原始人TRPG 「Og」の世界
今日は原始人TRPG「Og」をご紹介したいと思います。
6年くらい前にSNSなどで一部の未訳TRPGファンの間で話題になっていたのでご記憶の方もいるかもしれないですね。ちなみに個人的には「Og(オグ)」と発音していますが正しいかどうかはよく分からない。
原始人TRPG「Og」は、原始人になって遊ぶTRPGです(直球)
Ogはおそらくオンラインセッションには向かないんじゃないかな~って感じなんですが、なんでかというと、
「原始人なので、語彙力がない」
からです。
具体的にどのくらい話せないかというと
「単語数18個の中から、自分の話せる単語を選ぶ」
「話せる単語数はキャラメイク時に1d6+2で決める」
というルールになっております。
つまり3~8語ということになりますね。
そしてその18語のリストがこれだ!
You Me Rock Water
Fire Stick Hairy Bang
Sleep Smelly Small Big
Cave Food Thing Shiny
Go Verisimilitude
(訳)
おまえ おれ 岩 水
火 棒 毛深い 叩く
寝る くさい 小さい 大きい
洞窟 食べ物 物 輝く
行く 本当っぽい
この18語の中から3~8個チョイスするわけで、いろいろ大変だなぁと。
注意深い方はお気づきだと思いますが、18語の中に「動物」をあらわす単語がないということ…。
原始人といえば狩りですよね。狩りといえば獲物ですが、獲物を見つけた時も「大きい食べ物! 大きい食べ物!」とか「毛深い! 毛深い!」とかしか言えないわけですね。
なので足りないところはボディランゲージ(指さししたり)とか、言葉のイントネーションとか語気の強弱などで表現するしかないのです。これでオンセに向いていないと冒頭に書いた理由がお分かりかと思います。
その他、もちろん「技能」もあります。
これは代表的なものだけご紹介します。
「狩り」
「採集」
「火起こし」
「絵を描く」
などです。
「狩り」、「採集」 これは重要ですね。食糧確保は原始人の生命線です! 「動物」という単語はないけど…。
「火起こし」 これもやはり重要! 原始人は火で調理した食べ物を好むのです!
「絵を描く」 これも何気に重要な技能なのですが、絵を描くことができる技能です。言葉がしゃべれない代わりに絵で説明することができるわけですね。語彙力がない分これは重要です。
なおこれは実際にプレイヤー本人が絵を描きます。記号や文字を書くことは禁止です!
ちなみにですが、GMからの説明や描写については普通のTRPGと同じように会話で行われます。PLがGMに話す際も普通に会話してOKです。
キャラクター同士の会話が、例の18語制限になるわけですね。
そんな感じで、キミも原始人になってウホウホしたコミュニケーションを楽しんでみないか!?
原始人TRPG OgはこちらからPDFダウンロード購入できます!
http://firefly-games.com/catalog/product_info.php?cPath=28&products_id=54
(※リンク切れ)どうやら絶版のもようです。