青森の思い出③
前回の記事では、下北半島へ移動したところまでを紹介した。
下北駅はきれいに整備された駅で、また少し歩くと大きな通りにでる。
駅の近くの評判の定食屋で夕飯をとるつもりでいたが、なんと臨時休業だった。定休日は調べていたのに、なんとも残念だ。
他の食べ物屋を探そうと、大通りに出たが、マクドナルドと宅配ピザ屋とラーメン屋とスーパーしかない。
旅先でマクドナルドやピザはちょっとと思い、スーパーで弁当でも買おうか悩んだが、ラーメン屋に入った。
ラーメン屋といっても、ラーメンだけ出すお店ではなく、定食などもあり、家族連れも使うような...王将とか日高屋とかそんな雰囲気の店だ。
注文をすますと、隣に座っている家族の会話がきこえてくる。
卒業後は自衛隊に入りたいという女子高生と、大学にいってほしいと説得する彼女の親。
ああ、そういえば青森は駐屯地があったなと。
私は東京の出身だ。(といっても郊外のほうで、この話もそのうちどこかで書くだろう)
中程度の高校を卒業したが、卒業後に就職を選んだ人はほんの数人で、ほとんどは進学していた。
なので、この女子高生の「勉強は苦手だし、自衛隊なら安定しているから、早く働きたい」という主張は、私には目新しかった。というより、大学で遊ぶより、よっぽど堅実だなぁと思った。
東京出身者は、そういう点でどこか甘えがあるのかもしれない。石を投げればあたるほど大学はあり、玉石混交とはいえ、働き先も沢山ある。親元や地元の友だちと離れることもない。
そんなことを考えながら、ラーメンを食べた。
明日はいよいよ、旅のメインの下北半島の観光だ。