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働き続けるのか、早期退職か【FIREとLIFESHIFT】

人生迷子なので、とにかく色々な情報に触れて生き方を模索している。今回は人生観にまつわるトレンドを追った経緯と現時点の結論を簡単に書いてみたい。

FIREとメルカリ

YouTube中毒であるため、今や世界的なブームとなっているFIREはわりと早い段階で知れた。上位20%はかたいと思う(早くない)。

FIREの構造を理解しつつ両学長の動画を見ていく中で自分がいかに無駄遣いをしているかを実感し、それからとにかくメルカリでモノを売り続けた。

大して稼いでいないのに使い道がないからと独身貴族のような振る舞いをしてしまい、何事にもそれなりのクオリティを求め、買うモノは常に新品、という生活をしてきた私にとって、中古市場に足を突っ込むなどということは考えてもいなかった。

しかし使ってみると自分にとってのゴミは誰かにとっての宝になるということを実感する。モノが結構なスピード感で現金化(メルペイ残高化)されていく感動。

モノは着実に減っているが今現在まだ道半ば。隙を見つけては今後も部屋からモノを減らし現金化していかねばならない。趣味を求めなくなってからモノも必要なくなった。健全なミニマリストを目指したい。そういう目標もできた。

FIREとLIFESHIFT

今の会社が全国転勤であるために、自分の好きなタイミングで友達に会えない不満が徐々に蓄積されていった。別に仕事が楽しいわけではない。そう思うと働くことが嫌になった。「好きな時に好きな人に好きな場所で会いたい」という理想を叶えるため、FIREを目指すことにした。

モノが必要なくなった結果、支出が最適化してきた。浮いた金を投資に回しまくるという典型的なFIREを目指した。

といっても先は長い。働き方について引き続き模索を続ける中でLIFESHIFTの考えに出会った。

Kindle版もあるので詳しくはぜひ読んでほしいがLIFESHIFTの考え方はFIREとは一線を画し、端的に言えば「寿命が延びてその分働き続けなきゃいけなくなるんだからその前提で生きようよ」という内容だ。

確かに。

私自身支出の最適化を進めていく中で難敵の一つは食費だったわけだが、「無駄なものは食べない、コンビニは使わない、栄養は大事に」という思考に至ることである程度削ることができた。この食生活を続けていけば、多分ある程度長生きするんだろうな、と本の内容に納得した。

FIRE vs LIFESHIFT

さてここでFIREとLIFESHIFTが自分の中で対立し始めた。FIREは働かない、LIFESHIFTは働き続ける、という逆の思想。最近では私が敬愛する経済評論家の山崎元さんもこのような動画を出している。

FIREの中でもサイドFIREを意識している私になって、必要な額が貯まったとしても働き続けなければならないことには多分変わりない。サイドFIRE後の理想とする働き方はあるが、それは多分に薄給であり、そこに至るまで、金を貯めるまでは少なくとも嫌な仕事をしつづけなければならない。そして寿命が延びるにつれて、それがいつまでかというのは正確なところ分からない(税率30%の議論もあり、よくある資産4%切り崩しが将来的に大丈夫な保証はない)。

スキルを使うか時間を使うか

そうなると働き続けることを前提とするしかない。LIFESHIFTの考えでは途中に年単位のリフレッシュ期間を挟んで断続的に働き続ける考えを提唱していたが、それは転職市場においてまだまだ理想論。私の現時点での理想は、働く時間と働かない時間を両方大切にしながら生きていくということ。つまり時間を切り売りせずにスキルによってある程度の収入を得る生活を送ることが理想だ。

しかしながら(これはLIFESHIFTに通じる考えだが)スキルというのは時間とともに腐る。一度取得してしまえば生涯安定!そんなスキルはないと思っている。だから人的投資を通して自分のスキルを定期的にアップデートし、それを仕事に活かしたい。図にすればこんな感じだ。

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当然仕事内容も大切だ。自分がいくらスキルを高めたとて、それを活かせる仕事でなければ意味がないのはもちろんのこと、その仕事ができる産業自体が活性化されていないとそもそもある程度の収入を得ることなんてできない。時代に即した仕事をする、その仕事を得るために必要なスキルを磨く。これが理想の暮らしをするために必要なことなのかもしれないと考えている。

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