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最高すぎるBEYOOOOONDS新曲 『Do-Did-Done/あゝ君に転生』の感想(というより心の叫びコメント集)

まずは何も言わずにみんなMVを見てくれ。

2025年1月29日に発売されるBEYOOOOONDSの6枚目シングル、『Do-Did-Done/あゝ君に転生』のMVが公開された。
2曲とも、2024年11月18日の武道館公演で披露された時に初めて聞いたが、その時は『Do-Did-Done』は耳に残りやすくて、『あゝ君に転生』は格好良い曲だなぁくらいの感想だった。

私が初めて聞いた瞬間に心にぶっ刺さる曲は曲調に一定の傾向があり、あまり数は多くない。最近で言うと、つばきファクトリーの『ベイビースパイダー』。新沼希空ちゃんの卒業コンサートで武道館で初めて聞いた時、最初から最後まで好きすぎて興奮した。

そんな風にいきなりビビッとくる曲は少なく、だいたいはMVを見て何回も聞いているうちに好きになっていくパターンである。

今回のBEYOOOOONDSの新曲も、何回もMVを見るようになってからどんどんハマっていったのたが、いつもと違うのはハマり方の深さがエグい。どちらの曲もMVが公開されてからもう何回見たか分からない。朝の支度時、通勤時、(仕事中は流せないけど、頭の中で曲がループ)、帰宅途中、入浴中、寝る前…を繰り返す日々。

歌詞、曲、ダンス、MVが四位一体となって楽曲全体の素晴らしさを引き出している。これだけ何十回も見ても飽きが来ないのは、このバランスが最高に良くて、また歌詞を読みたい、また曲を聞きたい、またダンスを見たい、またMVを見たいという気持ちが続いていくからだと思う。この状態に、メンバーによる生パフォーマンスが加わったら、私はどうなってしまう!?来月、名古屋でのWinter Fesを観に行くことになっているので、自分が無事に帰って来ることを今から祈っている。


『Do-Did-Done』感想

・作詞:児玉 雨子
・作曲:星部 ショウ
・編曲:炭竈 智弘
・MV Director:植木 秀治
・Choreographer:えんどぅ

制作陣はほかにもたくさん(MV概要欄に記載)。制作側の方々の熱意もビシビシ感じるので、制作陣のSNSまで見るとなお良し◎

動画00:07〜00:12頃
 

ヒィッ!!右手を首筋に当てながら気怠げにフレームインしてくる美葉ちゃんバチイケ…(いきなり致命傷)。そこからビシッと最初のポーズ決めるところまで本当に格好良い。

動画00:58〜01:22頃

あと何度立ち止まんの?
思い出話はまたいつの日か
不規則変化するよ私
相当やるぞ未来・未来進行
きらきらしいほうを目指し
このまま突き進むって決めたった

デビューメンバーでの活動が続くことを望まれていた印象の強いBEYOOOOONDS。しかし、どうしても形を変えざるを得ない状況が訪れた。グループが不規則変化したって、BEYOOOOONDSは BEYOOOOONDS。立ち止まらずに輝く未来に向かって突き進むのみ。
今までのお勉強シリーズをベースに、BEYOOOOONDSの過去と現在と未来がリンクしているかのような歌詞を生み出す児玉雨子さん、本当に尊敬する…。
"きらきらしい"って造語なのかと思ったら、古語なんだ。意味合いは同じでも"輝かしい"よりキャッチーだし、言いやすいし、この言葉を知っていてチョイスできるのも凄い。

動画01:30〜01:35頃

えええええ!??あなたは、浜離宮朝日ホールでのクラシックコンサートも行ったことがあるピアニストの小林萌花さんと同一人物なんですか!??いやー、ドゥディダンのほのぴのスタイリング大優勝。

