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歌ってみたMixを積極的に受けない理由

今流行りの「歌ってみた動画」

それに伴ってMix師という方がどんどん増えています。私も以前は積極的に受けていましたが、2022年に頼まれたら受ける程度にし積極的には受けます!などの宣伝は辞めています。

たまに「歌ってみたのMixってもっとやらないんですか?」と聞かれることがあるので、今回はその理由などを書いていきます。

【結論】事業として継続するには微妙・・・


歌ってみたMixを副業やお小遣い稼ぎくらいで考えているようでしたらかなりいいと思います。

ですが、本業として音楽をやっていく場合には色々な側面から考えてかなり微妙だなと私は判断しています。

①単価が低い

まず、事業としてやっていくという事はある程度売り上げを上げていかなければいけません。

その時に、作曲編曲の依頼と比べると数万円単位で単価が下がります。

分かりやすくスキル販売サイトの「ココナラ」で検索をしてみると・・・

・高くても15,000円

・実績のあるPro認定をされている方でも10,000円

・そうでなければ数千円とその辺りです。

ココナラの場合、約22%は手数料として引かれるので10,000円で受けても入ってくるのは7,800円程度。

言い方がよくないかもしれませんが、たったこれだけです・・・

これだけ見ると、7,800円なら結構いいのでは?と思うかもしれませんがこの後の所要時間を読んで見てください。

時間単価にしたら微妙な事がわかると思います。

②一曲納品までの所要時間

依頼を受けた曲や、依頼者さんの歌の上手さ、録音状態など様々な要因でかわるので一概には言えませんが私の平均でお話をしていきます。

私の場合・・・

  1. 事前打ち合わせ

  2. データ確認

  3. データ整音

  4. ボーカル補正

  5. カラオケ音源とMix

  6. 確認の為戻し

  7. 修正、微調整

  8. 再確認

  9. 6~8が終わり書き出し納品

大きく上記の流れになります。1~9まで終わるのに平均で5~6時間。一回で終わればいいのですが大体一回は微調整や修正希望が入ります。

そうなるとプラスで1~2時間、場合によってはそれ以上かかります。

仮に再調整で2時間かかったとしましょう。

6時間+2時間=8時間 かかる計算になります。

早い方は一日何曲もやっているようですが、集中力がそこまで続くか疑問です。

そして他にも作曲編曲、カラオケ制作などの依頼も頂いているので一日に何曲もは現実的ではないと感じます。

③上記①と②を考えると・・・

ココナラを経由した場合7,800円、そこに早くて6時間としても時間単価1,300円。

正直に話しますと、これでは事業としてやっていくのは厳しいというのが正直なところ、、、

細かく言えば、7,800円の中には光熱費、税金など必要経費なども含まれているので結果いくら残るの???という事です。

これは一曲に対して書いたので、何曲も受ければそれなりに積み重なりますが、物理的に頑張っても月10万円前後がいいところではないでしょうか?


ここまでの①~③を考えると現実的に事業内容にメインとして組み込むのは厳しいという結論になります。

その先になにかあるのか・・・


まずは事業としてみたときの金銭的に微妙というお話をさせて頂きました。

次は、歌ってみたMixに比重を傾けたとき、その先になにがあるかを考えます。

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