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ヤフコメをグラフ化してみた&ランキング【2024年12月】

明けましておめでとうございます。

新年にふさわしい内容ではないですが、昨年末からせこせこデータを取っていたものがようやく発表できるので見て頂けたらと思います。

タイトルの通りヤフーニュースのコメント、通称「ヤフコメ」の件数を「記事ごとに取得してみた」というものです。

こんなことし始めた動機としましてはヤフーニュースの見出しの横にコメントの件数が記載されていて、どうやらコメント数が1500件あたりを越えると赤字になることに気づいたのですが、いきなり真っ赤になるニュースもあれば数時間後にいつのまにか赤字になっているというニュースもあり『これらの違いはなんだろうか?』という興味が沸いたことです。

一定を超えると赤くなるコメント数


ヤフコメのデータはどこかにあるかなと思ったのですが、調べてもなかったので自分でデータをとってみることにしました!1ヵ月間でデータを取得した記事数はなんと2500でした!毎日100件近くのニュースが提供されているんですね…(後述しますがこれは記事の一部で全ての記事ではありません)

データの取得方法はスクレイピングと言われるもので単純にWebページから取得。ヤフーニュースのトップの【主要】に載った記事について、30分ごとにコメントの件数を取得。24時間まで追跡してデータを蓄積しました。

ごちゃごちゃと説明してしまいましたが、グラフを見ていただけた方が分かりやすいかと思うので、総コメント数のランキングとして5位から発表したいと思います。
※今回は2024年12月分です。2024年の年間ではありません。



5位 西武・源田壮亮 不倫関係を認める


5位はプロ野球選手の源田選手の不倫に関するニュースです。最大コメント数は8216件でした。
※記事が消されてしまいました。以下と同様のものです。


源田選手は西武ライオンズのキャプテン、WBCのメンバーにもなっている野球好きであれば知らない人はいないぐらい日本を代表する選手です。
ホームランを打ちまくる大谷選手のような派手さはないですが、堅実な守備で西武ファンはもちろん、他球団のファンでも応援したくなるような好感度の高い選手です。

そして奥さんは元アイドル(乃木坂48)の衛藤美彩さん。
仲良く2人でTVに出演するなど、誰もが羨むような夫婦…
のはずが今回の文春砲による不倫報道。

コメントも殺到する形となったのですが、ほとんどが

「源田さんは真面目そうなだったのに裏切られた!」

という恐らく女性ファンからのもの。「山川選手ならOK」という訳ではないですが、野球選手でもよくある不倫報道の中で、堅実なイメージの源田選手のこの報道で落胆する方も多かったようです。

25日の18時ごろにこのニュースがヤフーのトップに載り、以下のようなコメント数の推移がありました。

コメント数推移


最初の3時間で一気に7000まで急上昇し、その後の2時間で8000に到達。
後は深夜になったことなどもありますが、そのまま水平となりほぼ膠着状態となります。

恐らくニュースのトップから外れたなどの要因もあると思いますが、「プロ野球」「不倫」というのは興味ある人はありますが、ない人にはどうでもよいことなので伸びが止まってしまったのでは?と推測もできます。

また面白かったコメントはXでも話題となっていたこじはるさんの名言を引用した

「アイドル時代に手を出す男は信用できない」

というのも大きくいいねを集めていましたw

「不倫」のニュースはコメントが伸びやすいですが、人を選ぶため少しガス欠のような形になるようです。


4位 印出身の亀田製菓会長 日本に懸念


4位は亀田製菓の会長の発言についてのニュースで、最大コメント数は8672件でした。
※こちらも記事が消されてしまいました。以下と同様のものです。


亀田製菓は商品のイメージと異なり会長がインド出身のジュネジャ・ラジュ氏。そのジュネジャ会長が「日本はもっと移民の受け入れを」なる発言(※本当に発言したか若干怪しいです)をしたことでXなどネットで大きな反応があり、コメントも殺到する形となりました。

概ねヤフコメ民は「移民大反対」のようで議論が白熱してコメントが増える訳ではなくは移民に対して

「治安が悪くなる」「日本の文化を守るべき」

などひたすら反対意見が重なったようです。

根拠はなく、なんとなくのイメージですがヤフコメ民は保守派が多いように感じます。とりわけ亀田製菓と言う「日本のおせんべい」の会社がこういう発言をしたのも火が付いた要因のようです。15日の21時ごろに配信され以下のようなグラフとなりました。

コメント数推移

2時間程度で一気に6000コメントに達し、その後緩やかに増え続け8000コメントを越えています。
トップに載ったのが21時なので深夜に停滞しためこういう形になりましたが、時間が違えばもっと伸びていたかもしれません。ニュースが出る時間もコメント数に大きな影響がありそうです。


3位 焼き鳥の串外しに怒り 店主の思い


3位は意外な気もする「焼き鳥屋の頑固おやじ」に関するニュース、というか取材記事です。最大コメント数は10641件でした。
※こちらも記事が消されてしまいました。以下が同じ記事ものです。


新橋の居酒屋の沢崎さんは飲み会のマナーにもなっている"焼き鳥の串外し"に対し「肉の大きさで串に指す順番を変えている」「手間かけて串指してんだから抜くな」と激高。さらに「酒飲めない客は来るな」「店が客を選んでもよい」とまで言ってのけます。※ちゃんと理由もあるので詳しくは記事を見てください。

