エコな掃除
役目を終えた歯ブラシや服の切れ端を使った掃除方法はよく話題に上がります。
重曹やクエン酸、古新聞などなど挙げればキリがないほど色々な物が掃除に応用されています。
このような方法は、余計な掃除道具を買わなくて済むので環境に優しい掃除方法と言えます。
重曹やクエン酸も環境に負担を掛けません。
これらの方法は、本やブログ、テレビ番組などでもよく紹介され、取り入れる人も増えてきています。
ただ、僕としては、これらの掃除方法には否定的です。
シンプルに効率が悪いからです。
使用済みの歯ブラシや着古した服は、本来は掃除道具ではありません。当然のことながら、掃除で活躍できたとしても、性能はお掃除専用の物よりも大きく劣ります。性能が劣っている物を使うと、やはり時間も掛かりますし、あまり綺麗にならないこともあります。
重曹やクエン酸も同じです。
洗剤よりも重曹やクエン酸の方が落ちることは、洗剤がよほどの粗悪品でない限りは、有り得ません。
本来の目的は、掃除をすることだったはずです。着古した服や使用済み歯ブラシを再度活躍させることではないはずです。
着古した服よりも掃除用に売られている厚手の雑巾の方が圧倒的に使いやすいですし、歯ブラシよりもツインブラシやJブラシの方が使いやすいです。
掃除に使わず捨ててしまうのはもったいないという気持ちも分からないわけではありませんが、歯ブラシで言えば、毛先が開くまで歯磨きに使われた時点で本来果たすべき役割はもう果たしています。
そのまま捨ててしまったとしても無駄ではありません。それよりも効率の悪いお掃除で時間を浪費してしまうことの方がもったいないはずです。