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(29)ハボタン(葉牡丹)
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このシリーズは散歩中に見た300種くらいの植物を紹介していくシリーズです。
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ハボタン(葉牡丹)
アブラナ科の多年草
耐寒性に優れ年末年始に飾らることがあるが
暖地では色づかず、寒地では屋外越冬できない
結球しない古い品種のキャベツ、またはケールが
観賞用として品種改良されたと見られる
現在みられる葉牡丹の作出時期は
江戸時代中期だと言われている
ケールの渡来時期は鎌倉時代中期または江戸時代前期とされるが
現在見られるハボタンの作出時期としては
園芸ブームに沸き
草本植物の斑入りなど葉変わりが珍重された江戸中期以降と見られ
縁起のよい紅白二色が好まれた
文献上の初出は『本草正正譌』(1778年)だと言われていて
古典園芸植物とも言える