今ここで沈黙の誓いを立てる

昔からつい余計なことを言ってしまう。
友達と遊んだ直後は楽しかった！と高揚感に浮かれているが、家に帰ってきてお風呂に入るあたりからジワジワと後悔が押し寄せてくる。

「あのとき、言葉選び間違えたかも...」
「あの言葉、ちょっと強く聞こえたかな...」

湯船に入っても布団に入ってもぐるぐるは止まらず、頭が膨張するような感覚に陥る。
そして疲れて眠る。
数日間はぐるぐる考え続けながら、ひたすら1人反省会だ。

1人反省会をしている人は意外とたくさんいると知った時はちょっと安心した。
1人反省会は珍しいことじゃないという事実は、わたしの神経質でネガティブなところを象徴する1人反省会を、貧乏ゆすりのようなよくあるただの悪癖までランクダウンさせた。
1人反省会してもいいじゃないの、誰にも迷惑かけてないのだし。と、開き直れた。

しかし、やはりわたしは余計なことを言ってるような気がする。
その感覚はどうしても抜け出せないから、たぶん本当に喋りすぎているのだろう。
言語化は大切だが、何もかも誰かにわかってもらう必要はない。
わたしだけがわかっていればいいこともある。
それなのに、わたしの口は喋る。
グッとお腹に力を込めて、余計なことを言わないようにしたい。
ふにゃふにゃほにゃほにゃと何でもかんでも話してしまう自分から、沈黙を上手に扱える自分なりたい。

今年は沈黙の誓いを立てようと思う。
話さないことを選ぶのではなく、話すことを選ぶ。
聞かれたら話す。聞かれないことは話さない。
一旦これで様子を見てみよう。
どうしても喋りたくなったら、ここに書き殴ればいい。
何もかも話さなくていいんだと学ぶ年にしよう。