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中国は「香港の民主主義を踏みにじっている」

by アンドレアス・イルマー

中国による香港の選挙制度見直しは、香港に対する中国政府の影響力増大を恐れる人々にとって、分水嶺的な瞬間であったと考えられている。

 最近の選挙制度変革により、中国本土に忠誠を誓う『愛国者』だけが権力の座に就くことができるようになった。香港の民主化が進むことを期待していた人々にとって、これは最後の一撃となったようだ。

 アメリカやオーストラリア、欧州諸国は中国の行動を非難したが、香港自身の反応を図るのは難しい。多くの人々が、もう話したくないと思っているからだ。

 実際、ここ数年は、香港と中国本土との関係について、一般の人々が意見を述べることが難しくなってきている。

『権威主義的な体制とはそんなもんさ』

 そのことを香港の友人に伝えると、返ってきたのは「(笑)」という冷笑的な言葉と、冷静な後付けの言葉だった。「権威主義的な体制とはそんなもんさ」。

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