ベニバナヤマシャクヤクの植え替え
数年前からベニバナヤマシャクヤクを育てています。2018年の秋に種をまいたものがようやく今年の春に芽生えてきました。私の住んでいるところだと3月の初め頃です。実は去年の秋には発芽(発根)してるんですけどね。葉もしっかり展いてきたので4月の下旬にポットに植え替えを行いました。
ご覧のように育苗箱 35型に種を蒔きました。用土は赤玉土と鹿沼土の小粒を等量で混ぜたものです。発芽から展葉までは種の養分で十分育ちます。肥料は必要ありません。長期間発芽しませんので肥料が入っていると雑草やカビなどが生える原因にもなりデメリットが大きいです。また用土はホームセンターのプライベートブランドで十分です。その際は製造者が刀川平和農園などしっかりした園芸用土会社であることを確かめましょう。
種まきや管理に関しては改めて別に書きたいと思います。なおヤマシャクヤク、ベニバナヤマシャクヤクとも芽生え一年目はこれ以上葉は出ません。3枚葉が見えますが小難しいことを言うとこれらは小葉で、3枚で本葉とみなします。早く大きくするためにはこの葉を秋遅くまで大事に保たせることです。
用土は赤玉土、鹿沼土、木炭、プレミックスの園芸用土を3:3:1:1程度。これより炭は少ないかな。あらかじめトロ船などでしっかり混ぜておきます。また調合する際には鉢の受皿をメジャーにすると便利です。園芸用土は花や野菜用として売られているものです。いいものが手に入るなら腐葉土でも構いません。ダマになっていたりするので受皿でダマを先にほぐしてから混ぜましょう。
株から少し離れたところにナイフ(雑草抜きのピンセット)をさして慎重に掘り起こします。ひっくり返す様な感じかな。赤玉、鹿沼のミックスなので簡単にできます。
掘り起こした苗です。大きさはコンビニのスープン(14cm)が目安になるかな。だいぶ根が広がって伸びてますね。ポットは7.5cm径の深鉢。販売しているところが少なく通販以外では入手し難いですが深鉢をオススメします。数が少ないなら、5号鉢のスリット鉢(CSM-150)でもいいと思います。これなら2年くらい植え替えなしで済ませそうです。なお7.5cmのポット鉢で2年目は微妙かもしれません。また秋にどうするか考えたいと思います。
ここで大事なのは乾燥させない様に手早く済ますこと!なので用土もジョウロで水を少し掛け湿らせておきましょう。用土はスプーンを使ってポットに入れると簡単ですし丁寧に作業ができます。ある程度ポットの底に用土を入れてから苗を移します。苗を浮かせて丁寧に周りに土を入れていきます。最後にしっかり水をやっておしまいです。半日陰で管理します。
意外に根から用土が落ちむき出しになっても問題なく植え替えれます。大事なのは根を乾燥させないようにささっと素早くすること。なので曇天の日や日陰でしましょう。葉がしっかり展いてから、遅くとも梅雨前、まだ十分に涼しい時分迄がいいと考えています。その方が根に負担が少ないと思います。