社会人2年目、フルリモートで働く。
3月26日、リモートワーク「推奨」から「原則」フルリモートへと変更。
4月1日、自宅で社会人2年目を迎えました。
世間では、この春新たに迎えたメンバーへの研修をオンラインで実施する動きが広まり、ノウハウの共有も盛んに行われているように見えます。
こういう時のnote×Twitter、本当にすごい。
今回は、そんな状況下で新卒2年目の私が感じた、
「フルリモート勤務になったら気を付けると良さそうなポイント」を
私の目線で綴ってみます。
(他にも『やってみて良かった!』という工夫があれば、ぜひ教えていただきたいです!)
何かと気持ちが沈みがちな今日この頃。
少しでも健康に働く一助になれば幸いです。
1.フルリモートでも、普段通り、仕事を進めるために~配慮はしても遠慮はするな!~
新卒2年目×フルリモートの一番の難しさは、
・仕事はそれなりに覚えている
・まだまだ上司やチームメンバーのレビューを受けないと進められない業務も多い
ということから生まれるものが多いのではないでしょうか。
もう少し具体的にいうと、
「ここちょっと自信ないし確認したい…でも〇〇さん今忙しいかな…」
という遠慮から生まれる、一人で悶々と悩む時間の増加(と、それによる作業進捗の遅れ)が一番ありがちなケースかな、と思います。
出社してるとチラッと様子を見て判断できてたけど、オンラインだとそれも分からないし…声をかける前にもう少し進めておこうかな…いやでも自信ないしな…という負のループ。
2年目だとそれなりに経験した(やってみた)仕事も増えてきているはずなので、「初めてやることじゃないし…」と尚更遠慮してしまいそうにも。
そんな時にぜひ思い出してほしい、弊社新卒研修の中で教わる言葉の一つに、「配慮はしても遠慮はするな」というものがあります。
上司に気を遣って質問せず、自分の判断だけで進めた結果、方針自体がズレていて最初の方からやり直しに…納期に間に合わない…となるのは避けた方が良いですよね。過度な遠慮はチームコミュニケーションとアウトプットの量を減らしてしまうと思います。
「遠慮せず、聞きたい時にどんどん聞くのが良いって分かってても、やっぱり遠慮してしまう…」「なんだか仕事が捗らない…」という方は、ぜひ下記2点も併せてご参照ください!
①作業開始前に、想定時間と相談のタイミングを共有する
一つ目は、
「このテーマについて、こういうことを考えようと思っています。〇時間考えて詰まったらご相談お願いすると思います。」
と、考える作業を始める前に宣言するというものです。
(宣言忘れて作業入ってしまって、沼にハマった後でお願いするシーンもまだまだありはするのですが…)
作業開始前に時間を切って宣言しておくことで、「所要時間に対するレビュー」を開始前に受けられるかもしれません。もうちょっとライトに、〇分考えたら聞いて良いよ、とか。
予想できるお願いごとを先に伝えておくことで、突発的なお願いごとで声をかけるハードルを低くするイメージでも活用できるかもしれません。
また、自分の作業時間に対する意識を高く保つためにも、予め時間を切っておくのは有効だと感じています。
(これが2つ目のポイントに繋がります)
②自分にとって丁度良い外圧を、自分で設定する
人間、ちゃんと頑張るには、「自分にとって丁度良い」外圧が必要だと考えています。(突然主語が大きくなる人)
外圧が小さすぎると、「まあこのくらいで良いか」と手を抜いてしまいかねませんし、
外圧が大きすぎると、「全然できてなくてだめだ」と必要以上に焦ってしまうでしょう。
ここでいう「外圧」は、自分の外側からかかる圧力を指しています。「プレッシャー」とほぼ同義です。
そして、フルリモート下での「丁度良い」外圧って、本当に難しい。
(今の私が思う)外圧が小さすぎる・大きすぎる例をあげてみると…
【小さすぎる】
・作業進捗の管理がほぼされておらず、自分が全く作業を進めていなくてもバレない(問題は大あり)
・自分が出したアウトプットに対して、手放しの「OK」しか返ってこない
【大きすぎる】
・作業中のモニターを四六時中遠隔で監視される
・1時間おきに作業進捗を報告させられる(順当な理由なしに)
大まかにいうと、前者は「無条件で肯定しすぎ」、後者は「あまりに信頼してなさすぎ」、という感じでしょうか。
フルリモートだと、特にこの信頼の加減が難しくなると感じています。
基本的にはメンバーを信じて見守りつつ、とはいえ出来ていないことに目を瞑り過ぎないというか…。
そして、個々人の精神・身体の健康状況によっても「丁度良い」加減が変わるのがさらに難しい。
ただでさえ個々人の悩みはあるものでしょうし、昨今はコロナウイルスによる死への不安、社会の変化に対する不安など、普段よりもナイーブになりやすい状況です。
