そうは言っても腹は減る。
ちょっとだけお仕事でマーケティングを齧っている僕は
あの手この手で興味をそそってくる食品のパッケージを見ては
決して上から目線とかではなく
凄いなぁ、頑張ってるなぁと、ただただ感心してしまう。
誰向けなのかなぁ
競合は何を意識してるのかなぁ
有名な話だけど、
ワンダのモーニングコーヒーなんかは
成分的には他のコーヒーと大差はなくて、
朝ユーザーにターゲットを絞ったなんて聞くよね。
売り方を変えれば
売れ方は変わる。
知られなければ、それも売れないけど、
上手く知られても、売れない売り方だと
売れないし、売れ続けない。
とか考えながら、
「北海道太っ腹タラコ」なるものをカゴに入れてしまう。
いかん、北海道とつくと何でも美味しそうに見える。
ブランディングにやられてしまっているじゃないか。
とか考えながら、
「炭焼珈琲無糖」をカゴに入れてしまう。
いかんいかん、炭焼が本当かどうかも分からないのに
炭焼って書いてあるだけで美味しそうに見える。
気が付けばカゴはそこそこパンパンで。
絶対買いすぎだよなぁとか思いながらも
そこそこ満足して家路に着くわけです。
試験に落ちて凹んでいても
やっぱり腹は減る。
そんな僕を待ち構えるように
あの手この手で食欲をくすぐってくる。
まんまと購入させられて
しかもちょっと満足して帰る。
どこまでも平凡で
欲深き僕に幸あれ。
また明日。