nekonomimi1026
富山県を舞台にした物語。 51話から先はマガジンをご購入いただいた方のみご覧いただけます(¥200)
書籍化した作品についての記事をここに残します
無名作家である私が日々の気づきやボヤきを吐き出す場所。言いたいことも言えないこんな世の中に言いたいことを言いまくります。
富山県を舞台にした小説。 1話〜50話までの無料分はこちら。 51話以降は有料マガジンへ
小説を書く傍ら日本各地を旅しています。ご当地小説を書いているので、物語になる風景を探して様々な土地に参ります。こちらは四国編第一弾、高知の旅です。ゆくゆくは九州、山陰山陽、関西、北陸、東北など地域ごとのマガジンを作る予定です。
初めまして nekonomimi(ネコノミミ)と申します。 無名の小説家です。 インスタとカクヨムで小説を投稿しておりますが(インスタは現在非公開) こちらでも活動を始めます。 基本的には日本国内の地方都市を舞台にしているラブストーリーです。 そしてその街で生きる市井の人々の営みを綴ります。 将来的には自分でドラマや映画などの映像作品を作りたいと考えております。 そしてまだ見ぬ土地を回り、 見たことのない景色、文化に触れながら、 それを作品に取り入れていく予定です。 ど
航をストーカーだと疑っている村上に 侑芽は笑顔で「今も大切な人」だと答えた 村上)そんならええんやけど……ほんなら何で別れてしもたがけ。とっとと一緒になればいんでない? 侑芽・航)それは…… 香里)ほらほら!もうええやないの!2人のことは2人にしかわからんのちゃ。それより侑芽ちゃんまだ体しんどいやろうし、うちらはそろそろ帰らんと! 見舞いに来た村上夫妻が帰り 再び2人きりになった 航)あの人(村上)と2人で仕事しとるんけ 侑芽)そうなんです。他にもいらっしゃると思
Amazonのレビュー書いてくださった方々、星をつけてくださった方々、本当にありがとうございます。大変励みになりました。どうお返ししたらよいか。小説出し続けることしかできないですけど、引き続き宜しくお願いします。心からの感謝を込めて🔥
航は一晩中、侑芽の看病をした。 久しぶりにキスをし抱き合って眠りについたが、 それ以上のことはせず、 熱がぶり返してうなされる侑芽を気遣い、 汗をふいてやったり額を冷やし、 1〜2時間おきに起きては様子を見ている。
先日発売した【いつもの場所で】 今のところ8冊しか売れてないけど、 もしこれを見てくださる方の中に 購入者がいらしたら心から御礼申し上げたい。(unlimitedで読まれている方も) ほんまにおおきに、 ありがとうございます。 今回、3作目のセルフ出版で このスタートダッシュのつまずきに、 ものすごくへこんでいたのですが、 少数でも買ってくださった方がいて、 その方々のためにもまた頑張ろうと 心を持ち直せました。感謝です。 なので「8冊しか売れてない…」じゃなくて 「ど
本日発売! 小説【いつもの場所で】 ものづくりの街で始まる恋と 毒実家からの自立を目指す男女の物語 電子書籍(kindle版) 紙書籍(ペーパーバック) #ラブストーリー #毒親 #ヤングケアラー #福岡県 #久留米 https://amzn.asia/d/2sYztJM
今年7月に初めて書籍化した 高知県が舞台の小説【潮騒に導かれて】ですが 紙書籍(ペーパーバック) 電子書籍(kindle版)ともに 年内を目処に一旦販売を中止する方向で検討しています そう時間はあけずに再販する予定ですが 内容を一部改めての再出版となります 期日はまたおってご報告します ※現在すでに購入されている方は もちろんそのままお読みいただけます 改訂版は最初に出したものから 本文内にある『よさこい鳴子踊り』や スピッツの楽曲の歌詞を抜いたものになるので そこまで
航)今夜はそばにおる 侑芽)でも… 航)看病に来たが。何もせん そう言ったもののそっぽを向く航。 侑芽はその手を黙って握り返し、 航の手を頬に当てる。 侑芽)この手…… 航)ん? 侑芽)航さんの手だ