自分の身体・精神の健康を自分で保てるよう、普段よりも外圧の調整を意識すると良いと思います。
以下、そのために私が実践していることの例を挙げてみます。
1日のはじめに今日やることを宣言
業務をはじめる際には、Slackでその日やることを箇条書きにして宣言。
この時、レビューをお願いする予定も一緒に伝えるようにしています。
例:
「〇〇の作業が終わり次第、〇〇さんに内容の正誤確認をお願いする予定です。大体〇時頃にお願いすると思います。」
自分の業務遂行時間を予測してスケジュールを組む練習にもなりますし、
レビューに関するやりとりも(いきなりお願いするよりは)円滑に進められると思います。
日報で進捗を整理
業務終了時には、日報にて「やったこと」「やる予定だったができなかったこと(とその理由)」「明日やる予定のこと」を整理します。
「やる予定だったができなかったこと」をちゃんと視覚化して表に出すことで、外圧が小さくなり過ぎないよう調整しているイメージです。
日報自体はフルリモートになる前から基本毎日書いていたのですが、フルリモートになってより一層重要だと感じるようになりました。
日常の中のちょっとした良いことや、美味しかったもの、不安なことなども書いて共有すると、日報を読んだ社員さんがコメントをくれたりして、良い息抜きになっています。
レビュー依頼する際には、「何を・どのくらいの粒度で・いつまでに」を明確に
完成までの想定スケジュールと、現時点での作業内容、現時点で確認してほしいこと等を整理したうえでレビュー依頼すると、オンライン上のコミュニケーションだけでも円滑に進むと思います。
テキストコミュニケーションに拘り過ぎない
また、「テキストだけで自分の意図したい内容を伝え・読み取ること」に過度に拘り過ぎないのも大事だな、と最近感じます。
確認内容が長くなりそうな時や、確認してほしい相手が複数いる時には、ビデオ通話を繋ぐなど、臨機応変に対応していけると良さそうです。
体調が悪い時はSlackで連絡してちょっと休む
腰痛・肩こり・頭痛などの身体的なものから、なんだか家にいてもずっと気を張ってしまって疲れるといった精神的なものまで、なにかと疲れる時期だと思います。
「体調が悪いな」と思った時には無理せず、ちょっと休むという選択肢もとれるチームでありたいな、と。健康第一。
…とはいえ、私もやっぱり多少の後ろめたさは持ってしまっていたのですが。
どうしても頭が痛くて「すみません、ちょっと薬飲んで休んできます」と連絡した時、
「お大事に」「無理せず」といった温かいリアクションスタンプが届いたり、
「リモートで体調崩した時に試してみて!」と、ストレッチや換気の仕方などのリンクを教えてくださったり…
温かいチームの皆様のおかげで、今私は健康に働けていると思います。本当に感謝感謝です。
2.色々言いましたが、やっぱり健康が一番
新卒2年目とかもはや関係ない()
体調が悪いと、それだけで気持ちが沈みがちになったり、仕事の効率が落ちたりしてしまいます。
まずは何よりも、身体の健康を保つことを第一に考えた方が良いと思いました。
自宅の作業環境を整える
机も椅子もディスプレイも無い。こたつしかない。
「大学の時もこたつでレポート書いてたし、いけるやろ!」
全然いけませんでした。2週間が限界。過去最大級の腰痛と肩こりが襲ってきます。
自分の身体に合ったデスクやチェアを揃えましょう。全身バキバキになる前に、早く。
(頭痛とだるさで仕事どころじゃなくなります…)
ちなみに私はスチールケースのThinkチェアを、中古販売サイトで安くお迎えしました。
椅子への投資、大事。肩こりがかなり楽になりました。
※弊社フィードフォースでは、在宅勤務における備品購入支援として、一人あたり3万円まで支援いただけることになっています。ありがたい。
参考note:『リモートワーク(在宅勤務)における対応策まとめ』
こまめな運動・水分補給を習慣化する
ストレッチや散歩などで適度に身体を動かすのもすごく大事です。
私はこれまで運動習慣がなく、リモート勤務が始まってもしばらくは何もやっていなかったのですが…作業環境の整ってなさも相まってそれはもう悲惨な体調に…。
最近は起きた時と寝る前にストレッチ、お昼と夕方に10分ほど散歩をしています。
朝の通勤代わりに(なるべく人の多くない道を)10~30分程度歩いてから出社打刻する方も多いようです。
また、ずっと家のデスクの前に座っていると、案外忘れがちなのが水分補給。
「移動のついでに飲む」というシーンがなくなる分、1時間おきに一杯水を飲む、など自分ルールを設定して、意識的に水分を摂れると良さそうです。
・・・
ちょっとだけ書くつもりが、結構長くなってしまいました。
皆様のリモートワークライフが、少しでも快適なものになりますように!