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「神殺し」と「産み直し」「真・女神転生Ⅳ FINAL」

ついに発売まで一週間切りました(2021年当時)「真・女神転生Ⅴ」もうドキドキが止まりません。今から寝だめして発売日を迎えた当日から「東京ダアト」に住み続けるつもりのコケです。帰ってこれるんかなぁ~現世に…。

ナンバリングとしては一番新しい「真・女神転生Ⅳ FINAL」4週目終わりました。(2024年では6週目)


物語としては一神教(神は一人」)vs多神教(神様が沢山いる)というのを軸に展開されていき、主人公達東京の人が、神と悪魔とどのように関わるのか。


「真・女神転生Ⅳ FINALのテーマ」は「神殺し」と「産み直し」です。

「真・女神転生Ⅳ FINAL」にはエンディングが4種類あり、そのうちの2種類は"おまけ"のようなバッドエンドなので基本的には2通りのエンディングが用意されています。片方を「絆ルート」もう片方は「皆殺しルート」と別れます。

主人公ナナシは東京で人外ハンター見習いとして活動した矢先、悪魔に命を奪われます。「生き返してやる代わりに俺のマリオネット(糸繰り人形)として働くことを条件に命を与えられます。

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ダグザには狙いがあり、それは自身が与する「多神教」を流布することでも誇示することでもなく
"自身が自身であること"だけを望む世界の創世でした。

神はいつしか役目を与えられ「○○の神様」"役目"によって神様は「存在」することになります。


ダグザは役割としての神を懸念し"○○の神様としてしか存在しない、存在が許されない"、「元来神とは本来もっと自由であり人が認知せずとも存在しているものだ」という理念からこの世界を終わらせるため「神殺し」としてナナシを利用していたのでした。


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しかし時代はすでに役目のある神が定着しすぎていた。あまりにも時間が流れ人が溢れていた。

人々の神への認識をすでに書き換えらることは、出来ない。多神教が行う「救済」の力を利用し、
「新たな宇宙」を作る。

そのためには「今在る神々を打ち倒す必要があった」が「神は神を殺すこと」はできません。
「人による介入」が必要なのです。


しかしこの方法はひとつではなく「絆ルート」でも実はエンディングはこの"忘れる事"での「神殺し」でした。

物語でダグザの妻であるダヌーに「産み直し」され(それもスゴイ話だけど)初めにナナシに「マリオネットになれ」と命じたダグザとは異なる、"まったく別の"ダグザになります。

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「人と共に生きる事を選んだ(インプットされた?)ダグザ」になった。どちらがダグザにとっての望みなのか。それはあなたの目で確かめてください。


「皆殺しルート」の方は"本当の自由"とは"宇宙に一人だけ"、誰も、何も、自分を観測するものがない状態、神が神を観測することもない静寂の世界だとダグザは説きます。

誰でもない、何者でもない。
ただ在るだけの存在。

ダグザは自身でさえ神であることを望んではいなかったのです。


神話では「神殺し」は「人により」行われるもの。神が語り継ぐのは「人」だから。

神を産むのも「人」
神を殺すのも「人」

人の中に神も悪魔もいる。

まぁ神話では神同士の争いは絶えないんですけどね。(笑)


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「神殺し」だとか「皆殺し」とか物騒な言葉が続きました。出来ればそう言った言葉とは無縁でいたいのですが、メガテンは悪魔を使役して悪魔を倒す、「神殺し」そのもののゲーム。

なんて根が深いテーマなのでしょうか。
それが面白い所でもあるんですけど。


最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

コンゴトモ  ヨロシク。

コケでした〜。














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