歌子)あんたが行くて言うても、侑芽ちゃんがどう思うか…… 航)嫌がられたら、ゼリー置いて帰ってくる 行くと言って聞かない航に、 歌子と正也は釘を刺す。 正也)お前、女の子が弱っとる時に変な気おこすなよ? 航)そんなんわかっとる!俺はそこまでアホやない! 歌子)じっと見とるだけやのうて、水分とらせたり、何か食べさせたり薬飲ませたりもせんと 航)わかっとるて! 航は仕事を終え、山ほど買ってきたゼリーや 歌子から持たされた食品などを持ち五箇山に向かった。
YouTubeで高知旅を全4回に分けて アップしました。 拙著【潮騒に導かれて】にちなんだ場所を巡りましたので、お時間ある際にぜひご覧ください #高知県 #土佐清水 #足摺岬 #竜串海岸 #柏島 #四万十川 #沈下橋 #高知城 https://youtube.com/@nekonomimi1026?si=OSVE7xEdHQVfLsYb
こんばんは 先日までカクヨムで公開しておりました 【いつもの場所で】の出版準備を進めておりました。 ようやく目処が立ちましたので 詳細のお知らせをさせていただきます。 前作、前々作と同様に Amazonより出版いたします。 発売日は紙書籍・電子書籍ともに 2024年10月11日(金)です。 電子書籍の方は予約注文の受付が始まりました。 紙書籍は発売日よりお買い求めいただけます。 (電子書籍の予約はこちらの本文下へ↓) ・ (あらすじ) 東京・多摩で生まれ育った門田
五箇山の香里からの知らせに 歌子が動揺しながら話を聞いている。 工房にもその声が聞こえ、航の手が止まる。 電話を切った歌子に正也が事情を聞く。 正也)侑芽ちゃんがなんやて? 歌子)昨夜から熱がでとるみたいで、今朝、香里ちゃんが様子見に行ったらしいんやけど、下がるどころか上がってしもたらしゅうて…… 正也)あの辺やと、診療所があるだけやなぁ 歌子)村上さんは支所におらんといけんし、香里さんが病院に連れて行くて言うとんやけど……ウチ、今から行ってきてもいい? 正也)おぉ
偶然会ってしまったらどんな顔をしたらいいのか、 という思いで来たはずなのに、 結局、侑芽に会えないまま 井波に戻る航は会いたさを募らせた。 一方侑芽は市報に載せるライトアップの件で 久しぶりに本庁にやって来ていた。 黒岩)向こうはどう? 侑芽)正直、何をしていいのかわからなくて 黒岩)うんうん。少しずつやっていけばええのちゃ。まずは8月のライトアップや9月のコキリコもある。無理せん程度にね 侑芽)はい、できるだけ頑張ってみます 黒岩に励まされ本庁をあとにした。 そ
両親に全てを打ち明けた翌日、 航は五箇山に向かった。 途中、大牧温泉の前を通り過ぎる。 楽しかった思い出が蘇り、 複雑な心境になる。 車で40分ほど走ると五箇山に着いた。 この街のどこかに侑芽がいる。 もしかしたら偶然会ってしまうかもしれない。 不安と期待が入りまじった。 相倉集落にある家々の彫刻は、 代々蓬莱屋が手がけている。 欄間や仏具、衝立などの 修理や注文を担っているから、 連絡が入ればすぐお伺いに行く。 今日は民宿・矢島屋に訪れた。 才太郎と佐和子が営む民
日が沈み、辺りが薄暗くなってきた。 深い山々に囲われた相倉集落の上空には、 まだ明るさを残した空が見え、 暗がりの里と対比して物悲しく感じる。 そんな中、1つずつライトが点灯され、 合掌造りの茅葺き屋根が照らされてゆく。 暗闇で映える合掌集落。 その全景を望む展望台まで上がった侑芽は、 必死にシャッターをきった。 希望を灯《とも》すような柔らかい灯《あか》り 村上から持たされた一眼レフカメラと 自分のスマホを交互に使い、 あらゆる方法でその景色をおさめる。 “市報に
航は部屋中に残ったままの侑芽の私物を 返すこともできず、そのままにしている。 部屋着や化粧品などから その存在を感じながら後悔と孤独に苛まれている。 航)侑芽…… 1番近くにいたはずなのに、 今は1番遠い存在になった彼女を思い続けている。 想像以上に大きな存在になっていたことを思い知る日々。 大牧温泉で言っていた彼女の言葉を思い出す "もし……また航さんと離れてしまったら、今度こそ生きていけない“ 自分以上に傷ついているであろう侑芽を思いながら、 ここには居ない彼女