
(73)タイサンボク
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泰山木 北米南東部原産。
大きな白い花が上を向いた形で咲く 。
花を盞(さかづき)に見立てて 、もともとは大盞木と書かれていてが のちに泰山木の字が当てられるようになった 。
20mもの大木になる。
植え替えを嫌う木だが、剪定に耐えるので公園などに植えられていることがある。
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花は、写真素材からお借りしているが、樹木の方は、散歩中に見つけたものである。
葉っぱの形が、あまり見た覚えが無くて、画像検索で調べてみたところ、タイザンボクだとわかる。
タイサンボクという名前は聞いたことはあったが、散歩する範囲にあるとは思ってもみなかった。もちろん、花も実も見た覚えがない。
種が鳥などに運ばれたらしく、大木の近くにも、野生えしている。
野生えするということは、何度も、花が咲き、実もついていたはずなのに、まったく気づかなかった。
元気だったころも、通っていた場所なのに。
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病気になって、リハビリ散歩の苦しい中で、植物散歩をするようになったという経緯が私にはあって、元気だったころは、それほど、植物に関心が無くゆっくり観察しなかった。
関心が無いというのは、見えても見ていないということなのか。
あるいは、花を見るゆとりもなく、生きていたのかもしれない。
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