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日記 トムヤムクン
単刀直入に、コンビニのトムヤムクンが美味い。
コンビニ飯が最近グルメ界を脅かすほど進化しているのはおそらく老若男女が薄々気づいてると思う。
美味しいのだ。とにかくそれが全てだ。
世の中には何時間も並んで高いお金を払って食べるラーメンとか餃子とかがある。
でも私はなんとなくそんなものには興味をそそられない。
時間をかけて高い金を払ったメシはそりゃウマいだろう。
そこにかける職人さんの思いはきっと私の想像もつかないものだ。
でも、高い・美味い、私にとってはそれだけなのだ。当たり前のことにいちいち感動できないのだ。捻くれている私は。
ぽろっと出た安いメシが自分が食べたものの中で美味いと思えることが好きだ。
たとえ添加物を大量にぶち込んでいても、美味ければそれでいいのだ。
コンビニのトムヤムクンが美味い。
余計な情報だが、1回目は1ヶ月くらい前に元彼と食べた。
基本どんな料理もまずいと思わない鈍感な舌の持ち主であるが、コンビニに売っていたぽっと出のトムヤムクンは思わず2人とも箸を止めるほど美味かった。
別れた後は何となく苦い思い出みたいなフィルターがかかっていたので、この1ヶ月食べたくても買えずにいたが、5日ほど前に勢いで買ってみた。
そしてやはり買った後も何となく食べれずにいたのだが、家で1人でサッカー観戦をしていると高揚感に包まれその勢いで湯を沸かし、今日再び食べるに至った。
正直一回目食べた時の衝撃に比べると、ニ回目は冷静にコンビニ飯だなと思ったが、やはりとても美味しい。
これが家でつるつるっと食べられるのだ。
これ以上の幸福はないのかもしれない。
コンビニ飯で幸せを感じる安い女で全然構わない。
これからも美味しいご飯を出してください。
私より。