見出し画像

パン屋さんではたらくお話


こんにちは、ねこです。
5月6日、GWが終わってお仕事だった方も、お休みをとってまだ続いている方も、そもそもGWなんてなかったよ!という方も、いかがお過ごしでしょうか。

今日は、海さんの前回の記事を読んでわたしもいろいろ思い出したので、それをいくつか書いていこうかなと思っています。
(海さんの記事はこちらから、たのしい気持ちになるのでぜひ読んでみてくださいね…)

わたしは数年前から、スーパーのなかに入っているパン屋さんで働いています。よくある、お店屋さんごっこみたいにこじんまりとしたベーカリーです。

アルバイト先を探していたときに、家の近くにあるしパン屋の香りとか雰囲気とか好きだしな…という軽い気持ちで働きはじめました。制服もパン屋さんっぽくて好きです。(働き続けているとパンの香りもあまり嗅ぎたくなくなるので、パン屋さん好きな人はパン屋さん巡りがおすすめです、個人的な意見ですが…)

はじめてのアルバイトだったので、はじめの頃はそれはもうミスだらけだったのですが、意外と大丈夫なものです。不思議ですね。

それぞれお客さんにはきちんと対応しているので、ご心配せず聞いてもらえたらうれしいです。

それでは、聞いてください。

①かわいいパンを袋に入れようとしてもげる

これは王道ではないでしょうか…今はご時世的にみんな袋に入っているので大丈夫なのですが、少し前まではレジで入れる形式でした。

例えば、雪だるまのパンとか、ウサギのパンとか。重心を間違うとすぐ首とか耳がもげてしまうので、あの子たちほんとうに入れるのが難しい。
子どもが見ている目の前で袋に入れていると、もげてしまったらショックを受けてしまう…!とドキドキします。そしてもいだこと何回かあります。ごめんね。

②鉄板を落としてパンをおじゃんにする

これもまあ慣れていないとよくありますよね…たくさんのパンが乗っている鉄板はとっても重いので、ちょっと力が抜けるとパンが宙に舞います。パンが床に落ちていく様は、まるで雪がふるみたいにスローモーション。

はじめの頃、それを何度かやってめちゃくちゃ謝りました。その日は一日パンを落としてしまった…ごめんパン…と反省しながら仕事をしていました。あの時の店長、ごめんなさい。

③生地をぽわぽわにしてしまう

これは成型(パン生地に具材を入れたり、それぞれの形をつくる)段階のお話。成型するとき、まだつかわないパン生地は発酵してしまわないように温度を保つ機械に入れるのですが、すっかり入れ忘れてぽわっぽわにしてしまったことがあります。
「あら、さっきまであんなに小さかったのにもうそんなに大きく…」もう軽い親戚みたいな気持ちです。

…ごめんなさい。

④食パンをつぶす

なんだか物騒なタイトルになりましたが、これは多分慣れないうちはよくあります。うちで出している食パンは、ふわふわが売りのバターを塗っている食パンなので、焼きたてはそれはもうやわやわのふわっふわです。

意外と知られていないのですが、焼きたては触ると潰れてしまうくらいやわらかいので、スライスもできません。なんで切れないの!と言われることもままあります。(これがほんとうにめんどくさい)

これを慣れていないうちにやると、それはもうつぶします。とりあえず富士山みたいな形になります。めでたいですよ。

…はい。お察しの通り、これも出せなくなってしまうので謝ります。つぶしましたごめんなさい。

思いの外長くなってしまったので、ミスの話はこのくらいにしますね。また思い出したらお話します。

おまけで、お客さんあるあるもどうぞ。

・生身のパンをそのまま手で持ってくる
これ、結構あります。なぜ手で持っていこうと思った。

・スーパーのカゴにそのまま入れてくる
これも割と…トングとトレイを使って〜。

・試食のパンめっちゃ食べる
あれ?いま何個分食べた〜?

・トングで食パン一本取ろうとする
うん!取るから!取るから言って!

・トレイに山盛りのパン
トレイってね、乗らなかったら2枚使ってもいいんだよ…計算大変だから20個も乗せないでね…

いかがだったでしょうか。あるある!とかそうなんだ!と楽しんでもらえていたら嬉しいです。

では、今日のエッセイはこのあたりで。
今週もがんばりすぎずにいきましょう。

また木曜日に。

いいなと思ったら応援しよう!