動画02:03〜02:12頃

使いたくないな仮定法過去
あと何度後悔すんの
もう振り返らないって決めたった

仮定法過去ってどんなやつだっけ?と思い調べたところ、「現在の事実に反すること(もし〇〇なら、〜〜なのに)」を表す用法だった。ちなみに、「過去の事実に反すること(もし〇〇だったら、〜〜だっただろう)」を表す場合は仮定法過去完了。【参考:Z会
(なんでハロヲタが書く記事でZ会の資料のリンク貼ることがあるんだ。おもろすぎ。)

歌詞のニュアンスからすると、どちらかといえば仮定法過去完了の使い方のほうが合ってそう。とにかく、過去は過去としてああすれば良かったと振り返らず、現在も未来も後悔しないようにしようという決意が見える。MVでメンバーがピューっと後ろに小さくなっていく演出も、そういう意味を込めているのかもと思ったり。

動画02:25〜02:49頃

美葉ちゃんから始まるダンスシーン。武道館で初めて見た時、あまりの格好良さにKO寸前だった。というか武道館公演でずっと美葉ちゃんカッケーって思いながら見てたけど、喋るとあんなに気が抜けたみたいな声なのがかわいすぎる。人としての振り幅が広くて魅力しかない。

動画03:03〜03:04頃

紗耶ちゃん巨大化からの桃々姫。今回のMV、ここぞというポイントでよく桃々姫が出てきた印象。全部曲のリズムと動きがピッタリハマってて、見てて超気持ちいい。

動画03:26〜03:28頃

MVのサムネイルにもなっているシーン。「このまま突き進むって決めたった」BEYOOOOONDSについて行くって決めたった。みいみの笑顔かわいすぎ!!!保護!!!

動画03:29〜03:30頃

いや、最後の最後にこんなかわいいシーン待ってんの最高すぎ!!ここのくるみちゃんの声も表情も動きも全部全部かわいい!100点満点!!


『あゝ君に転生』感想

・作詞:星部 ショウ
・作曲/編曲:大久保 薫
・MV Director:森田 亮
・Choreographer:里吉 うたの

Choreographer:里吉 うたの


大事なことなので2回書きました。
『あゝ君に転生』を何回も見た結果、「うーたんに直接感謝を伝えなければならない」と思い、うーたんの個別サイン会に申し込んだ。
別の記事に書いたことがあるが、私は個別イベントが苦手で、10年ハロヲタをやっていながら昨年初めて行ってきた。まだまだ抵抗感が拭えない中、『あゝ君に転生』を見て、そんなこと言っている場合ではないと思わされて、個別サイン会に行くことにした。まだ先の話だけど今から緊張している。とにかく伝えたいことをしっかりまとめていかないと。

動画00:00〜00:08頃

は〜、いきなり格好良い。桃々姫にできないことってないんか。いや、本当にないかもしれない。物事への探究心と、それをできるようにするための努力が並大抵ではない。桃々姫はひと回り近く年齢が違うけど、尊敬しかない。

00:12〜00:13頃

こころちゃんのお目目キラキラしちゅうね…こんなお目目で見つめられたら私どうにかなっちゃうね…

動画01:04頃

『Do-Did-Done』でマリオみたいな効果音に合わせて巨大化していたとは思えない。紗耶様と呼ばせていただきたい。今回、衣装も最高なんだけど、特に紗耶ちゃんが似合ってるなぁ。長身や手脚の長さが存分に生かされていて本当に美しい。

(…ちょっと『あゝ君に転生』のほうの感想、全体的に気持ち悪いかもしれない…)

動画01:15頃

このMVで何度も出て来る鏡越しのシーン。全員美しいのは間違いないけど、サムネイルになってるだけあって、うーたんが本当に素敵。このリップ色が似合うの、流石うーたんという感じ。

