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生活を営むこと


この8月から、一人での暮らしをはじめました。

心身ともにあたらしい場所にいきたいという気持ちからはじまって、単純に職場に近い場所だからとか、パートナーや友人たちとすぐに会えるからとか、そういうメリットもあって進めていました。

分かってはいたことですが、いざ一人で暮らすとなるとけっこう大変なものです。

仕事に行く前に洗濯やちょっとした掃除をして、帰ったら夜ごはんをつくって食べる。あらためて考えてみると生活を営むというのは忙しないことだなと思いました。家族やペットがいる人をいまとても尊敬しています。

大変ではあるものの、元々ひとりが好きなことや家事が苦ではないこともあって、なかなか楽しくやっています。一人であることに寂しくなる時もありますが、わたしのための空間づくりが楽しい。

いまはまだ、どうぶつの森のさいしょみたいに家具がひとつずつ床に置いてあって、不便なことしかないのですが、それもまた今だけの光景でいいものだなと思います。

わたし、どうぶつの森のさいしょが好きなんです。

まだお部屋のなかには何もなくて、たまたまお店に置いてあった家具に一目惚れをしたり、それに合わせてお部屋を作っていこうとしたり、好きなシリーズの家具を見つけて揃えようとがんばったり。

攻略みたいなことはあまりしたくなくて、あくまで生活というのはそういうものだよね、という遊び方をするのが好きです。すべてが揃わないことは当たり前だし、そのアンバランスさが生活感を生んで愛しくなる。

今のおうちも、そんな感じであそんでいます。

ほしい家具やかわいい生活雑貨、いいスピーカーやレコードプレーヤーみたいに、ときめきを見つけるたびにページの端を折るみたいにほしいものリストに追加しています。
かせきやフルーツを売るみたいにすこしずつお金をためて、ひとつずつ買っていきたいな。

そうしていつか、たくさんのページの端が折られた、何度も読み直している大切な本みたいに、大切な場所になればいいと思います。
この場所で暮らした記憶が、いつかのわたしを笑わせてくれますように。

もうすこしお部屋がいい感じになったら、写真を撮って載せたいと思います。見てもらいたいのもあるし、変わっていく部屋の記録としても。

久しぶりのエッセイでしたが、いつも読んでくださってありがとうございます。また書きますね。

まだまだ夏の暑い日が続くので、どうか体にはお気をつけて。

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