七宝

小説みたいなのやエッセイみたいなのを書いてます。限りなく猫に近い犬です。名前はサンドイッチです。可愛がってやってくさい。本拠地は小説家になろうですが、小説家になるつもりはありません。こんなうんことしっことちんちんの話ばっか書いてるって知られたら死ぬしかなくなりますからね!!!!!

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    物語でもない、言葉遊びでもない、詩でもない、日記でもない、エッセイでもない。文芸に非ず。

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    略して怖怖怪談

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いろはにほいと

え  朝っぱらからおれは血を流していた。  つい数時間前に頭のおかしなサラリーマンに顔を何発も殴られ、唾を吐かれ、土手っ腹を蹴り上げられ、泥を食わされたからだ。  あんなのが普通に会社に行ったり家で家族と飯を食ったりしていると思うと恐怖でアソコが縮み上がっちまう。「パパやってます」なんて言われた日にゃショックで心臓が止まるに違いない。  だがおれは犯人を恨んじゃいねぇ。  世論もそうだ。こんなとこで寝てたおれが悪いと言って、ちゃんと働いてる方を庇うだろうよ。  この

    • 私のとても硬くて太い○んちんで悪いヤツを懲らしめた話

      3月に書いたエッセイ。  小学3年の頃の話。  私の○んちんはとても硬かった。鋼鉄に勝るとも劣らないほどに、硬かった。太さもクラスで1番だった。  長さは14〜5cmほどだったと記憶している。  また、私は○んちんを2つ持っていた。  ある日、私は誘拐された。  この頃はまだ自転車に乗れなかったので、歩いてMくんという友達の家に向かっていたところ、知らないおじさんに声をかけられた。こんにちはだったかおはようだったか忘れたが、普通の挨拶だったと記憶している。  その

      • モナリザしかいない結婚相談所

        ※作者は結婚相談所のことを全く知らないので全て双眸で書いています。「全て想像で」って打ったつもりがなにやらカッコイイ言葉に変換されたんですけど!!!!!???? ※作中で使用しているモナリザはAIを使って生成しています。 相談員→相 相談に来た男→男 とします。(数学みたいだね) @ここは結婚相談所。全国から30人くらいの独身男女が集う場所だよ。 相:86番の方どうぞ〜 男:よろしくお願いします 相:はいよろしくお願いします〜 男:シュリンプです 相:なにがです

        • すずはイカれた大富豪

           すすばイカれた女だった。  いつも両肩に小型のキツツキを乗せていて、両こめかみを掘削されていた。  深夜2時、飲み過ぎた俺たちは閑静な街を歩いていた。すずは隣で寝ながら歩いていた。  ブォン、とバイクの音がした、その時だった。すずが目を覚まし、「殺してやるケドね!」と言って走り出したのだ。 「ちょ待てよ」  俺タクもすずを追って走り始める。 「ちょ待てよちょ待てよちょ待てよ」 「あばばばばばばばばばばばばばばををををををををををを〜」  両こめかみを耕されてい

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          偉大なるピピ

           ピピは変な癖を持っていた。私もママも知らない誰かのお墓に、両腕に便座カバーをつけて、ビッグマックを携えて参りに行くのだ。発作的に。  1番大変だったのが沖縄旅行の時だった。  ピピが突然いなくなったので大騒動していると、ニュース速報で誰もいない海を必死に泳いでいるピピの姿が報道されたのだ。  両腕に便座カバーが装着されていたのですぐに目的は分かったが、電話も通じなければそこへ行く手段もない我々にはどうすることも出来なかった。  結局ピピは一度も上陸することなくお墓のあ

          偉大なるピピ

          【短編】名刺に「馬」って書いてある

           俺は都内で働くサラリーマン、闇鍋健玉。苗字も名前もヘンだから、ガキの頃から今の今までずっといじられっぱなしだ。  今日は株式会社じゅげむという食品メーカーのオフィスに来ている。前回は先方がうちに来てくれたので、今回はこっちが出向くのだ。プロジェクトメンバーは何人かいるが、1番歩くのが速い俺が適任ということで、俺になった。  で、早く着きすぎて今は休憩スペースみたいなところで自販機で買ったコーヒーを飲んでいる。味は微妙。  この休憩スペースは椅子が4つずつ置かれた丸机が1

          【短編】名刺に「馬」って書いてある

          【超超超短編】愚行

           私がよく行くお寺に、護摩焚きというものがあります。読んで字のごとく、護摩木や護摩札などを焚き上げるという祈祷です。  訪れる度に護摩札を購入し、自分や家族の名前を書いてはお寺の人にお焚き上げしてもらっていました。  護摩札にはいくつか種類がありました。  交通安全の祈願をするものや学力向上を願うもの、身体の健康を祈るものなど、どこのお寺でもよく見かけるようなものです。  私は莫迦でした。  つい出来心で『祈身体健康』のお札に、故人の名前を書いてしまいました。  それか

          【超超超短編】愚行

          ガブリエル

           ここは通学路にある商店街。  昨日できた大きな水溜まりには今日の快晴がびかびかと反照しています。  たろうは今日から1年生です。そんな彼を、上からも下からも太陽が祝福してくれているのです。なんていい日なのでしょう。 「おはよう、たろうくん」 「パン屋のおじさん、おはよーございます」 「おぅたろう! 制服姿、カッコイイじゃねーか!」 「魚屋のおじさん、ありがとーございます」  たろうはみんなに好かれています。だからたろうは優しいのです。だからたろうは元気で健康なので