02:09〜02:11頃

ここのほのぴの腰のラインの動きがきれいでめっちゃ好き。

動画02:23頃

MV Directorの森田さんのXポストより。
暗い背景から白い背景に移るこのシーン、初めて見た時は、単純にダンスの最中にライティングを切り替えただけなのかと思っていたが、どうやら暗い背景のダンスシーンと白い背景でのダンスシーンは別で、その2つを繋げてできていることがわかった。
しかも森田さん曰く、通常は丁寧に場位置を調整しながら撮るらしいが、BEYOOOOONDSが立ち位置の0.1ミリのズレも許さず踊っていたために、流れで撮ったものを繋ぎ合わせただけでできたとのこと。

こういうことは発信されない限り知る由もなかったし、改めてBEYOOOOONDSの凄さを教えてもらえたから本当にありがたい。もっと制作の裏側を見せていただいても良いんですよ…??

動画02:49頃

このシーン、紗耶ちゃんと同じタイミングで同じポーズ🤟をとっている。本当に見るたび毎回。なんか自分も強くなれた気がするからみんなもやってみてほしい。
ちなみにこのポーズ🤟、たくさん出て来るから何か意味があるのだろうと調べたら、「I LOVE YOU」だった。……愛

動画02:54頃

りかちゃん本当にかわいい。『Do-Did-Done』と『あゝ君に転生』全然方向性の違うスタイリングだけど、どっちも超絶好き。りかちゃんに「好きです、付き合ってください!」って言って、「あはは」って軽く流されたい(は?

動画02:55〜02:58頃

ここの一瞬だけ西田汐里ちゃん以外のメンバーが静止してるシーン、汐里ちゃんのなめらかな身体の動きが強調されてて良い。『Do-Did-Done』でも腰を使った動き綺麗だなあって思ったんだよな。
それから、お目目キラキラこころちゃんも大好きだけど、目線外しこころちゃんも良すぎるんかい。

動画03:15〜03:21頃

Why not?×8のシーン。
ただでさえこれまでのWhy not?の部分が最高だったのに、クライマックスに差し掛かってWhy not?×8って!!!(何言ってんだ)
MVでは途中で鏡越しのシーンのメンバーもいたので、ダンスショットバージョンで全員の動きを見てみたいところ。
全員の動きが分かったら、曲に合わせて一緒に同じポーズをとっていく所存です。自分の戦闘力が上がる気がするので。

動画03:21頃

Why not?×8からの、高瀬くるみのWhy?の素晴らしいこと!!!!伸ばす手も力強くて最高!!!!

動画03:22〜03:23頃

ああああさらに小林萌花が控えてましたああああなんじゃこの一連の最高なシーンはああああ

動画03:25〜03:28頃

さらに一列横並び一歩ずつ踏み締めウォーキング(?)だとおおおおもう語彙力ありません最高以外の言葉が出てきません助けてください


ということで、転生ではなく昇天しかけているので、一旦心を落ち着かせて。『あゝ君に転生』はちょっと歌詞についてもまとめておきたいので。

「転生」がテーマの作品って近年多いと思うんです。私も特に"悪役令嬢に転生"みたいな漫画が好きで結構読んでいる。
よくあるのは、異世界にチートキャラとして転生して無双するものや、自分が読んでいた作品の中の登場人物に転生する話。悪役令嬢系だと、自分が読んでいた恋愛小説の悪役令嬢に転生してしまい、このままだとBAD ENDまっしぐらなので、悪役令嬢キャラではなく真っ当なキャラとして生きて断罪ルートを回避するみたいなパターンがほとんど。だから、転生をそのイメージで捉えていると、『あゝ君に転生』は少し違う角度で転生について描いていると感じる。

この私をね飾り立てる術なら知ってる
(中略)
この私がねなんで君にフラれちゃったのよ

序盤の歌詞で、主人公はかなり自分に対して自信を持っている人物だとうかがえる。

生まれ変わっても絶対私が良いけど

すごい自己肯定力。とても私は生まれ変わっても絶対自分が良いなんて言えない。

Why not?×4 Why?どうして…ねぇ!

