助成金でTNRされた千葉県館山市の猫たち
千葉県館山市で猫の保護活動をされているMさんからのご報告です。
今回は高齢の女性が野良猫にエサをあげていた現場でのTNR活動でした。
エサをあげていた女性が亡くなり、残された野良猫たち。近親交配により、初めは数頭だったようですが、あっという間に10数頭まで増えました。お葬式に来た猫好きな親族の方がガリガリに痩せている野良猫たちに心を痛め、ご相談を受けました。
現場に行くと、物置小屋として使っている場所にたくさんの猫・猫・猫…以前は毎日えさをもらっていましたが、その方が亡くなり、今は家にいる娘さんにエサをもらっているそうなのですが、持病を抱えており、体の自由があまりきかないそうです。
そのため、調子の良い日はえさをもらえて、そうでない日はもらえない時もあるそうです。
そんな中でもまた子供を身籠り、痩せ細った体で必死に生きている何とも不憫な猫たちがたくさんいる場所でした。
私が訪れるTNRの現場は、いつもかなりの数の野良猫がいます。そして、人間の都合に左右される可哀想な猫たちがそこにはたくさんいます。
野良猫が可哀想でえさをあげるなら、これ以上増えないように避妊去勢の手術をすること。それはえさを与えている方の責務だと思います。
その考えが全く周知されていません。
野良猫に困って保健所に相談した方もいました。
保健所の対応は
“野良猫にむやみにえさを与えないで下さい。えさを与えなければいなくなります可哀想なら家に入れてあなたが飼ってあげればいいじゃないですか”
と言われたそうです。
ビックリしました。
その場からはいなくなっても、また違う場所に移動するだけで、何の解決にもなりません。
ご相談された方は飼ってあげられないから相談しているのに…
毎回毎回、いろいろなところでその話を聞き胸が痛みます。保健所、行政機関ってどうなっているのでしょうか…
もっと地域全体で野良猫問題について取り組まなければ、絶対にうまくいきません。数が減ることもありません。
放っておくことも出来ず、微力ながら自分の出来る範囲でTNR活動をし、少しでも多くの方に避妊去勢の大切さを伝えたい…それが私の思いです。
個人や団体で頑張って活動している皆様と共に、私もまだまだ頑張らなくてはなりません。
ネコイコネ様のように助成金を出し応援して下さる方がいることはとても心強いです。いつもありがとうございます。
今どこでも多発している問題、昔から行政・役所は餌をやらなければどこかに行きますよと同じことの繰り返し。
ほかで産むだけで解決策でもない。行政って何を考え?してるんでしょうか?
地方はこのような事例が大半で、昔から古今東西ある不妊去勢手術を知っているんでしょうか?
人間ですら自由にまかせ産んでますか?
昔、著名な代議士が産児制限を社会運動として活動されておりました。
また海外で食べ物さえない地域で産児制限を推奨する話を以前聞いたことがあります。
まして犬猫を含め繁殖は生物の本質ですし人間のように自発的にコントロールできない以上、私たちとの共生、共存のための絶対条件が野良犬猫の不妊去勢手術なんですね。
解決方法は昔からの不妊去勢手術です。
小学生のころ飼っていた猫、グーノスケの去勢手術をしましたがそのころ近隣にいた猫達の不妊手術をしたくてもそこまで費用が出せないと母に言われたことを思い出し野良ネコの不妊手術の費用のハードルの高かったのを思い出し可哀そうだったとの思いはいまだ忘れられません。
日本の都市部でさえ無主の野良猫の受難は様々な、虐待、多頭崩壊など起き社会問題化しているのが現状です。
その中でも行政が主導で効果的な対策を打ち出してる自治体もあり、行政の自立が保たれていないセンターもあります。
住民・市民の見本をとなるよう尊敬の念を抱かせるような、.政・まつりごとを、行・行う組織であってほしいと望んでいますがー令和5年も半ばすぎました、時計は止まったままの自治体は全国にまだ見受けられます。
多頭崩壊は保護主の高齢化もありますます増えることは想像できます。
動物は繁殖をすることの大前提に立たず各論、小手先に追われては解決策も遠のくばかりでは枝を見て木を見ないのと同じです。
無主の犬猫に対して一般市民、ボランテアに苦労を掛け丸投げして、時間、費用,労働をかけるなどの犠牲をかけては申し訳ないことです。
まずは行政が野良犬・猫の繁殖制限・不妊去勢手術に取り組むことが最重要課題と思います。
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