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どんな自分になったっていい

こんにちは。ねこむです。
今日は自分とは切っても切り離せないファッション・美醜コンプレックスと、それにまつわる学生時代の話。

noteでは特に明かしていませんでしたが、私は幼少期からお姫様のようなかわいいファッションが大好きです。

きっかけは小学生のころから読んでいたファッション雑誌、漫画(きらりん☆レボリューション、姫ギャル★パラダイス)、アメーバピグやプーペガールなどの着せ替えゲーム。
もっと小さいころからピンク・花柄・リボンなどかわいらしいお洋服を着させてもらっていたから、母親の趣味ともいえる。

小学生~中学生当時が姫系・森ガールブーム全盛期だったこともあり、私の住んでいた田舎からもちょっと足を運べば、お姫様になれるお洋服が売っている、天国のようなお店があった。

「LIZLISA」である____

小学生の時背伸びして買ったPopteen、当時見ていた「おネエ MANS」でおネエさま方と柴田理恵がお店を訪問しているのを見てから(今だと絶対に放映できないタイトルだし人選含めどんな状況?でうける)、一瞬で虜になったブランドだ。

家族でディズニーにお正月行った帰りには、わざわざイクスピアリのLIZLISAに寄って福袋を買ってもらった。
(通販でも購入済みなのに…。でも当時はカバン+お洋服3.4着で五千円だったからお買い得だったよねえ)

13年前の公式ブログ残っていた、これ!アゲきゅん、来年バズらせたい

極めつけは、小学校の卒業式、間違いなく学校一派手な制服を着ていた。

私がいた小学校の卒業式では、通う中学の制服でなく大半の子はなんちゃって制服を着ていた。
当時はやりのAKB風のチェック柄スカートにリボン、という子が多い中…

実家からでてきた、本記事書くきっかけ


これである。
当時の愛読雑誌「Nicola」の制服特集で一目ぼれして買ってもらったのだが、これを田舎の畑しかない淀んだ町で、ただの小学生が着たらどうだろうか。

絶対陰でこそこそ言われていたことと思うが、当時の私はクラスでも明るく目立つほうだったためか、友人にも先生にもねこちゃんらしくて可愛いね~くらいで終わっていた。(やさしい世界…)


そして中学。

地元の公立校に入り、最初は小学生の時の勢いで友達を作る…かと思いきや、眼鏡をかけ始め美術部に入ったあたりからなにかが変わり始める。
クラスの一部の男たちに明らかに嫌な態度をとられ、一部女子からも馬鹿にされたりわざと足を踏まれたり。

数か月前の卒業式では学校一派手な制服を着て、冬のスタメンはピンクのチェック柄コートに白いブーツ、毎日ヘアリボンやシュシュを変え…といったラブリ~女児だったのに。
一転、皆同じのねずみ色の制服を着ることを強いられたとたん、自分の個性を出せなくなってしまった。

人生で一番辛かったし二度と戻りたくないと今でも思う。
ニコニコ動画でホラーゲーム実況を見たり、好きな歌い手の歌を聴くことでなんとか耐えていた。
(余談だが、今の子は「ゲーム実況」も「歌ってみた」も普通に日常にあって 特別にオタク扱いされないのが本当に羨ましい。)

どんなに嫌なことをされても、翌朝には絶対学校には行っていた。

それは、学校での定期テストの点が良ければご褒美でかわいいお洋服を買ってもらえたし、東京に連れて行ってもらえるから。

地味に目立たず学校では過ごすようにする反動か、ロリータファッションやフェアリーファッション、いわゆる「青文字系」ファッションにあこがれを抱くようになった。
KERA!やZipper、LARME、CUTiEなどたくさんの雑誌を毎月読み漁っていた。

また、通販を駆使しいろんなブランドに出会う。(当時は個人の通販サイトが主流だったよねえ、懐かしい…)

当時はブログ全盛期だったこともあり定期的に自分のコーデや購入品をUPするアメブロを開設した。

当時のブログより。和室×フェアリーファッション、趣深くけなげで可愛い

ほかのロリータさんのブログを読み漁っては、自由に原宿に行けていいなあ。かわいいなあ、実在している人なのかな?とか思いをはせていた。
ただ、全く当時はひとりで東京に住むなんて想像もしていなかったように思う。

中学時代はかわいいもの全般(を買い与えてくれた両親)、ごくわずかな小学校からの友人、ニコニコ動画とアメーバに支えられ卒業。


いじめられてもプライドを保つために勉強はしていたので、地元の一番賢い高校に入学。

私服校だったため、またかわいい服を着られるようになり、コンタクトレンズデビューをした。

かわいいものがすきなお友達もでき、かわいい服を着てショッピングし、パンケーキを食べてプリを撮る…といったような、中学の時夢みていた休日を過ごせるように。
しかも、もう同級生に会うんじゃないか…とびくびくしながらおしゃれをする必要もない。

友人に恵まれ、部活に打ち込み、楽しい日々を送る。
一方で、周りを見返す あいつらの上に立つ、といったような負の感情で勉強していた私は、高校に進学してからはまったく勉強に身が入らず、テストのたびに赤点補修生活だった。学年下から30位とか。

