猫の腎臓病はトレードオフの結果か?
結論は、そう考えている人は多い様です。
ついでに、「トキソプラズマと猫は人の脳を操作する」という興味深い本と記事にたどり着きました。
おまけに、そろそろ「人の腎臓」の話もして行きたいと思います。
前回「猫は非常に腎臓病にかかりやすいというハンデがあるのに、なぜ同じ祖先から分かれた犬より平均寿命が長いのか?」という疑問を投げかけました。
これは、進化の過程の「トレードオフ(何かを得るために何かを捨てること)ではないのか?」と考えてのことです。
実際に猫は犬より平均寿命が1年ちょっと長いらしいです。
不利なことがあるのに結果が良いのは、それが全体として有利に働いているからだと考えました。
それは猫の特性と関連あると思います。
猫の特性は調べたところ以下の様です。
★ルーツが砂漠に住んでいた
★超肉食
★単独行動
★狩りは不意打ちで待ち伏せ型。
★猫のAIMタンパクは機能不全
以前から説明されているのは、猫の祖先は砂漠地帯に生息していた「リビアヤマネコ」であり、その腎臓は少ない飲水で濃い尿を排泄する仕組みになっており、それが腎臓に負担をかける。
さらに、人の腎臓から推測するとタンパクの排泄は腎臓に負担をかけるため、超肉食でありタンパクの排泄量も多くなるため、それも重ねて負担になっているのでは?と考えています。
しかし、前回記事にした「AIMタンパクの機能不全」のメリットは腎臓関連では考えにくいと思います。
そうだとすると、「AIMタンパクの機能不全」のメリットは「免疫関係の調節」も知れないと考えています。
過剰な免疫反応を抑えて調節し、免疫関連の病気を抑えることや特殊な感染症に対する対応などです。
ついでに。
いろいろ調べている間に興味深い記事や本にたどり着きました。
猫を最終宿主とする「トキソプラズマ」が、自らの生存と拡散の為に、猫の免疫と脳を乗っ取り、さらには人の免疫と脳を乗っ取り支配・操作しているというのです。
学術論文もあり、あながち嘘ではなさそうです。
これについてはもう少し調べて、又報告します。
おまけに。
そろそろ「人の腎臓」についても話をしたいと考えています。
追記
我が家のシロの報告です。
ありがたいことに、腎機能の指標は横ばいとのことです。
今度の12月に健診だとのことです。
トキソプラズマの予防接種は済んでいるとのことです。