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ギャンブル依存症者はここが異変を起こしていた!~脳の報酬系とは?

こんにちわ ねこまねきです。
前回の記事ではギャンブル依存症になると様々な症状が出ることを書きました。

ではなぜこのような症状が出るのでしょうか?
この記事からはギャンブル依存症がどこで生じるものなのか?
自分なりに知ったことをまとめていきたいと思います。

(なお、この記事は私の個人的な意見をまとめたものです。ネットや書籍などで調べた知識を合わせて考えたものであり、医学的な専門知識で書かれたものではないので予めご了承ください。)


結論:ギャンブル依存症は脳の報酬系の異常が原因だった。


「依存症」と呼ばれるものは大きく分けて以下の3種類。

  •  物質への依存 : アルコール、薬物(大麻、覚醒剤、処方薬、市販薬等)、ニコチンなど

  •  行為への依存 : ギャンブル、インターネット、買物、過食、セックスなど

  •  関係への依存 : 対人関係、恋愛関係、共依存など


このように色々な種類がある依存症ですが、共通している原因は脳だと言われています。

脳の中には「報酬系」と呼ばれる神経回路があるのですが、そこが暴走してコントロールが効かなくなっているのが原因です。

報酬系ということはご褒美をもらえるとこ?
そんな単純なことしか思いつかなかったので、まずは脳の報酬から調べてみました。


脳の報酬って何?


脳にとっての報酬とは 「生物として生存や生殖に関わるもの

脳の報酬は一時報酬と二次報酬があります。

一次報酬は

  • 食べ物、水分

  • 休息

  • 性的パートナー

などのこと。

これって生物としてはかなり原始的な欲求。
食欲、睡眠欲、性欲。いわゆる3大欲求です。

食べ物を食べて、水を飲み、生き延びて、子孫を残す。
動物もヒトもこの目的は一緒です。

つまり脳の報酬というのは、生存に直接関わってるもののことですね

ヒトの場合はこの原始的な報酬に加えて

  • お金

  • 地位

  • 賞賛

などの報酬もあります。生存に直接かかわる報酬が一次報酬だとすると
社会的な報酬が二次報酬であり、

お金があれば食べ物が手に入る
良い住環境が手に入る
地位や賞賛があればより良いパートナーに巡り合うチャンスが増える

ということで間接的に一次報酬につながる報酬です。

報酬がわかったところで、次に報酬系というのはどんな働きがあるのかを
見ていきたいと思います。


脳の報酬系はどんなことをしているの?


報酬系の回路では主に次の4つの働きを担当しています。

  1. 学習

  2. 接近

  3. 意思決定

  4. 快感情(ポジティブ感情)


1. 学習する

どうやったら食べ物・水・パートナーが手に入るのか?を学ぶ過程です。

親から狩りの仕方を学んだり、実際に食べてみたり。
成功と失敗から生存確率を上げる方法を学習していきます。
現代人だと、お金や地位、賞賛などを手に入れる方法を知るのもこの学習でしょうか。

2. 接近する

狩りの方法を知っていても、獲物に近づかなければ手には入りません。
美味しそうなステーキがあっても、遠くで見ているだけでは食べられません。
そこで、「近づく」という行動が必要になります。

3. 意思決定

あなたの目の前には美味しそうなステーキがあります。
ではあなたはどうしますか

1 手を伸ばして食べる
2 そのままじっとして食べない

食べ物や水を目の前にしたときに、かならずこの2択があります。
食べるのか、食べないのか。
手を出すのか、出さないのか。

気になる異性がいたときにもこの2択がありますよね。
声をかけるのか、かけないのか

この やる or やらない

の意思決定をするのも 脳の報酬系が担当しています。


4. 快感情(ポジティブ感情)


ご飯を食べた時に美味しいと感じますよね
暑い日に水を飲んでほっとしますよね。
人から賞賛されたら嬉しいと感じることもあります。
大変な出産を経て産まれてきた子供を見て、幸せを感じる。

この「気持ちいい」「安らぐ」「満足する」「幸せだ」などの快感を感じるのも報酬系の働きです。

この快楽があるから、次も同じ行動を取ろうと思うのです。

もし食べることや飲むこと、子孫を残すことに対して嫌になったらその行為をしなくなりますよね。

そうなると、生物としての「生き延びて子孫を残す」という目的が果たせなくなるのです。

これを防ぐために脳の報酬系では報酬を得る行為に対して、快楽を感じるように働いているのではないでしょうか。

ではどうやって快楽を感じるのか?
そこで登場するのが 「ドーパミン」 です。

「快楽物質ドーパミン」と呼ばれるこの物質。


実は、この「ドーパミン」こそが依存症の原因となるものだったのです。

次の記事では このドーパミンについて調べて書きたいと思います。













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