愛して欲しいと言えたなら (メル友・・・その14)
メル友
メル友・・・その14
あ~あ、まだ、1時間もあるわ。ちょっと、早く来すぎちゃったみたい。
そう思いながらコーヒーのお替りを注文した時に、
カランカランと音がなって喫茶店のドアが開いた。
裕子が、ドアの方に視線を移すと、裕子に気がついたみたいで雪子が微笑んだ。
「あら?どうしたの、こんな早く?」
「そう言う裕子だって、もう来てるじゃない?」
「うん、ちょっとね、考え事があってね」
「考え事?何か悩みでもあるの?」
「あら?それじゃ、まるで、私って悩み事がない人みた