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カウンセラー、主治医が過去に僕につぶやいたこと

・「君の脳は女性っぽいところが大きい、でもそれは悪いことやないんやで、むしろそれはいいことなんやで」(主治医)
「白洲正子さんの『両性具有の美』みたいなものですか?」(僕)
「そうや、そいうところを君は大切にしていきなさい」(主治医)

・「君はこころの人やなあ」(主治医)

・「君には誰かに話したいことがたくさんあるんやろ?」(主治医)

・「偶然ですね、彼からの電話ですよ。彼って中井久夫先生ですよ。初回の診察で中井久夫先生の話をしていて電話がかかってくるなんて、すごい偶然ですね」(2代目主治医)

・「彼(中井久夫先生)の本をみんな精神科医は読んでるんですけど、プロの精神科医は全然理解できていないんですよ、ねこ@かえるさんは僕と話ができるくらい彼の言いたいことを深く理解していますよ」(2代目主治医)
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・「あなたはこころをいじりすぎたんですよ」(カウンセラー)

・「あなたはこれから、考えることより感じることを大切にしていきなさい」(カウンセラー)

・「あなたはもともと感覚の人じゃないんですよ、むしろ劣っていたんですよ。でもなぜかあなたはどうやってかはわからないけれど、感覚タイプの人になってるんですよ、それも非常に優れて、鋭い感覚なんです。他の人と全然違うタイプの感覚を持っていらっしゃるんです。本当に不思議な人ですね。だから、あなたはその感覚を大切にして生きていきなさい。」(カウンセラー)

・「あなたは他の人なら、もう死にたいとか苦しいとか泣き出すなあ、と思うような話になってきたなあ、と思っても気がついたら思わずこっちがゲラゲラ笑ってしまう話にになってるんです、変わってますね」(カウンセラー)

・「あなたの記憶はまるで映画を見ているような感じがするんです、映像が浮かぶんですよ。本の話を聞いていてもよくそこまで記憶しているなあ、と思うんですが全部あなたは映画を作るように記憶してるんですね」(カウンセラー)

・「あたしは中井久夫先生と一緒に仕事してきたし、一緒に翻訳もしたし、よく話したんですが、あなたの中井久夫先生の本の解釈を聞くと、『ああ、そうか中井久夫先生はあそこで本当はこういうことを言いたかったんだ』と気がつくんです。河合隼雄先生の本の話を聞いていてもそうです、『ああ、河合隼雄先生はそういうことを伝えたかったんで』ってね」(カウンセラー)

・「あなたは村上春樹さんの本の話をよくするんですが、気がつくといつも『ねじまき鳥クロニクル』に話が行き着くんですよ。一度ねじまき鳥クロニクルについて文章にまとめてみなさい」(カウンセラー)

・「前から言いたかったんだけど、ねこ@かえるさんと話していると村上龍の『コインロッカーズ・ベイビー』の主人公の『キク』を思い出すんですよ。読んだことありますか」(初代カウンセラー)

・「6年カウンセリングを続けてきて今回で最後だから聞いていいですか?君は恋愛をしないんですか?君の年代なら女性の話とか恋愛の話が必ず出てくるんですが、君は一度も異性の話も恋愛の話もしなかったですね」(初代カウンセラー)

・「君からは色々な本を教えてもらって、どれも面白かったし興味深かった。僕からも一冊紹介してもいいかな?『秘密のシンメトリー』っていう本だけど、必ず読んでね。ユングとフロイトとある女性の転移性恋愛の三角関係の本だよ」

・「もうこれでお別れだね。その前にいつものように二人でタバコを吸おうよ。それから僕はこっちの出口から出るから、君は君の出口の方に歩いていきなさい、振り返っちゃダメだよ。
あと君に最後に覚えておいてもらいたいことがあるんだ。よく覚えておいてね。僕のように42歳になっても結婚もせず、孤独な男がいるってことをね」(初代カウンセラー)

・「じゃあ、さようなら。元気でね」(初代カウンセラー)

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