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「THE RAINBOW GOBLINS」(Ul de Rico)

  • 書籍名:「THE RAINBOW GOBLINS」

  • 著者:Ul de Rico(ウル・デ・リコ)

  • ネコデコ価格:1,500円

  • 棚主ID:2350

書籍に挟んだ解説文

「虹はどこから立っているのだろう? その足元まで行ってみたい」。そんな願いを叶えられる美しい絵本。

かつての虹は、地面のある場所から立ち上がり、美しい姿を見せていた。しかし、虹を食べる7匹のゴブリンたちを恐れて地表に下りなくなり、今や誰も足元へ行くことができない存在に。

高中正義の「虹伝説」を聴きながら、美しい絵を1枚ずつ丁寧に堪能したい。

絵の美しさ、ストーリーの素敵さ

Rainbow Goblinsとは、虹を食べるゴブリン(小鬼)たち。7匹いて、それぞれが1色ずつ好きな虹の色を食べる怪物。

かつての虹は、地面に足をつけて立ち上がるものだった。ゴブリンは、虹が現れそうな場所へ行っては、投げ縄で虹を捕まえて食べて生きていた。

ある事件を切っ掛けに、虹はゴブリンを恐れて地面へ足をつけなくなった。その代わり、虹を助けた鳥や虫、草花が、虹からもらった美しい色をまとうように。

とにかく絵が美しく、素敵なストーリーの絵本。

高中正義の「虹伝説」もぜひ

同書が日本で有名になったのは、ギタリストの高中正義が「虹伝説 THE RAINBOW GOBLINS」というアルバムを1981年に発表したから。この絵本の世界を丁寧になぞったアルバムで、各シーンを美しかったり、楽しかったり、激しかったりする音楽で見事に表現した。

ストーリーに合わせた展開なので、本のページをめくりながらアルバムを再生していくと、絵本の世界に浸れる。

アルバムの発売当時や2022年に、高中は虹伝説を忠実に再現したライブをやったんだよね。2022年のライブはWOWOWで見たけど、素晴らしかった。高中って優れたメロディーメイカーだとつくづく思う。

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