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白鳥ねここの人生劇場5話〜仏壇の前に突然正座させられた話【後編】〜

さてさて。

【前編】をご覧いただいていない方のため、要約しますと

お手玉をしていた幼女白鳥は
突然鬼と遭遇し
仏壇前に正座させられ
強風が吹き荒れ雷鳴轟くなか
土砂降りの雨にもさらされ
石のように固まり
ずぶ濡れのまま気絶し
満身創痍の状態から
少し回復し目が覚め
立ち上がろうとした瞬間
立て看板が吹っ飛んできて
幼女白鳥に直撃し
立て看板もろとも
斜め上に吹っ飛んでいき
舞台上からフェードアウト

という話でありましたね。

#なんのはなしですか
(暴力的な話ではないですよ)

↓こんな話です
(願わくばこちらとセットで
 お読みいただきたいでござ候)


人生劇場開幕から約4年

大荒れとなった舞台上で
満身創痍の幼女白鳥は気絶し、
ひとしきり眠っておりました。

しばらくして目が覚めたら
そこに鬼は居らず、
陽気でおしゃべりな
いつもの父の姿がありました。

父からの説明で、

おとうさんはあたまのビョーキ

であることは理解した
幼女白鳥でありましたが、

そこへさらに


『母さんもな、俺と一緒のな
 頭の病気なんだわ。』




と吃驚仰天の一言が加わり
舞台袖へと吹っ飛んでしまい、
ガチンコファイトクラブ予告〆

までが【前編】でございましたね。


その後の幼女白鳥でありますが、

目の前にあったはずの
夕飯を食べた記憶も無く、
白鳥や家族の誰かが何らかの
言葉を発した記憶もない。



ブラックアウト


しているのだ。


どう頑張っても
思い出すことが出来ない。

4歳の幼女白鳥には
これ以上耐えられまい!として
フロイトの言う防衛機制
発動したのだろうか。

うん、きっとそうであろうな。

つづきを楽しみにしてくれていた
娘たち、友人、読者のみなさまよ
肩透かし喰らわせて
まことに申し訳ない。
(いや吹っ飛んでんじゃん
 まだ欲しがるの?
 4歳の幼女白鳥に謝れ)

今の白鳥が当時そこにいたら

「おいコラァ!オヤジィィ!!

 "今夜はすき焼きにするから
 お肉とお豆腐と葱お願いねっ"
 っておつかい頼まれた時の

 "あ、ついでに
 牛乳も買ってきて♪"

 みてぇな"ついで"感で
 言ってんじゃねーわ!!
 バカヤロゥ!!

 このた〜けぇぇ!!!!」

と、【前編】で

『おいコラァ!ねここぉぉ!!
 俺のことバカにしやがって
 バカヤロウはおめぇだ!!
 このた〜けぇぇ!!!
 ちょっと
 そこ座っとれぃ!!!!』

と吠えた鬼(父)に
吠え返してやりたいですねぇ。笑

昨年の(2023年)8月に
父は"本当のふるさと"
へ帰ってしまったが、

あーこの旅は 気楽な帰り道
のたれ死んだ所で 
本当のふるさと
あーそうなのか
そういう事なのか

THE BLUE HEARTS/ナビゲーター


還暦過ぎた頃に当時の話をしたら

『そんな事あったかぁ?
 俺覚えてねーなぁ。アハハ』

という反応でございましたよ。トホホ

ブラックアウトした
その後の記憶は、
チラシ裏に絵やひらがなを
書くようになったり、
おばあと散歩も変わらず愉しみ、
相変わらず父とパチンコ屋へ行き
玉拾いしたり
ワッパなしでケッタのれるようになったもんでキットカットかっとかんといかんかったのにあんたがかっとかんかったでいかんかったんだわ。

#なんのはなしですか
(補助輪無しで自転車に乗れる
ようになったので、キットカット
を買っておかなければ
ならなかったのですが、
そもそもあなたが買っておかなかったのがいけないのですよ。
という名古屋弁早口言葉です。)

補助輪無しで自転車に乗れる
ようになったのは本当です。

そんな感じで、
何事も無かったかのように
日常を過ごしておりました。


0話から全てご覧いただいている
愛すべき変人さまの中には、
そろそろ気になって来た方が
いらっしゃいますでしょうか

母の存在感の薄さに。

えぇ、
母は毎日ご飯作ってくれましたし
掃除洗濯もしておりましたよ。
(食器はおばあが洗ってたかな)
よく昼寝もしてましたかね。
あと、父と2階でキャッキャと
戯れていたりもしましたね。
あと…

……


出てこないですね。(あらまぁ)

でも大丈夫!
白鳥が保育園児になってからの
劇場には、母が登場しますよ!

次回、幼女白鳥
制服デビューします

サービスサービスぅ!

では今日はこの辺で
ごきげんよ〜

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