          ガブリエル

          【短編】口裂けてない女

           この町には〈口裂けてない女〉なるものが出没する。それは昼夜も天気も問わず、24時間いつでもコンビニのように現れては町の人々を困惑のどん底に突き落として去っていく、ものすごく困ったヤツなのだ。  ヤツは主に小学生に声を掛ける。何かあっても勝てる可能性が高いからだ。ジャイアンみたいな子だったら負ける可能性はあるが、ここで完全な安全牌を選ばない理由は「保育園幼稚園だとそもそも怖がってくれないことが多い」からだという。小学生も怖がっていないと思うが⋯⋯ 「ねぇ坊や」  1人で

          【短編】口裂けてない女

          紅い心霊写真

          ここに1枚の写真がある。 1989年9月1日、とある樹海にて撮影された縊死体の写真だ。 写真には不可解なものが写り込んでいたが、撮影者は「現場にそんなものはなかった」と証言している。 つまりこれは心霊写真であり、我々の管轄ということだ。これはそういう事情で引き取った写真だ。 それでは、早速ご覧いただくとしよう。 画面中央、男性の股の辺りに注目していただきたい。 社会の窓から何かが顔を出し、だらりとぶら下がっているのが見える。 これはいったいなんなのか。 我々心霊科学

          紅い心霊写真

          著:阿し無下

           連日連夜、灼熱に次ぐ灼熱。このような日和ではございますが、私奴の身の上などご繙読いただき、無聊の慰みにでもしていただければと存じます。  三三様は唯ひと言「阿諛であろう」とだけ仰せられると、私奴を此処に残し、風の如く消え去られました。  このような事情にございますゆえ、私奴には此の地の終焉を見届けるか、若しくは畜生に成り果てる他に道は存しません。  三三様が去られてから幾刻か、私奴は唯茫然自失して佇んでおりました。  天井より出でる光に徒に此の身を舐められ、あらゆる皿が

          著:阿し無下

          【痔】真面目な話【手術】

           2023年の12月のエッセイです。  皆ちゃんこんにちマ! 七宝です!(*Φ∀Φ)さっそくですが、皆ちゃんに質問があります!!!!  あなたにとっての「気持ちいいこと」は何ですか?  眠ること、散歩をすること、運動をすること、夜の運動をすること、指をポキポキ鳴らすこと、趣味に没頭すること、美味しいものを食べることなど、いろんな答えが返ってくると思います。  私は「排泄」が好きです。  トイレを天国だと思っています。  排泄って2種類ありますよね。うんちとおしっこ。

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          アメサーラ様のお告げ

           我が名はアメサーラ、神だ。  今宵は森羅万象の頂点に君臨する我が眼前に、愚劣で矮小な生命がひれ伏す記念すべき夜。  お前たちに問う。  お前たちはなぜ生⋯⋯⋯⋯ん?  おい。  そこのお前。  左から3番目のお前、ちょっといいか。  右手に持っているそれはなんだ。  嘘を言うな。それがサンドイッチなわけがあるか。そんなビッショビショなサンドイッチがあってたまるか。  クラゲサンドイッチ⋯⋯?  食パンでクラゲを挟んだのか?  だとして、なぜこのような場に持

          アメサーラ様のお告げ

          窓からライオンのUFOが見えたので、暗いそうめんを茹でた◽︎

          「五面苦獺祭魔歯〜」   なんとも可愛らしい小鳥のさえずりのような声。その姿はまるで玉のようで、サイコロのようでもあり、非常に特殊な幾何学的な形をしていた。  日本一のSM風俗店・伝邪最後QUUEENの店先に、天使が舞い降りたのだ。 「ハ〜〜〜イいらっしゃいま⋯⋯⋯⋯あの失礼ですがお客様、何か年齢を確認出来るようなものは⋯⋯」  フリフリのピンクのドレスに包まれたその少女の体はそれはそれは小さく、目はクリっとしていて、シャツはパリッとしていて、胸ポケットから出ているイカ

          窓からライオンのUFOが見えたので、暗いそうめんを茹でた◽︎

          (ゆ)

                    寿樹 蠅が飛んでいた。  それが最初に目に入ったものだった。  目覚めると俺は硬くて臭くて冷たい場所にいた。  壁や床には白い線の入った青いタイル。目の前の壁には黒いシャワーホース。シャンプー、リンス、ボディソープ、そして。排水口に詰まった大量の髪の毛。  見覚えのある風呂場だった。  とりあえず立ち上がろうと思ったが動けない。手足をテープでぐるぐる巻きにされていた。  浴槽のほうから腐った魚のような臭いがするので身をよじって中を覗いてみると、蛆の

          【短編ホラー】七夕祭り

           あれは本当に嫌な出来事でした。  僕が大学生の頃バイトしてたショッピングモールでの話なんですけど、毎年七夕の時期はおもちゃ屋さんの前にある広場に大きな笹をいくつか飾って、お客さんに短冊を書いてもらってたんです。  で、土日なんかはやっぱり人手が足りなくて僕もそのイベントに呼ばれることがあって、その日も手伝いに行ってたんですね。  ぶっちゃけいつもやってる食品コーナーの品出しより100倍楽だったんで、「ずっと七夕やってくんないかなぁ」なんて思いながら過ごしてました。  

          【短編ホラー】七夕祭り