そんな私が何でフラれるのよ!と。とんでもなく疑問に満ちている。思い当たる節がないんだろうから、自分としては完璧だったんだろうな。

あゝ君に転生しちゃいたい程大好きよ

めっちゃポジティブ!!こんな私を好きにならないあなたなんて、みたいなことは思わず、フラれたとて転生しちゃいたいくらい相手のことが好き。…好きすぎて相手に転生ってどういう状況…??

君の瞳越しに見たいこの私
何が足りないの?私どこが良くないの?

えっ、相手に転生して自分を客観的に見て、その相手に振り向いてもらうために自分の足りない部分を知りたいってこと??なんという向上心の塊。

あゝ君に転生しちゃいたい程ムカつくの
君の心まるで異世界のようで
何もかもミステリアス
君ってなんて素敵なの

多分、今までにいなかったタイプの人で、自分に靡かないことすらも新鮮なんでしょうね。それだけこれまでは上手くいっていたと。でもフラれたから諦めるっていう選択肢はなくて、どうやったら自分を見てもらえるかってこの主人公は考えてる。その一つのアイデアが、相手に転生して自分を見て、足りないことを知る。一見ぶっ飛んでる思考のようだけど、この主人公からすると真っ当なことなのかもしれない。

自分に自信があるのも、自惚れや根拠のない自信ではなくて、自分を「飾り立てる術」を研究したうえのものだと思う。それが上手くいってきたからこそ自己肯定力も高くて、例えダメだったとしても相手を否定せず、自分がどうしたら良いのかを考えられる。

多分、自分で決めたことに対して努力できる人だから、最終的にこの相手にも振り向いてもらうことができるんじゃないかと思う。
でも、イコール相手と上手くやっていける、という結末になるかは少し疑問。

あゝ君に転生しちゃいたい程大好きよ
君の瞳を覗き込めばこの私
安心できる?君を攻略できる?

やっぱり、現時点では、これまでの人とは違って自分に靡かないからこそ相手のことが気になって、どうやったら好きになってもらうかが一番重要なことになっている感じがする。

仮に、無事に相手を攻略できたら、主人公の気持ちはどう変わるんだろう。
「異世界の住人」でも、「ミステリアス」でもなくなったその人を、同じように好きでいられるのだろうか。

一瞬の恋 永遠の愛 魔法かけられた現実世界

果たして、この二人の物語は「一瞬の恋」で終わるのか、「永遠の愛」となるのか。

『あゝ君に転生』ってタイトルで、この主人公のストーリーあったら読みたいな。できればハッピーエンドで…


なんだか後半は感想というより妄想になってしまった。
正直、私はこれまでBEYOOOOONDSをメインで応援している訳ではなかったが、新曲が発売になる前に、なんとか記事を完成させなければという謎の使命感が生まれた。それくらい、今回のBEYOOOOONDSの新曲には心を突き動かされた。それは、楽曲やパフォーマンスが素晴らしいということだけではなく、BEYOOOOONDSのこれまでの過程があってこそのことなのかとも思う。

今年はBEYOOOOONDSの現場もできるだけ見に行きたいな。
本当に人生に楽しみを与えてくれるハロプロには感謝しかない。

さあ、まだまだ『Do-Did-Done』と『あゝ君に転生』も楽しんでいこう!


画像引用:UP-FRONT WORKS
https://youtu.be/NX0GAXLvKFQ?si=8ClczqYIRmg1hiba 
https://youtu.be/E8YhsgBwD8Y?si=aboIaR5XtscRwv5l 



【追記】
島倉りかちゃんの卒業が発表された。
このまま突き進むって決めたったBEYOOOOONDSについて行くって決めたったのに、どんな形でもBEYOOOOONDSはBEYOOOOONDSって思ったはずなのに、しんどい。つくづくヲタクとは勝手な生き物である。
でも『Do-Did-Done』と『あゝ君に転生』のりかちゃんかわいすぎて美しすぎたからな…最後って決めていた故に輝きが増していたのかな…