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新潟市動物愛護センター内の官民共同の全国初のスペイクリニックを訪問しました!

https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/animal/animal_aigo/index.html

https://www.niigata-douai.com/cont12/29.html   

新潟市動物愛護センター内の官民共同の全国初のスペイクリニック

年末のお忙しいなか串田先生とご一緒させていただきました。
新潟市からも車で数十分の近場で、いくとぴあ食花の物産施設に隣接した建物で、それもモダンな従来の愛護センターとは違った近代的な雰囲気な建物でした。

写真上 左から串田参議院議員 新潟県動物愛護協会星野会長、愛護センター登坂所長
写真下   新潟県動物愛護協会永松副会長  

にゃんがたセンタークリニック(猫の不妊手術専門病院)
 官民連携、他機関連携、困っている人や地域を支え、1人ひとりが命に  責任を持つ社会の実現に向けて令和6年10月(-社)新潟県動物愛護協会運営、猫の多頭飼育崩壊防止を目的とした猫の不妊手術専門病院「にゃんがたセンタークリニック」が新潟市動物愛護センター内に開設されました。
執刀は事業に賛同する開業獣医師の先生方です。新潟市動物愛護センターという公共施設が利用されるのは「多頭飼育崩壊」という深刻な問題解決の公益性に大きな意味があります。
また、日々の臨床の傍らご自身の時間を使って手術に協力してくださる開業獣医の先生方の協力が核になっています。
このような施設を官民共同で行う事業形態は全国初です。
令和6年2月14日から4月日までクラウドファンディングを行い1,400名から
22,490,966円もの支援を賜りました。
福祉関係者とも連携しながら飼い主自身に寄り添うことも必要です。
たくさんの猫の手術に対応できる核となる施設ができることで、だれもが相談しやすい環境作りと、問題の早期発見、早期対応ができることを期待します。                    にゃんがたセンタークリニック

ICUもあります

施設概要 
 運営社:一般社団法人新潟県動物愛護協会
 施設:新潟市動物愛護センター手術室、入院用ハウス
 施設管理者:新潟市動物愛護センター
 執刀:登録制による獣医師の先生方
 使用頻度及び手術頭数:週1回。1日10頭―20頭程度 令和6年10
 月―12月3日までで176匹実施
 原則、平日週1回程度、9時―17時
 協力団体:新潟動物ネットワークNDN

手術室を見学時、2名の獣医師が月齢の若い猫の手術を始められており1500グラムで手術が可能とか。
これもクリニックオープンに先立ちスペイ専門獣医のトレーニングを十分積まれたからこそです。
施設内は猫は少なく地下に潜れる形のウサギハウス、アルパカ,カリバラなどの部屋も工夫を凝らし近くにドックランもありました。
一番関心したのは建物の中の空気が温かく、雰囲気が他の自治体のセンターのように澱んでなくまるでロスアンゼルスの最新の動物愛護団体のペットスペースの施設のようで地域に溶け込んでいる感じ全員で動物に何ができるかという愛情がつたわってきました。
机上で殺処分数を云々するセンターが多い中、本当に希望、将来が見える運営ではないでしょうか?
ミルクボランティアまでする優しいセンター所長さんや、活動充実度のます新潟県動物愛護協会や、堅実な動物愛護団体NDNさんとの3者の力が結集して地域に溶け込んだにゃんがたセンタークリニックになっています。
各自治体の愛護センターは譲渡会ありきが多い中、是非参考にしてほしいセンターではないでしょうか?
新潟では官民共同の取り組みが中越地震、東日本大震災の経験から行政と獣医師会の良好な関係があってこそ今回は実現したようです。
愛護センターからの犬猫譲渡条件もしっかりしておりました。
串田先生、(一社)新潟県動物愛護協会の星野会長、同永松副会長、新潟市動物愛護センター登坂所長、NDN代表岡田さん、お忙しい中ありがとうございました。
センターが人材と熱意でここまで変われるんですね。動物の問題は人間の側で解決できる問題でもあるんですね。
ますますご活躍、発展されますよう念じております。 

「参考」新潟市の施設を使用できる根拠について 
 1:行政財産は、その用途または目的を妨げない限度においてその使用を
   許可することができる。「自治法第238条の4第7項」
 2:行政財産のうち、余裕部分もしくは使用してない部分にについては
   新潟市財産規則28条第1項各号の目的に合致するもの、かつ本来の
   行政目的を阻害する要因にならないものに限り許可することができる
   (第1号:公共事業の用もしくは公共の利益のように供するために
     使用するとき)


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