(28)ハナユズ
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このシリーズは散歩中に見た300種くらいの植物を紹介していくシリーズです。
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ハナユズはユズと近縁種ではあるが、別種であり、日本では混同されていることが多い。
ハナユズの開花は夏ごろだが
ユズの開花は春ごろ。
また
ユズは中国原産だがハナユズは日本原産と言われている。
そして
ハナユズは、ユズよりも
香りや実の大きさがかなり劣っている。
とはいえ
素人でも育てやすく、花も美しく、大量に実がつくため、
ユズジャムやユズ味噌、ユズ湯としての利用を気軽に楽しむことができる。
実際、筆者の自宅にもあるので、実がつく時期には、ユズ湯を堪能しているのだ。
筆者宅だけではなく
日本では
全国的に広く栽培されているのだが、
海外では、中国や韓国最南部の済州島など、一部地域のみでの栽培になっている。
一般的には接ぎ木苗を使うが、ハナユズは他のミカン属と掛け合わせた種類が売られていることが多い。
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ハナユズは、種から育てると5~6年で実がつくのに対し、ユズは種から育てると、実ができるまで十数年もかかることから
「桃栗三年 柿八年 柚子の大馬鹿十八年」
という言葉もある。
ナレーション台本化協力
人外薙魔様
Special Thanks!