【小説】連綿と続け No.69
五箇山支所に到着した。
そこは街道沿いにある古い建物で、
侑芽はその傍にある空き家を借りて
住むことになっていた。
持ち主が手放し市に譲渡された
手入れもされていない古民家で、
築40年を過ぎた平屋だ。
ここ五箇山は
南砺市の中でも南部にある山間地域で
標高千メートルを超える山々に囲まれている。
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1,727字
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