「マーケティングインタビュー」本の感想。デザイン勉強
デザイナー1年目のmana(@mamy_nocodo)がヒアリング勉強に使った本「マーケティングインタビュー」の感想を紹介しています。
「デザイナーのヒアリングの参考になるの?」
「マーケティングインタビューってタイトルからして難しそう」
この本にはインタビューの流れや内容のヒントがつまっています!
ヒアリングが大事だということはわかっているけど、実際どうやっていいのか。
クライアントの考えを引き出すためにどうしたらいいのか。
そんな不安を解消するためのヒントが書かれている本です。
デザイナーを目指しているあなたにとってヒアリングのハードルを低くしてくれますよ。参考にしてください。
マーケティングインタビューとは?
マーケティングインタビューの著者は上野啓子さん。10年間で約10万人にのぼる消費者からマーケティングリサーチをおこなってきている聞くことのプロです。
なぜこの水が好きなのか。なぜこの服を着ているのか。無意識にしていることは「なぜ?」と聞かれるとうまく答えることができませんよね。
無意識の意識を引き出すために必要な意識が詰まっている本です。
「マーケティングのインタビューだからデザインに関係あるのかな。」
と思う人もいるでしょう。
デザインにとって消費者が大好きになってもらうためのブランディングは必要です。ブランディングはマーケティングの一部でもあるため、マーケティングからの目線のヒアリング力を身に着けておくこともおすすめですよ。
勉強中デザイナーがマーケティングのインタビューを読むべき理由
私がデザインの勉強をしている時に読んでよかったと感じたのは以下の3点
・クライアントの気持ちがわかる
・ヒアリングの声かけの仕方が分かる
・ヒアリングの難しさがわかる
順に説明していきます。
クライアントの気持ちがわかる
ヒアリングは何度もできるものじゃないから失敗しないようにと思いますよね。なんでそう思ったのか聞き出さなきゃ。なんで?なんで?・・
するとこちら側の思いに沿ったヒアリングをすることに。
クライアントの気持ちを知っておくと、質問の仕方に気を付けるようになりクライアントが気づいていない本当の気持ちを知ることができます。
例
・人は最初から褒めない
・沈黙には意味がある
ヒアリングの声掛けの仕方が分かる
クライアントの気持ちがわかり、さて実際にどうする?ってなりますよね。
安心してください。この本では具体例を挙げてくれているため、ヒアリングのイメージができます。
例
・イメージしているものを花、人に例える
・コラージュを使う
また、悪い事例も教えてくれています。
例
・つまり○○ですね。と断定する
・例えば○○ですか?と誘導する
ヒアリングは、相手との会話なのでそういう回答があるかわかりません。しかし、ある回答があった場合そう受け止めるか知っておくことでワンランク上の対処ができるようになるのです。
相手の気持ちを引き出す難しさが分かる
ヒアリングと聞くと、相手のしてほしいことを聞くことだからできるかもと思うかもしれません。
しかし、デザインを見せたとき「なんかちがうんだよねー」と言われてしまったら。。
なにが違うか答えられない人に対してなぜ?と聞くことはできません。
シンボルの形、ロゴタイプの種類、色、大きさなど一つずつひも解いていく術のヒントとして参考にできる本です。
ヒアリングって難しいんだなということを感じ、質問の仕方、反応の仕方など学ぶきっかけになりますよ。
おわりに
デザイン勉強中に読むべき点をおさらい。
・クライアントの気持ちがわかる
・ヒアリングの声かけの仕方が分かる
・ヒアリングの難しさがわかる
私は一度に理解できなかったので、何度も読んで自身のヒアリングに役立ちそうな知識をピックアップして学んでいきました。
マーケティングインタビューの本なので、商品についてのインタビューの事例ではありますが、あなたがデザインした商品についてヒアリングする際に役立ていただければと思います。
この記事が参考になればうれしいです。
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