だから、良くて地元の国立大、悪くて地元の僻地大学かな…とふんわりと進路を考えていた高校2年生のころ。

兄がとある東京の大学に入学することなった。
当然のことながら両親の通った地元の国立大に、兄もわたしも入学するかと思っていたから、びっくりした。

東京に行くっていう選択肢、自分にもあるのかな…と。

その選択肢が見えてからはトントン拍子だった。
母は地元に居てほしそうだったけど、お兄ちゃんが東京にいるなら…と許諾。

東頑張れば自分でも入れそうな穴場の国立大学を見つけ、その大学一本に絞り受験に関係ない科目のテストは全部捨て、授業で受けていない現代社会※ を勝手に勉強し…。(※日本史とかより範囲が狭く点取りやすい。社会情勢の勉強楽しくてLOVE)

ふんわりと地元大学に行くかなあ?のころとは打って変って、塾や親に言われた勉強は真摯に1年間取り組んだ。
3年生のころはご褒美として、模試の帰り道にGRLのサイトを見てどれを注文しようか悩むまでがワンセットだった。


努力の甲斐あって第一志望の大学に合格、入学。
夢の東京!と思いきや…
原宿まで微妙に遠い+授業が多すぎて忙しい+一人暮らしで節約方法もわからない、な感じでファッションとは遠い大学生活を送っていた。

また、高校生のころからじわじわ感じていたコンプレックスが、上京して沢山の人とかかわる中で、もろに襲い掛かってきた。

「かわいい服に自分の顔が追い付かない。服はかわいいのに顔が全然かわいくない」


という悩みである。

実は、高校生になってニコニコ動画から若干離れた私は、Twitterに常駐するようになった。

アフェリエイトもなかった善良な初期の「美容垢」「整形垢」をフォローしまくり、勉強の合間に自撮りをしてはかわいいアイドルと比較し、ここも、あれも、と整形したい箇所を妄想する日々。

ただ、実際には学校もあるし、まあまあ幸せだし、お金もないし、整形なんてできない…けどしたい…と心の片隅で思う中。

私の第三のターニングポイント、コロナ禍が始まったのである__


絶好のチャンスが、きた。
人に会えない、お金も貯まる、マスクだし多分バレない。

コロナ禍が始まって半年くらいで、長年のコンプレックス箇所を消した。

麻酔も採血もダウンタイムもすべてが初めてで不安で、自分で決めたことなのに誰にも相談もできなくて孤独だった。

幸い優秀な先生とのご縁があり、感染や失敗もなく、徐々に理想の顔になっていった。
東京に住みコロナかで手術を受けられたことも、Twitterをやりまくって培ったリサーチ能力も。高校生の頃の自分の選択で今の自分が出来上がっていくと思うと、感慨深いものがあった。

ナチュラルに美しく変化した私の顔は、同級生はおろか両親にも「なんか可愛くなった、痩せたー?」くらいに言われる変化だった。
当時の自分の中での大金をはたいたので劇的に変化してほしい気持ちはあったが、整形は魔法ではないことを痛感した瞬間でもあった。

初対面の人からの印象や反応は、劇的に良くなったように思う。
顔のつくりもよくなったことに加え、自分のことがより好きになって、自信を持ってふるまえるようになった。


自己愛と自信は、自分の原点であるかわいらしいファッションへ目を向ける余裕と勇気をくれた。

ずっとあこがれだったロリィタブランドの服を身にまとったり、アパレルブランドの1日限定ショップ店員をやらせていただいたり、そのつながりでお友達ができたり。

好きなファッションを楽しむために仕事も頑張ろう!転職して年収上げよう!というモチベーションにもなって、日々に張り合いが持てるようにもなった。(無限にお金とクローゼットほしい!!!!)

今の中高生たちは、私が学生だった時以上にルッキズム社会で美容整形などもあたりまえになっていると聞く。
(現に、通勤時に見かけた中学生が、電車内で学校用のでっかいタブレットでメイク動画を見ているのにいろんな意味でびっくりした。)

noteの愛読者に学生さんは少ないとは思うが、もし学生さんがいたら、やるべきことはしっかりとやったうえで、美容やファッションなど好きなことに熱心に向き合ってほしいな、と思う。

私も、自分の顔やかわいいものばかりに執着していて、中身のない、勉強も仕事も中途半端にしかできていない時期があった。

自分のことを好きになって自信を持つための取っ掛かりが、私は美容整形だった。
けれど、今はそれが英語勉強や留学、何かの探求や研究などであった世界線も生きてみたいなと思う。

だから、これから自分を更に好きでい続けるために 勉強を継続したいなとも思うし、同時に大好きな自分のことを認めて愛してくれる人と出会うために婚活も頑張りたいな、と思う。


実家に帰って小学校の卒業式の自分を見て色々と思い返したことをつづってみました。

先月書いた記事では、こんな散々な一年だったぜ~~!泣 と振り返ったけれど、同時に好きなファッションや音楽などに救われた一年でもありました。あとnoteも!

読んでくださってありがとうございました。

来年はもっと頑張って、すきなひとと幸せに過ごして、すきなものに囲まれる一年にするぞーーー!絶対!!!
みなさま、良いお年を(=^・^=)

今日の一枚「ぶらんこ」フラゴナール
イギリスで原画を見た、想い出深いお気に入りの絵。

ロリータファッションにはロココ時代の服装のエッセンスが入っていると言われており、それもあって私のnoteの見出しはロココ時代の絵画が多めです。



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