なるほど。ちゃんと考えて串に刺しているんだなと昭和堅気に関心させられる記事…と思いきやヤフコメ民は大反論。串外しに対し多くの意見としては

「食べる側の自由」「外しても味が変わらない」

というものが多く、そしてその後の「一人で来るな」「酒飲めない人お断り」が余計だったのか

「酒が飲めないと食べれないの?」「この店には行きたくない」

と批判が殺到。コメント欄は炎上のような状態となりました。16日の20時ごろから以下のようなコメントの推移となっています。

コメント数推移


数時間で8000コメントまで増え、その後に徐々にコメント数を増や続け、緩やかなカーブのまま1万コメントに到達。

考察としては、こういう「焼き鳥串外すか問題」などの”あるある”に関しては特定の人たちだけでなく、議論に参加できる人の範囲が広いため徐々にコメントが増えているようです。

ちょっと細かい日常のあるあるな問題もヤフコメが伸びるジャンルの1つと思われます。


2位 年収の壁巡る協議 自民幹部が疑念


2位は話題となった年収の壁についてのニュースです。最大コメント数は12856件にも上りました。
※こちらも記事が消されてしまいました。以下と同様の内容の記事です。


パートの主婦などが103万円以上稼ぐと控除の対象外となるいわいる”103万円の壁”の存在。これが国民民主党の躍進で変わる!と思いきや税収が減るため自民党が大反発…という記事です。

この記事は3・4位と違いコメント欄も様々な意見がありましたが概ねは自民党の税金の使い道への批判や「自民党くたばれ」などの政権への批判がほとんどでした。石破政権発足後の最大の議論であり、またパートの方などは身近な問題のためここまでコメントが伸びたように思われます。

15日の22時ころ配信され以下のようなグラフとなりました。

コメント数推移


グラフは記事が夜遅くに出たにもかかわらず深夜にも増え続け、さらに7時から9時までの間に急激に増えるという2段の山がある形となっています。恐らく通勤中にコメントした方が多いのでは?と推測できます。

税金に関する問題は生活にもろに影響することもあり、コメントは伸びやすい傾向にあるようです。「金」がかかれば人がヒートアップするのは間違いないようです。


1位 スーパーのクマ処分に苦情 市説明


堂々の1位は意外にも「クマ」についてのニュースでした。最大コメント数は17950件にも上っています。
※こちらも記事が消されてしまいました。以下と同様の内容の記事です。


秋田県に度々出没して問題となっているツキノワグマが12月2日にスーパーに迷い混む事件が発生。行政により電気ショックで殺処分されたのですが
この対応に「クマを殺さないで」と市に多くの苦情が来たというニュースです。

約18000コメントと12月で1番の反響があったのですがコメントのほとんどはクレームへのカウンタークレームと言いますか

「こいつはクマの危険さをわかってない」
「人間の安全のためクマは殺してOK」

というクレーマーへ対しての批判が多かったようです。後に秋田県県知事がこの批判に「お前の家にクマ送りつける」と言い返したこととほぼ同意見です。とりわけこの「殺さないで」という苦情がクマに縁のない”東京都内”の人間から送られていたということもコメントに火が着いた要因のようです。

3日の20時ごろ配信され以下のようなグラフとなりました。

コメント数推移


グラフは急激な変化はなくひたすら深夜問わずジワジワ伸び続けるというもの。正直なぜこんなに伸び続けたかはわかりません…

地方民VS都民という構造になったからか、命の危険がかかったニュースだからか、それともクレームへのカウンター効果からか…

もしかしたあしたのジョーじゃないですがコメントへの”カウンター”が一番コメントを集めるのかもしれません。今後検証が必要となりそうです。


以上調査の結果、2024年12月のコメント1位は「クマ」でした。


以上が1位から5位でした。ちなみに6位~10位は以下になります。

※リンクがないものは記事が削除されています

TOP30まで興味ある方はこちらを見て下さい
(1~10位の時間別データも記載しています)
https://docs.google.com/spreadsheets/d/17rslQwKggnvMPQtz9FvByUhtTcmRUUDCdspga1oWNPw/edit?usp=sharing


ここまで見て頂いた方、お気づきかと思いますがほぼ全て元の記事が削除されています。

申し訳ありません。これは想定外でした。年末前までは1,2個削除されているぐらいだったのですが、年明けて記事を書き始めるとほとんど消されていることに気づきました。恐らくヤフーが"コメントの管理が面倒"ということで年明け前に消したのだと思います。(勝手な推測です)

データに信憑性無くなってしまい、面白みが欠けてしまったと思います。今後は何らかの形で記事を残すように仕組みを考えたいと思います。

来月も1月分のデータで再チャレンジしたいと思います。応援して頂ければありがたいです。よろしくお願いします。

補足

取得したデータは「記事の一部で全ての記事ではない」と言いましたが、今回の調査対象はヤフーニュースのトップに載った記事でそれ以外にも経済スポーツなどにも多くの記事はあります。ただ基本的に話題となっている記事はトップに流れるようになっているようなので、トップのみの調査を行いました。”完全なランキング”とは言いづらいかもしれませんのでお気づきの点がありましたらご指摘ください。

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