで「私を構成する42枚」というタグが流れてきて、面白そうだったので作りました。配置はポジショニングマップ的な感じで、左右に音の探求・感性、下にルーツを並べ、音楽性やジャンルが近いものが接近するように調整。CANだけちょっと浮いているけど、全体的に良い感じまとまったかなと思う。
この画像は上記サイトから作れます。アーティスト名、アルバム名で検索するとサムネイルが表示されてドラッグで配置するという手順。検索でヒットしないのもあって、そこは手動で画像を入れました。何故かキングクリムゾンのアルバムは全滅という謎。
近況報告
5月5日がコミティアだったので、それまでは準備とかで忙しくしてました。参加サークルの megamittz としては、次回は東京ゲームダンジョン3というイベントに出展予定です。
『脳みそジャーニー体験版~ねずみ横丁編~』も公開したので、お時間あれば遊んでみてね。プレイ後のアンケートもよろしくです。