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月経休暇と負けへんで
こんにちは。長尾早苗です。
一週間以上noteをお休みしていました。
毎週木曜日・日曜日更新を楽しみにしてくれた方、お待たせいたしました!
Instagramではちょっとこぼしたりしていましたが、32歳の誕生日を迎えたとともに、過多月経を治療することにしました。何回かnoteでも書いていたピルを本格的に変えることになりまして、重い月経をなんとかしなければと思い、月経休暇を取っていました。
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月経休暇自体は月に1回なのですが、超低用量ピルからジェノゲストと呼ばれる薬に変薬する際、重い月経が何日間かにわたってまた戻ってきてしまって……もう落ち着いているのですが、なかなかに大変でした。
そんな体調の悪い中だったのですが、活動の上で1か月かかって書かれた素晴らしい原稿をいただく機会があり、自分の中でゆっくり時間をかけて書く、とはどういうことなのか、よく考えていました。
その間に入試問題に拙作が出題されるなど、著作権のやり取りでまた忙しい日々を過ごしていました。
32歳になって書きたいことのテーマ別に詩集を編もうとしていると、31歳の時は「日々」「ただなか」を書きたかったのですが、「日々」で編んでいてもその日々を使い果たしてしまいそうな気がして、いろいろ考えた末、「12歳」を書きたいと思っています。やっと1編書けたので、どこかで発表したいと思います。
12歳。かつて憧れた少女漫画の世界にどっぷり浸っていたあの頃。難関中学にも合格したけれど、難しい病気にかかって20年以上闘病していること。
情緒不安定で、だけれどドラマチックな日々を過ごしたくて、森ガールやジュディマリやミスチルに憧れたあの頃。
今回、中学入試に拙作「星を放つ」(『フレア』七月堂所収)を使っていただいたことと、12歳を書こうと思ったのにはつながりがあります。
まず、わたしの詩作品が小さな女の子たちと先生に読んでもらえているんだなと実感したことで、第一志望校に入学したころの気持ちを改めて思い出しました。
その時はまっていた少女漫画とは少し世代が違うのですが、今年3月21日までYouTubeで無料公開されている「おにいさまへ…」というアニメを見ているのもあります。ベルばらの作者池田理代子先生の作品が原作です。超お嬢様校の中で少女たちが特権階級クラブ「ソロリティ」の中で、誰かの「特別」について争う物語ですが、親の離婚・不倫など結構どろどろの人間関係が描かれています。
わたし自身は12歳の時、この「おにいさまへ…」に出てくる世界の話が自分に起こったらいいな、大変な中をポジティブに生きるヒロインになりたいと(今思えばとても恥ずかしくおかしいですが)本気で思っていました。
今、アラサーになってアラフォーになるまで、素敵に年齢を重ねていくにはどうしたらいいだろうと考えて聞き始めたのがジェーン・スーさん、堀井美香さんのポッドキャスト「Over the sun」でした。もともと町の本屋さんでスーさんのラジオ「生活は踊る」を知ってたちまちはまり、スーさんのような強い女性に憧れてポッドキャストを探していたらたどり着きました。
自分の今の不調には気持ちで負けないことが一番大事なことだと思いますし、どんな女性でもいくつになっても悩んでいる。番組の合言葉、負けへんでの気持ちをしっかり持っていきたいのだと思いました。
かつての12歳だったころは弱弱しくて、悲劇の中のポジティブなヒロインがものすごい努力をしていたなんて思ってもみなかった。
でも、今はもう32歳。若いしまだまだこれから歩んでいける。
悩んだときは美味しいご飯を食べてちゃんと寝て。
負けへんで。
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