フランスのメイカーフェアでネコリンピックをやってきた話
ネコリンピックはmicro:bitのセンサーで身体の動きを取得して、ScratchやUnityを使って体を動かすゲームを作るプロジェクトで、いろいろなイベントで公開してきました。
ものづくりのイベントで認知度が高いのがメイカーフェア(Maker Faire)で、毎年日本を含め世界各地で開催されています。
ネコリンピックもこれまで東京・京都・ローマ・深圳・つくば・大垣の各メイカーフェアに出展してきましたが、2024年は10月18日~20日の3日間、フランスはリール(Lille)市で開催されたメイカーフェアに出展してきました。
リールはフランス北東部、ベルギーとの国境の町で、少し北西に行くと第二次大戦で有名なダンケルク、英国と最短距離の町カレーがあります。
カレーと英国のドーバーを結ぶ海底トンネルを国際特急列車ユーロスターが走っていて、リールはユーロスターの主要な停車駅の一つです。
日本から行くには、パリのシャルル・ド・ゴール空港からリールまで直通のTGVを利用します。
メイカーフェアの会場はリール市内の「サン・ソヴール駅」という、廃止になった古い駅舎をイベント会場にした施設です。
駅舎なので縦に長く、かつての線路も残されています。
細長い会場に120ほどのブースが設置され、フランス各地のほかベルギーからも含め約600名が出展しましたが、当然ながら日本人というよりアジア系は私一人でした。
持ち込んだネコリンピックは、スケートボード、アームレスリング、ボートレースの3種類。PCが3台と電源アダプタ、大量の乾電池もあるのでかなりの重さになります。スーツケースとリュックに分散しましたが、着替えなどを含めると手荷物の重量制限ぎりぎりです。
いよいよ開幕、初日の10月18日(金)はスチューデントデイで学生は無料のため、先生に引率された子どもたちが大勢やってきました。
19-20日は週末のため、ファミリーが中心になりました。
3日間でスケートボードゲームのプレイ回数が1400回ほどだったので、毎日4~500人は来ていただけたみたいですね。
ワンオペなので、例によって他の展示はほとんど見られなかったのですが、お隣のブースが「Framboise314」というハンドルでRaspberry Piの作品を発表しているフランソワさんで、親しくなりました。RasPiとScratchの本も出しているそうで、RasPiを使った面白い作品を展示しています。
会場の様子は現地のYouTuberのCarlos3Dさんがアップしています。最後の方にネコリンピックも紹介してもらえています。
https://www.youtube.com/watch?v=JvQJj3g9R4U&t=1s
出展は何度やっても楽しいですね。どこの国でも子どもに大ウケするのがたまりません。
さすがにヨーロッパは遠くてお金もかかるので、安くすむところならまた海外遠征してみたいと思います。
以上
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